無痛分娩でも痛い?途中で変更できる?広島の「中川産科婦人科」医師に聞きました!

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近年、無痛分娩について耳にする機会が増えていますよね。「これから出産するなら、無痛分娩で産みたいな…痛いのは嫌だし…」と考えている女性の方も多いのではないでしょうか?そんななか「無痛分娩でも意外と痛いって本当?」「途中で無痛に変更できるの?」なんて疑問の声も。実際に産むとなると、いろいろと悩むケースも少なくないようです。そこで今回は、無痛分娩の実績が豊富な広島の「中川産科婦人科」医師に、無痛分娩への疑問や悩みにアドバイスをいただきました!

広島の無痛分娩といえば「中川産科婦人科」。麻酔科医が常駐!

【中川産科婦人科】広島市に開院して50年以上。親子2代で出産したママも。

1970年の開院以来、広島ママの出産を数多く支えてきた「中川産科婦人科」。広島市中区本川町の、平和記念公園を眺望できる川沿いにあります。

明るい日差しが差し込む院内は、まるでデザイナーズホテルのようにおしゃれな雰囲気!入院中は、フレンチシェフが手掛ける美味しい食事を味わえるのも嬉しいポイントです。

実は中川産科婦人科では、親子ともにここで出産したという方も珍しくないのだとか。施設やサービスの充実ぶりはもちろん、「先生方やスタッフさんがやさしく寄り添ってくれる♡」との声も多いのだそうです。

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2017年頃から「無痛分娩」を本格スタート。産科麻酔科医が常駐

広島ママの間では、無痛分娩ができる病院としても知られている中川産科婦人科。2017年頃より、年間100人以上の無痛分娩に携わっている豊富な実績があります。院内には「産科麻酔科医」が常駐。産科医や助産師、産科看護師とともに専門チームを作って対応にあたっているんです。

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無痛分娩は痛い?途中変更できるの?「中川産科婦人科」で聞きました!

ここ広島でも経験者や希望者が増えつつある無痛分娩。「案外痛いって本当?」「途中で無痛に変更できるの?」など、無痛分娩の気になる疑問や悩みについて、中川産科婦人科の中川聖子先生に詳しくお聞きしました!

中川聖子(なかがわ まさこ)
医師:産科麻酔科医。
久留米大学医学部卒業後、広島大学医学部麻酔・蘇生科学教室入局。
県立広島病院などを経て現職。
資格:
日本麻酔科学会 麻酔科認定医
日本麻酔科学会 麻酔科専門医
日本周産期・新生児医学会 新生児蘇生法「専門」コースインストラクター取得
日本母体救命システム普及協議会J-MELSベーシックコース・インストラクター取得

無痛分娩でも痛いと感じる場合があると聞きました。陣痛が怖いのですが、完全に痛みをなくすことはできないのですか?

中川医師
我慢できる程度の痛みや、お尻に向かって押される感覚があったほうが、いきみやすくお産がスムーズに進む傾向にあります。そのため、痛みを完全になくすことはしていません
また、どうしても痛みの感じ方には個人差があります。「全く痛くなかった!」と言われる方や、数は少ないものの「無痛分娩でも痛い…」と言われる方も。当院での無痛分娩は、出産の痛みを0~100までの数値で表すとしたら、30以下を目指すものと考えています

陣痛が始まってから、無痛分娩に切り替えることはできますか?

中川医師
無痛分娩は、安全に行うために人数を制限して枠を設けています。事前に無痛分娩教室に参加していただいたうえで、必要な検査や麻酔科医による説明などを受けられていない場合、途中から無痛分娩に切り替えることはできません。
ただし無痛分娩を受ける方で、我慢できるところまで陣痛を体験したいという要望があれば、ご自身のタイミングに合わせて無痛分娩の麻酔を開始することは可能です

家族が無痛分娩に反対しています。どうしたら説得できますか?

