山根木材リモデリングの築100年以上の古民家リノベ完成見学会をレポート♪
長い年月を重ねた古民家には、広い間取りやゆったりと過ごせる縁側など、現代の住まいにはない魅力がたくさん!近頃では、今の暮らしに合わせて、古民家を素敵にリノベーションする人も増えているんです。今回は、「山根木材リモデリング」が手がける、古民家リノベーションの完成見学会をレポート♪築100年以上受け継がれてきた古民家が、暮らしやすくおしゃれに生まれ変わった様子をぜひご覧ください!
山根木材リモデリングの古民家リノベ完成見学会を、pikabu編集部が訪問♪
古民家リノベの実績多数!山根木材リモデリング
近年よく耳にする“古民家リノベーション”というワード。実は、古民家のリノベーションには、多くの専門知識や経験値が必要だそう。なぜなら、古民家は、現代の住宅とは違う特殊な構造で建てられているからなんです。
今回の古民家リノベーションを手がけたのは、リノベーションやリフォームの実績が豊富な山根木材リモデリング。高度な技術が必要とされる古民家リノベーションも多数行っており、評判を聞いて依頼する人も多いそうです。
山根木材リモデリングでは、古民家の伝統的なつくりを活かしつつ、今の暮らしに必要な機能を取り入れたリノベーションを実施。断熱や耐震面も補強して、快適な古民家暮らしが叶うリノベーションを行っています。
安佐南区川内に完成♡現代風にリノベーションした素敵な古民家
山根木材リモデリングの「古民家リノベーション完成見学会」に参加するため、広島市安佐南区川内にやってきたpikabu編集部。趣ある佇まいのこのお宅、何と100年以上前に建てられたおうちなのだとか。
今回見学したのは、この立派な玄関の先にある母屋の部分。これまでは古民家ならではの不便な間取りや寒さがネックとなり、隣接した増築スペースの方で主に生活をされていました。
今回のリノベーションの目的は、この広々とした母屋を生活の場として新しくよみがえらせること。代々受け継がれてきたこの空間、一体どのように変わったのでしょうか?
現代にマッチした古民家に!築約100年のおうちはどう変わった?
日本の伝統工法!梁や厚鴨居(あつがもい)をそのまま活用したリノベーション
見学会でまず気になったのが、ウッディな雰囲気が漂うモダンなリビングダイニング!よく見ると、既存の梁や厚鴨居がそのまま活かされており、古民家ならではの風情が感じられます。
リノベーションでは構造上取り除くことが難しい厚鴨居など、あえて剥き出しにすることで、新築にはない味わいを生み出すことができるのですね。
こちらは縁側に接した和室の天井部分。こちらは手を加えずに、古民家の風情をそのまま活かした工夫も。
古民家の雰囲気にぴったり♡突板のフローリング
リビングダイニングの床には、梁と柱の色に合わせて、天然木を薄く切った突板(つきいた)のフローリングを使っています。突板のフローリングは、無垢材に比べて施工がしやすく、リフォームでも使いやすいのがメリット。表面は天然の木材が使用されているので、木の質感を楽しめます。
木の温もりを感じるこの空間、床と柱の素材がマッチしている上に、ダークな色調の大きな厚鴨居が素敵なアクセントになっていますね。
お料理がますます楽しくなる♪最新設備のキッチン
今回のリノベーションでは、家の端で独立していたキッチンを母屋の真ん中に移設。リビングと一体になった対面型に変えています。キッチンの後ろには備え付けのカップボードも♪通路も広く、かなりのゆとりがありますね。
オーナー様ご希望の「タカラスタンダード」のキッチンは、シンクも作業スペースも広々!充実した設備で、料理の時間がさらに楽しくなりそうです。
キッチンの奥には、食材や日用品を収納できるパントリーを設置。可動棚で高さも自由に調整できます。
キッチンからの風景がこちら。リビングと和室に続いて、綺麗に手入れをしてきたお庭の様子が見やすいようにこだわったそう。毎日料理をしながら、好きな景色を眺められますね♪
古民家ならでは!縁側のある暮らし
新しい設備を取り入れつつも、古民家ならではの古き良き部分はしっかりと残しています。
部屋をぐるりと囲むように作られた縁側は、サッシをすべて取り替え、断熱性能を向上させました。床部分は、リビングと同じく、この家の雰囲気に合ったフローリングに変えています。
縁側からは、風情のある日本庭園が見えるんです。大事に手入れをしてきたお庭も、そのまま残しています。
縁側には、奥様がお持ちだった素敵な照明がアクセントに♪
オーナー様と山根木材リモデリングの設計士さんにインタビュー!こだわったポイントは?
古民家は奥深い!経験と知識が必要な理由は?
古民家ならではの良さを残しつつ、現代の暮らしに合わせて見事に生まれ変わった今回のリノベーション。設計を担当された山根リモデリングの森 優(もり まさる)さんに、古民家リノベを成功させる秘訣についてお聞きしました。
森さん:
「在来工法の住宅と構造が違う古民家は、現代の家を基準にすると測れない部分がたくさんあるんです。
梁や柱で家を支えているので残さないといけないし、天井やドアの高さが取れないこともたくさんあります。ある程度制約があることを事前にしっかり説明した上で、お客様の希望が叶えられるような提案をするのが大事だと思っています」
「古民家は、今の住宅のようにコンクリート基礎ではなく、石の上に柱や土台が乗っているんです。現代の家は、コンクリートの基礎に金物などで固定しているので、全然違いますよね。古民家リノベで耐震を気にされる方は多いのですが、現代の家と同じ感覚で補強すると、バランスが崩れる恐れもあります。そうならないように、徹底した調査を行い、その家に最適な提案を行っています」
古民家らしい外観をそのままに!漆喰の壁もリノベーション
今回のリノベでは、ヒビが入っていた外観もリノベーション。実は木の部分でダメージが大きい箇所もあったため、設計士の森さんは壁の木部分をふさいで上から塗る提案をしていたのだとか。
森さん:
「オーナー様が、外壁の柱や梁を残したままで補修したいと言われたんです。費用もその分かかりますが、出来上がりをみて納得。遠くから見ても風情がありますよね。
構造上できること、できないことはありますが、お客様のご希望を叶えるために最適なご提案をしていきたいと思っています。」
オーナー様も大満足♪快適な作業スペース
母屋以外では、これまで生活していた増築部分を作業スペースにリノベーション。ちょうど、お仕事をされているオーナー様にもお話を伺いました。
オーナー様:
「この場所は、最初取り壊す予定だったんです。でも、農作業スペースに使えるから、少し手を加えたらどうかと提案をいただいて。母屋も綺麗になった上に、クーラーのかかる部屋で農作業ができるようになってとても快適!親身になっていろいろな提案をしてもらえたので、満足しています」
山根木材リモデリングなら、現代に合った古民家暮らしを叶えられる♪
新築の家にはない魅力がたくさんある古民家。子供と一緒にのびのび暮らせそうだけど、不便かも・・・と考えているママもいるのでは?山根木材リモデリングは、古き良き部分を残して、新しさをプラスしたリノベーションが評判の会社。「古民家暮らしをしてみたい!」「古い実家を改装して住みたい!」という方は、一度相談してみてはいかがでしょうか?
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