【安佐南区・戸山】里山カフェ「enと(えんと)」が人と地域のご縁をつなぐ。素敵な店内の様子を取材!

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今回ご紹介するのは、「田舎暮らしに憧れる」「古民家カフェが好き」といった方にぜひ一度足を運んでほしいスポット!今春、広島市安佐南区吉山(戸山地区)にオープンした里山カフェ兼コミュニティスペース「enと(えんと)」です。取材に行ったpikabu編集部メンバーも一瞬で虜になった素敵な店内と美味しいランチのほか、カフェのオープンに込められた想いについてもお届けします。

安佐南区・戸山の自然に癒される!里山カフェ「enと」

週末の2日間限定でオープン!特別なひとときが過ごせるカフェ「enと」

広島市の郊外、県道77号線久地伏谷(くちふしだに)線。車を走らせていると道の両側には緑豊かな自然が広がり、古民家を改装したと思われる素敵な建物が点在する、今注目のスポットです。

広島市中心部から、広島高速4号線を使えば30分ほどで行ける安佐南区吉山は、まさにちょっとしたお出掛けにちょうど良い距離感。然を感じながらゆっくりとランチでも…というときにピッタリなのが、里山カフェ「enと」です。

県道77号線を広島市安佐南区から佐伯区方面に抜ける途中、右手に見えてくるこのおしゃれな看板が里山カフェ「enと」の目印です。

リノベーションした古民家の母屋とハナレのうち、右側の黄色い建物が「enと」。里山カフェの名のとおり、緑豊かな周囲との調和がとれた、趣ある建物です。

こちらは、 戸山地区の四季折々の風景。広島市内なのに、ちょっと車を走らせただけで、こんなに自然豊かな景観が広がっているんですね。
里山カフェ「enと」でランチをいただけるのは、週末の金曜日と土曜日の週2日11:00~17:00の営業なので、ランチだけでなくティータイムの利用もできますよ。

【enと】

所在地

広島市安佐南区沼田町吉山1744

電話番号

082-500-8787

営業時間

金・土曜日11:00〜17:00(L.O. 16:30)

公式Instagram

@toyama_ento

 

落ち着いた店内でいただく、こだわりのメニュー

ここからは、いよいよ広島市安佐南区吉山の里山カフェ「enと」の店内美味しいランチをご紹介します!

駐車場に車を停めて、大きな暖簾をくぐると右側がカフェの入口です。
こちらのカフェを手掛けているのは、自然素材を使った家づくりで知られる、広島市南区の工務店「さくらホーム」。実はこちらの建物のリノベーションや内装も、さくらホームが手掛けたものです。

入口を入ると目に飛び込んでくるのが、自然素材をふんだんに使った壁や床、そして薪ストーブ!寒い冬の日に、薪ストーブで暖を取りながらランチ…なんて、想像しただけでワクワクしますね。

階段を上った中2階と2階の飲食スペースは、床や壁だけでなくテーブルや椅子まで自然の素材を使った心地よい空間。梁を活かした天井も、とても開放感があります。大きなテーブルがいくつかあるので、グループでの利用もできますよ。取材当日もグループでランチを楽しんでいる様子が見られました。

そんな贅沢な空間でいただけるのは、地元広島市安佐南区吉山で採れた、新鮮野菜をふんだんに使ったランチです。美味しいのはもちろん、こだわり食材で作られていて体も喜びそう!

この自然豊かな風景を眺めながら美味しいランチがいただけるのも、里山カフェ「enと」の醍醐味です。

そら豆と玉ねぎのかき揚げ、スナップエンドウのお浸し…などなど、いつも野菜たっぷりのランチ。そして、何といっても外せないのは、地元産のコシヒカリ、清流そだちのよしやま米。井戸水を使い、羽釜で丁寧に炊いたお米のおむすびは格別です!なお、旬の食材を使用しているため、ランチメニューは時期によって異なります。

さらに、もうひとつのこだわり食材が地鶏の卵
卵かけごはんも、人気のランチメニューだそう。美味しいお米×美味しい卵、最高の組み合わせですよね。

また、この卵をたっぷり使ったシフォンケーキも人気!取材当日も、ご近所さんが「お客さんが来るから…」と、シフォンケーキを買いに来られていたほど。

広島市安佐南区吉山の四季折々の風景を眺めながら、自然素材に囲まれた空間でいただく、こだわり食材の美味しいランチ。何もかもが癒し!と呼べるくらい、特別な時間を過ごすことができました。

