【広島】幼稚園&認定こども園選びはいつから?選び方のポイントは?
広島で子育て中のみなさん、幼稚園やこども園選びでお悩みではないですか?「いろんな園があって選び方がわからない」「幼稚園とこども園ってどう違うの?」子どもを幼稚園に入れる年齢が近づくと、このような疑問が浮かんでくる方も多いでしょう。そこで今回は、幼稚園・認定こども園・保育園の違いや、幼稚園・認定こども園は何歳から探すべきか、費用や教育方針の違いは?といった疑問に対する答えをまとめました!
広島の幼稚園選びはいつから?
広島で子どもを幼稚園に入れたいときには、いつから探しはじめるといいのでしょうか?幼稚園・認定こども園・保育園の違いから、園選びをはじめるおすすめの時期、一般的な費用について確認しておきましょう。
幼稚園と保育園の違いは?
幼稚園と保育園の違いは?
幼稚園と保育園には、以下の表にあるような違いがあります。
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幼稚園 |
保育園 |
年齢 |
満3~6歳 |
0~6歳 |
目的 |
教育 |
福祉 |
所轄 |
文部科学省 |
こども家庭庁 |
国家資格 |
幼稚園教諭 |
保育士 |
給食 |
園によって異なる |
義務化されている |
標準保育時間 (1日あたり) |
4時間 (※1) |
11時間 (※2) |
※1参照元:文部科学省「幼稚園教育要領」
※2参照元:厚生労働省「保育所の設備及び運営に関する基準の条例制定状況及び運用状況等(都道府県)」
幼稚園は、教育を目的とした施設です。1日4時間の年間39週で必要な教育課程を修了します。一方、保育園は、子どもを健やかに育むための福祉施設です。長時間子どもを預かることが多く、給食も義務化されています。
なお、少し前までは、幼稚園というと「共働きファミリーは利用しづらい」というイメージでしたが、最近では幼稚園でも朝夕や長期休暇中の預かり保育を行っているところが多数。共働きでも、幼稚園を保育園代わりとして利用しやすくなっていると言えるでしょう。
幼稚園とこども園の違いは?
幼稚園と保育園の両方の要素を兼ね備えたのが、「認定こども園」です。認定こども園は、保育園と同じくこども家庭庁が管轄しています。
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認定こども園 |
年齢 |
0~6歳(※0~2歳は3号認定の場合) |
目的 |
教育・福祉 |
所轄 |
こども家庭庁 |
国家資格 |
幼稚園教諭もしくは保育士 ※2025年度以降は幼稚園教諭と保育士両方の資格が必要 |
給食 |
園によって異なる |
標準保育時間 (1日あたり) |
4~11時間 (※3) |
※3参照元:全国認定こども園協会「認定こども園とは」
こども園には、幼稚園として利用しているお子さん・保育園として利用しているお子さんの両方がいるのが特徴。なお、日頃活動を行うクラスに関しては、幼稚園部と保育園部で分けられている園もあれば、一緒に活動を行っている園もあります。
よく聞く、1号認定・2号認定・3号認定とは?
幼稚園や認定こども園を探していると、「1号認定・2号認定・3号認定」といった言葉をよく耳にしますよね。これらは簡単に説明すると、以下のようになります。
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対象 |
1号認定 |
満3歳~5歳 保育を必要としない |
2号認定 |
満3歳~5歳 労働・病気・出産・介護等の理由で保育を必要とする |
3号認定 |
0~2歳 |
このうち1号認定は、幼稚園もしくはこども園(の幼稚園部)が利用可能です。
2号認定については、保育園・こども園を利用できるほか、幼稚園の場合も、預かり保育の無償化対象事業にあたる園であれば、預かり保育の利用料が無償となります(※ただし上限額あり)。広島には無償化対象事業の確認を得ている幼稚園が数多くあるので、2号認定で幼稚園入園を検討している場合は、無償化対象事業の認定園かどうかをまず確認してみるとよいでしょう。
3号認定については、選択肢は保育園かこども園になります。
幼稚園・こども園選びをはじめる時期
幼稚園・認定こども園(幼稚園部)は、空きがあれば途中入園もできますが、入園は年少(4月1日時点で3歳になっている子が対象)の4月からが基本です。そのため幼稚園選びは、入園1年前の2歳ごろ(3歳になる年)にははじめておくとスムーズでしょう。
ただし最近はほとんどの幼稚園で、年少に上がる前年から、3歳の誕生日を迎えれば通える「満3歳児クラス」を設定しています。満3歳児クラスの利用を検討している場合は、幼稚園探しのスタートもさらに1年早める必要があるといえるでしょう。
ちなみに募集のスケジュールについては、広島では、幼稚園・認定こども園入園説明会は9月ごろ、願書の配布が9月中旬、そして願書の受付は9月末~10月初旬ごろに行われることが多いようです。「来年度入園予定だけど、まだ入園する園を決めていない」という場合は、園選びをはじめる年の5月ごろから園開放や見学会に足を運んでみるといいかもしれません。夏休み期間の7月・8月にイベントを開催している園も多いので、こうしたイベントに参加するのもおすすめです。
幼稚園・こども園の費用は?