中川医師
無痛分娩についてよくご存知ない方も多いでしょう。さまざまな情報を見聞きするなかで、ご家族が無痛分娩にあまり良い印象を持っていないという方もいらっしゃいます。無痛分娩は痛いのを和らげるためだけの方法と思われることもありますが、産後の体力回復が比較的早いというメリットもあるんですよ。
まずはどうして無痛分娩をしたいのかご自身の気持ちを伝えたうえで、ご家族とじっくり話し合ってみてくださいね。
中川産科婦人科では、ご家族一緒に参加できるオンライン上の無痛分娩教室を実施して、産科麻酔科医からメリット・デメリットなどについて詳しく説明をしています。妊婦さんはもちろん、ご家族の不安も払拭できるよう、事前の説明や相談の機会をしっかり設けていますので、気軽にお尋ねください。
また、当院ホームページにある「患者さまの声(無痛分娩編)」には、実際に無痛分娩を受けた方の感想も掲載中です。参考になるかと思いますので、ぜひご家族と一緒にご覧ください

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「無痛で生むと子供に愛情が生まれない」というのは本当ですか?

中川医師
無痛分娩に限らず帝王切開も同様ですが、命をかけて出産に挑んでいることに変わりはなく、産み方で愛情が変わるとは考えにくいですよね。
無痛分娩は、体力を温存できる点が大きなメリット。産後に気分の浮き沈みも少なく、気持ちにも余裕を持てたと感じる方も多いようです。体力的にきついと感じやすい産後にママが元気であれば、赤ちゃんとのスキンシップの時間をもっと楽しめるはず。ママにとっても、スムーズに愛情を育む準備が整いやすいのではと考えています

予定日より早く陣痛が来ても、無痛分娩はできますか?

中川医師

無痛分娩を予定していても、陣痛や破水により計画通りとならずそのまま入院・出産となるケースがあります。
無痛分娩は妊婦さんと赤ちゃんの安全が第一なので、人手の少ない夜間や休日、祝日は対応していません。また平日の昼間でも、ほかのお産との兼ね合いで無痛分娩の安全性が確保できないと判断した場合は対応していないことをご了承ください

遠方からの通院でも無痛分娩はできますか?

中川医師
可能です。中川産科婦人科では、『計画無痛分娩』といって、出産予定日の前に入院して陣痛促進剤を使用し、陣痛が来たら無痛分娩を始めていきます。ただし、事前の予約が必須な点と、無痛分娩予定日以外に陣痛や破水で入院した場合は無痛分娩の対応ができかねる点にご注意ください。ご家族ともよく話しあったうえで、選択することをおすすめします

腰痛持ち(椎間板ヘルニア)です。無痛分娩は腰に麻酔を打ちますが、大丈夫でしょうか?

中川医師
無痛分娩では背中から麻酔を打つため、背骨に疾患のある方は、事前に画像診断が必要です。その結果により、無痛分娩に対応できない場合もあります。そのほかにも、重い喘息や甲状腺疾患をお持ちの方は対応が難しいため、お断りをしています。
無痛分娩の予約確定までには、十分な説明や血液検査などを事前に行っています。ご自身の健康状態が気になる方は、初診時に医師へご相談ください

【NEWS】2023年4月から出産育児一時金増額!中川産科婦人科で出産費用据え置きの理由は?

広島のプレママにお知らせ!2023年4月から「出産育児一時金」が増額されました。プレママたちの間では「その分、出産費用が値上げになるのでは…?」と心配する声も挙がっているそう。
そんななか、中川産科婦人科では、「出産育児一時金」増額に伴う出産費用の値上げは行わない方針なのだとか。
そこには、妊婦さんたちが費用面でも安心して出産できる環境を整えたいという強い思いがあるそう。プレママたちの力になることが、少子化対策を支援することにも繋がっていくのですね。

※参照サイト:厚生労働省保険局保険課 健康保険法施行令等の一部を改正する政令案(概要)

プレママの力に!無痛分娩希望の妊婦さんと家族に寄り添う中川産科婦人科

「無痛分娩でも痛い場合があるの?」「家族が反対したらどうしよう…」浸透しつつあるとはいえ、いざ無痛分娩を選ぶときに踏み切れないと悩む女性も多いはず。中川産科婦人科では、妊婦さんやご家族の不安に向き合うべく説明の機会を設けて、手厚いサポートを行っています。安心して出産に臨める環境は、何にも代えがたいもの。「無痛分娩を考えているけれど、いろいろと不安…」という方は、ぜひ川産科婦人科に相談してみてくださいね。

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【医療法人 中川産科婦人科】

所在地

広島市中区本川町2-1-16

電話番号

082-231-2832

診療時間

【午前】9:00~12:30【午後】15:00~17:30

※土曜午後は14:30~17:00 

※急患は随時受け付け

休診日

木曜、日曜、祝日

公式サイト

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担当ライター

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