読み聞かせって意味あるの?子育て中の寝かしつけで本を読み続けて良かったと思うこと
子育てをする中で、「子どもに本を読み聞かせてあげるといい」と聞くことはありますよね。我が家の場合も、子どもが赤ちゃんの頃からの習慣で、なんとなく毎日読み聞かせをしていました。その中で実際に感じた、読み聞かせをしていて良かったと思うポイントを3つご紹介します。
寝る前の読み聞かせが毎日の習慣
子どもの寝かしつけタイムに、絵本を読んでいる家庭は少なくないと思います。我が家の場合も、長男が生まれてから、毎日の寝かしつけのときに必ず本を何冊か読んであげるようにしていました。長男が赤ちゃんの頃からずっと続けてきた習慣で、最初はもちろん私が読む本を選んでいましたが、子どもの自我が芽生えてからは、本人が何冊か選ぶように。
ちなみに私は、毎月1冊、子どもに絵本を買ってあげるようにしていました。毎月定期購読をするタイプの通信教材などを取る変わりに、絵本を月1冊プレゼントすると勝手に決めていたのです。広島市内の大型書店などで、毎月1冊絵本を選ぶのは、私自身の密かな楽しみのひとつでもありました。
それに加えて夫が読書好きで、子どもに本だけは惜しみなく買い与えるタイプだったこともあり、乳幼児向けの本はわりと家に揃っていたと思います。もっとも、長男が大きくなるに従い、彼の好きな乗り物の本や虫の本ばかりになってはきましたが…。
良かったこと1.ひらがなは幼稚園入園前にマスター
子育てをする中で、読み聞かせを毎日していて良かった!と感じたことのひとつが、親が教えなくても、長男が自然とひらがなを覚えてくれたことです。3歳になる前にはひらがなを読めるようになっていて、幼稚園に入園するときも、持ち物に書いてある自分の名前などはすでに読めていたのでちょっぴり安心でした。
もちろん、長男がひらがなを勝手に覚えてくれたことが、本当に読み聞かせのおかげなのかどうか、定かではありません。ですが、毎日ひらがなを目にしていたことが、少なからずいい影響を与えていたのではないかなと私は勝手に解釈しています。
ちなみに長男はひらがなを読めるようになったら、次は「書きたい」と思うようになったようで、字を書く練習も自分から進んでしていました。これも読み聞かせのおかげかも?と思っています。特に、人に何かを教えるのがものすごく苦手な私にとっては、子どもが字を自然と覚えてくれたのは、非常にありがたいことでした。
良かったこと2.読書好き少年に成長
赤ちゃんの頃から本を読むことが習慣だったせいか、長男は読書好きの少年に育ってくれたと感じています。幼稚園の頃から、絵本を引っ張り出してきて自分で読んだり、ヒマさえあれば絵本を眺めたりしていました。
6歳になった現在は、なんだか静かだなと思ったら、こども用の百科時点や国語辞典を眺めていることも。国語の教科書の音読もわりとスラスラとできているので、「これまた読み聞かせのたまもの?!」と、母は勝手に思っています。
また、読んだことのない本などを読んでいると、子どもの知らない漢字も当然出てくるもの。そこから自然と漢字にも興味を持つようになり、6歳前後からは「漢字を覚える」と言って漢字の自主学習をときどきするようになりました。そのくせ、学校の宿題はよっぽど煽らないとしてくれないのが、困り物ではありますが…。なんにせよ、進んで本を読んでくれるのはいいことだと思っています。
良かったこと3.下の子にも好影響
もうひとつ良かったと感じるのが、長男への読み聞かせを続けてきたことで、結果的に下の子にもいい影響を与えられた点です。
下の子が赤ちゃんの頃は、長男にだけ寝る前の読み聞かせをしていました。ところがそれを横で聞いていた下の子も、自我が芽生えてくると、「お母さん、私もこれを!」とばかりに、本を持ってくるのです。長男に読み聞かせをすることで下の子も本に親しみを持ってくれたなら、一石二鳥だなと感じました。
ちなみに面倒くさがり屋の私は、何冊も読むのはさすがに疲れると感じ、最終的にはひとり1、2冊ずつと決めて読むように。それでも、長男が成長してリクエストされる本が長いものになってくると、意外と結構な量でした。
また、子どもが少し大きくなってからは、遊んでいるときなどに、上の子が下の子に読み聞かせをしてくれることもしばしば。親としても大変助かるだけでなく、見ていてなんともほのぼのとする光景で、毎度胸にズキュンときます。これも、毎日長男に読み聞かせを続けたたまもの(もしくは母が最近読み聞かせをサボっているせい)だと感じました。
読み聞かせをとおして本に親しみを
あくまで我が家の例を、私の独断と偏見で紹介しました。子どもの性格や向き不向きなどもあるかもしれませんが、少なくとも読み聞かせをして意味はあったと私は感じています。慌ただしい毎日の子育ての中で、子どもと落ち着いて過ごすひとときを共有する意味でも、ぜひ、子どもへの読み聞かせを続けてみてはいかがでしょうか?
担当ライター