すぐ隣には、築100年近い建物をリノベーションした母屋も

カフェの隣には、さくらホームが手掛けた、「吉山古民家プロジェクト」で改装された築100年近い古民家があります。

取材当日は、9月ながら気温30℃を超える真夏日でしたが、漆喰や土間のおかげか、古民家に一歩足を踏み入れるとひんやりとした心地よい空気が。田舎に帰省をしたときのような、どこか懐かしい空間です。広島市安佐南区吉山は、冬は寒さが厳しいエリア。寒い冬を快適に過ごせるよう、改装の際は断熱材をしっかりと入れたそうです。

近年人気が高まっている、改装した古民家での田舎暮らし。実際に見る機会は少ないので、里山カフェ「enと」を訪れる際に見学してみるのもおすすめです。古民家の見学は予約制なので、事前にお問い合わせくださいね。

●電話でのお問い合わせ
082-500-8787(enと)
082-258-1292(さくらホーム)

●メールフォームでのお問い合わせはこちら

さまざまなイベントを開催!地域のコミュニティスペースとしても機能

広島市安佐南区吉山の里山カフェ「enと」が大切にしていることのひとつが、地域や人々とのご縁をつなぐ「コミュニティスペース」としての役割」。週末のカフェ営業だけでなく、さまざまなイベントの開催を通じて、吉山近辺だけでなく外部からも人が集う場を提供しています。

9月には母屋にて、篠笛と四方山話(よもやまばなし)で秋の夜長を楽しむ会を開催。また、不定期で開催されるミニマルシェ「enと市」も人気のイベントです。広島市安佐南区吉山の地で、マルシェの出店者や訪れた人々が里山カフェ「enと」を通じてつながる、吉山の魅力に触れる。そんな機会になっています。

イベントについてはこちらをチェック

動画でも紹介中▼

戸山でカフェを手掛けるに至った経緯や想いとは?

広島で「無添加住宅®」の家づくりを行う「さくらホーム」

大人気の週末カフェ、広島市安佐南区吉山の「enと」。手掛けるさくらホームは、広島では数少ない無添加住宅®を施工している工務店です。漆喰や無垢材だけでなく、木材をつなぎ合わせる際も化学物質の接着剤を使わず「米のり」を使用するという、自然素材にこだわり抜いた住宅を提供している会社として知られます。

カフェオープンへの想い

広島市安佐南区吉山の地にカフェをオープンした経緯や想いを、里山カフェ「enと」を手掛けたさくらホームの代表に聞きました。

縁あって、吉山エリアの古民家を自分たちでリノベーションすることになったのが2023年のこと。単に古民家をリノベするだけでなく、このエリアを盛り上げたい、空き家問題に一石を投じたい…など、さまざまな想いを抱いて着手しました。また、自然に近い暮らしというライフスタイルや、今携わる人が減っている農業のことなど何かの形で役に立てられたらという想いもありカフェをオープンしました。

 

広島市安佐南区吉山は、残念ながら過疎化が進みつつある地域。空き家問題も深刻です。里山カフェ「enと」を通じて吉山の暮らしを知ってもらったり、田舎暮らしの相談に乗ったり、ということで問題解決の糸口になれば…との想いもあるそう。

実際に空き家サポートや移住サポートの役割を担うことで、このエリアが活性化することを願っていると言います。

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既存の建物を活かしつつ、里山の風景を崩さないリノベを実現した母屋やカフェ。さくらホームの「吉山古民家プロジェクト」は、過疎化や空き家問題を解決するうえでのロールモデルにもなっていると言えるでしょう。

「enと」の店内では「無添加住宅®」の魅力を体感できるのも魅力

自然素材を使った無添加住宅®の雰囲気を体感できるのも、里山カフェ「enと」の魅力のひとつ。「自然素材のマイホームを建てたい」と思っていても「モデルハウスに行くのはなかなか…」と躊躇している方も、ランチだと気軽に訪れることができますね。

取材当日も、漆喰や薪ストーブの後ろの壁などを触らせてもらいました。木材をふんだんに使用した空間の心地よさや、外壁の石のすべすべとした感触…体感してみないと分からない、自然素材ならではの魅力がたくさんあります。自然素材のマイホームを検討中の方にも、ぜひ一度体感してみてほしい空間です。

広島市郊外で自然を感じられる里山カフェ「enと」

今回ご紹介した広島市安佐南区吉山にある里山カフェ「enと」は、自然豊かな環境でこだわり食材のランチがいただける素敵なカフェ。それだけでなく、地域と人をつなぐ架け橋として、また田舎暮らしや移住のサポ―ターとしての役割も担うコミュニティスペースです。不定期でイベントも開催しているので、是非一度、気軽に足を運んでみてください。

【さくらホーム】

所在地

〒734-0034広島市南区丹那町1-15

電話番号

082-258-1292

公式HP

http://mutenka-sakura.com/

公式Instagram

@mutenka.sakura

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担当ライター

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