幼稚園やこども園にかかる費用は、園によってさまざま。一般的に、公立幼稚園であれば年間約17万円、私立幼稚園や認定こども園(幼稚園部)であれば年間約31万円の費用が必要です。ただし、2019年10月からは、満3歳から5歳までの子どもについては、幼稚園・認定こども園・保育園の利用料や保育料の全額または一定額が無償となっています。行事や学校外活動にかかる費用が園によって変わってくるでしょう。
広島にはどんな幼稚園がある?選び方のポイントは?
広島には公立だけでなく、私立の幼稚園や認定こども園も数多くあります。園によってそれぞれ特徴があるので、まず重視したいポイントをいくつか決め、そこをクリアしている園を候補として考えるとよいでしょう。
たとえば、以下のようなポイントが例として挙げられます。
〇自宅からの距離・通い方
〇周囲の環境
〇保育規模
〇教育方針やカリキュラム(遊び重視か、教育重視かなど)
〇預かり保育の内容
〇課外教室(降園後に園内で参加できる習い事)の種類
〇保護者の出番の頻度
〇給食の有無
こうした条件面以外に、先生や園児たちの実際の雰囲気を確認してみることも大切です。
これらの条件をふまえて何カ所か見学してみたうえで、いちばん理想に近いところを選ぶとよいでしょう。
広島の私立幼稚園・認定こども園の特徴の例
園によって教育方針や特徴はさまざまですが、ここでその一例を見てみましょう。
教育方針に特徴がある幼稚園
個性豊かな幼稚園が複数ある広島には、教育方針で特徴を出している園があります。取り入れられていることが多い代表的な教育方針をまとめました。
・モンテッソーリ教育
モンテッソーリ教育は、子どもが本来持っている自分を育てる力を発揮しやすい環境を整えて、自発的な活動を促す教育法です。自立心と責任感、他人への思いやりを持った行動がとれる人間を育てることを目的としています。
広島県内であれば、聖母幼稚園や広島マリア幼稚園、あさひ幼稚園などがモンテッソーリ教育を行っている幼稚園として有名です。
・シュタイナー教育
シュタイナー教育は、子ども一人ひとりの個性を大切にした教育法。子どもの能力を最大限に引き出すことを目的としています。
・ヨコミネ式教育法
ヨコミネ式教育法は、受け身ではなく子ども自らが学ぼうとしている力に注目した教育法です。自分で考えることや知りたいと思うことを大切にして、自分の力で人生を歩んでいく大人になれるよう支援しています。
英語教育に力を入れている幼稚園
ひとくくりに英語教育に力を入れている幼稚園といっても、その教育スタイルは園によってさまざま。週に何回か英語のレッスンがある幼稚園もあれば、常に外国人教師が常駐している幼稚園、さらには園で話すすべての言葉が英語となるオールイングリッシュの幼稚園などもあります。
自然がいっぱい、アットホーム!のびのび過ごせる幼稚園
子どもがのびのびと過ごせる幼稚園を選びたいなら、広々とした園庭がある、少人数制を取り入れている、自然豊かな山の中にあるといった点を重視して探してみるといいでしょう。園によっては、自然遊びの時間を正課授業の一環として取り入れているところもあるようですよ。
広島の幼稚園は子どもの個性にあわせて選ぼう!
個性豊かな幼稚園・こども園が揃い、目的にあわせた園選びができる広島。この秋願書提出を行う予定の方はもちろん、来年以降に本格的な幼稚園選びが始まるという方も、ぜひ、早いうちからさまざまな園の見学に行ってみてください。我が子の個性との相性も考慮しながら、後悔のない幼稚園選びを目指しましょう。
担当ライター