ある日突然やって来た!はじめての子育てで経験した自然卒乳
はじめての子育てということもあり、わが子の授乳に関して「卒乳や断乳って大変なんだろうな」と考えていた私。そんな私が経験した、突然の自然卒乳体験談!産後から卒乳までの授乳について、思ったことや感じたことをご紹介します。
生まれてからは完全母乳での育児
助産師さんの一言でひと安心
はじめての出産で私が利用したのは、広島にある個人の産婦人科です。産後の入院中、母乳がしっかり出るか不安だった私。出る量は少ないものの、母乳自体はじゅうぶん作られていると助産師さんから言われ、ひと安心しました。退院する頃には出る量もある程度増えたため、無事に母乳育児をはじめられることに!
搾乳は不向き?
産後の里帰り中、赤ちゃんに会いに来た姉から「哺乳瓶で母乳をあげたい」とリクエストが!赤ちゃんが吸うと出るのに、搾乳するとなぜか出ない私の母乳。姉が来るときは授乳のタイミングで何とか搾乳して、わずかな母乳を哺乳瓶に入れてスタンバイしたこともあります(笑)搾乳は厳しい状態でしたが、赤ちゃんが飲むにはじゅうぶんな母乳が出ていたおかげで、娘は完全母乳で育ちました。
授乳で大変さを感じたのは
気になる授乳時間の長さ
完全母乳で子育てをする中で、授乳に関して大変さを感じたこともあります。
搾乳しても“ポタ、ポタ”と一滴ずつしか母乳が出ないレベルの私。赤ちゃんが吸うとそれなりに出るようでしたが、それでも出る量が少ないおかげで授乳にはとても時間がかかっていました。おでかけ前、外出先、旅行中など、時間がなくてさっと授乳を済ませたいときこそ、授乳時間の長さが気になるもの。
「何とか時間を短縮できないものか…」と毎回思っていました。結局、調子よく母乳が出ると感じたことはほとんどなかった私の授乳期。
もう少し飲んでくれたら・・・切実な想い
もうひとつ大変だったのが、授乳間隔が空くと胸が痛いほど張っていたことです。ありがたいことに娘はよく寝るタイプで、夜は5~6時間くらい授乳間隔が空くこともありました。ぐっすり寝てくれて嬉しい反面、私の胸は爆発寸前!胸が張っていると赤ちゃんも母乳を飲みにくいようで、授乳時間はさらに長く、痛みもなかなか引かない状態でつらかったことを覚えています。
それだけ母乳がきちんと作られていて、赤ちゃんがたっぷり飲める!と前向きに考えるようにはしていましたが、もう少ししっかり出て、もう少し授乳時間が短くなれば…と、授乳中に“もう少し”を願った回数は数え切れません(笑)
11ヶ月目にやって来た、突然の自然卒乳
娘の1歳が近づくにつれ、気になりはじめた卒乳・断乳問題。目標を決めて〇ヶ月で断乳!とまでは考えていませんでしたが、「1歳半くらいまでに卒乳できるように進めたい」というざっくりとした気持ちはありました。
とはいえ娘はまだ11ヶ月。今からあせっても仕方ないので、離乳食が少しでも進むように努力することからはじめよう!と考えていました。娘は離乳食スタートも抵抗なくいけたのですが、食べる量が少ないのがネック。「もし今母乳をなくしたら、この離乳食の量だとお腹が持たないだろうな」と感じるレベルでした。
それは突然に・・・
そんな娘にやってきた突然の卒乳。なんと自ら母乳拒否をはじめたんです!その日は姉と3人で買い物に出かけていました。外出先で「そろそろ授乳時間だ」と気づき、いつものようにおむつを替えてから授乳しようとすると…ギャン泣きで反り返る!間隔は長めに空いていたので、「お腹はきっと空いてるんだろうけど、気分的に飲みたくないのかな」と思い、しばらく時間を空けてリトライ→やっぱり飲まない→さすがに空腹でしょ?→それでも飲まない!
けっきょくその日は家に帰った後も攻防戦が続き、授乳に成功しないまま娘は寝てしまいました。
その日を境に、まったく母乳を飲まなくなったわが子。離乳食は今までどおり普通に食べて、あっさり自然卒乳しました。心構えができないまま突然やってきた卒乳に、ただただ困惑の母です…
卒乳後に感じた不安&トラブル
ちゃんと満腹なの?
卒乳が突然だったこともあり、まず気になったのが「今の離乳食量でお腹は満たされるのか」という点です。卒乳後急に離乳食の量が増えるわけでもなく。
数日空いたら突然母乳を欲しがる…わけでもなく(笑)本人の中で卒乳はすっかり完了したようです…その後に1歳を迎え、2歳、3歳と成長する中で、どのシーンでも“人より食が細い”と感じた食事量。今なら「もともとたくさん食べるタイプじゃなかったんだな」とも思えますが、当時はとにかく「これだけの量?!」と離乳食に困惑する日々でした。
やっぱり発熱!?
さらに、卒乳直後は乳腺が詰まって大変な思いをした私。おっぱいも卒乳の準備ができていなかったようで、どんどん作られる母乳→搾乳してもほとんど出ない→母乳が溜まったまま詰まる…ピーク時はあまりの痛さに寝つけず、熱も出たほどです。ですが、必死の搾乳のおかげか助産師さんのおっぱいマッサージを受けるには至りませんでした。あのときのつらさは一生の思い出です…
授乳期の赤ちゃんと過ごす時間を大切に
計画を立てて卒乳・断乳を迎えるママも多い中、私のように突然その日を迎える人もきっといるでしょう。今思えばラッキーだったと言えますが、急に母乳を飲む娘の姿を見られなくなったというさみしさもありました。子育て中の授乳期が、赤ちゃんとの大切な思い出を作るひとときでもあることを忘れないでくださいね。
担当ライター