【医師監修】ホームケアで美肌を目指す!スキンケアの注意点をドクターに聞いてみた

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健やかな肌をキープするうえで欠かせない日々のスキンケア。その必要性はわかっていても、ケア方法まで正しく理解している方は少ないのではないでしょうか。この記事では、スキンケアの基礎知識から注意点、正しいやり方などについて詳しく解説します!肌悩みに合わせたスキンケアで、自信を持って見せられるすっぴん美肌を手に入れましょう♪

監修:エルムクリニック広島院 花ノ木まどか医師

スキンケアの基本的な流れ

スキンケアは、基本的に「洗い流す」「整える」「保護する」の3ステップで構成されています。

step1|洗い流す

まずは、クレンジングや洗顔料を使ってメイク汚れや皮脂をオフします。このステップは、スキンケアの中でも特に重要な工程。メイクや皮脂などの汚れがしっかりと落としきれていないと、肌トラブルや肌荒れの原因となることがあるためです。また、毛穴に詰まったメイク汚れや皮脂をすっきりと取り除いておくことで、化粧水や美容液の浸透を高める効果も。クレンジングや洗顔は、スキンケアの効果を最大限引き出すうえで重要な役割を担っています。

step2|整える

肌のメイク汚れや皮脂が落とせたら、化粧水や美容液を使って肌を整えます。洗顔後は、肌が乾燥し、外部による刺激を受けやすい状態です。速やかに化粧水で補水し、肌に必要なうるおいを保ちましょう。
美容液は保湿効果が期待できるほか、肌悩みにアプローチし、集中的にケアする役割を持ちます。シミやたるみ、ニキビなどの肌悩みがある場合に、スキンケアにプラスすると効果的です。

step3|保護する

最後に、肌に補給したうるおいが蒸発しないよう、乳液やクリームでフタをします。肌は水分と油分のバランスが非常に大切。化粧水や美容液の保水力を高めるには、乳液やクリームで油分を補う必要があります。
ただし、肌が必要とする油分量は人によってまちまち。また、乳液やクリームのべたつきがどうしても気になる方もいるでしょう。その場合は、さらりと軽いテクスチャーのアイテムを選ぶ、乾燥が気になる部分にだけクリームを重ねるなど、自分に合った方法を取り入れるのがおすすめです。

スキンケアの際の注意点

スキンケアは肌の健康に欠かせませんが、間違った方法で行うと逆効果になってしまうことも。ここでは、スキンケアの際に注意したい3つのポイントについてお伝えします。

強くこすらない

摩擦は肌にダメージを与える行為。赤みを帯びたりニキビができたり、摩擦は肌トラブルの原因となります。特に目元の皮膚は、ほかの部位と比べて非常に薄くてデリケート。シワやたるみを引き起こさないよう、専用のクレンジング剤や綿棒などを使って、熟した桃を扱うようにやさしくケアすることが大切です。
また、そのほかにもやりがちなのが、洗顔後にタオルでゴシゴシと乱暴に顔を拭くこと。吸水性のあるやわらかいタオルを使い、顔をやさしく押さえるようにして吸水させるのがコツです。

熱いお湯は避ける

洗顔の際に熱いお湯を使うと、肌に本来必要な油分まで除去してしまう可能性があります。一般的に洗顔に適したお湯の温度は、32度前後のぬるま湯です。顔につけると少しひんやりとしていますが、これが適温。スキンケアを丁寧に行っているのに肌の乾燥が改善しない方は、一度お湯の温度を見直してみることをおすすめします。

季節ごとにアイテムを使い分ける

肌の状態は季節ごとに変化するもの。そのため一年中同じスキンケアを使っていると、肌のバリア機能が低下し、新たな肌悩みをもたらすことがあります。特定の季節だけ肌の調子が悪くなるときは、季節ごとにスキンケアを使い分けてみましょう。
たとえば、春から夏は紫外線量が急激に増える時期。強風で花粉やほこりも舞いやすく、肌は不安定な状態になっています。肌の汚れをしっかりと落とせるものやシミ対策できるものを取り入れるのがおすすめです。
秋から冬は肌が乾燥し、バリア機能が低下しやすくなります。保湿効果の高いアイテムを取り入れ、乳液やクリームでうるおいをしっかりと閉じ込めるのがポイントです。

肌悩み別!自分に適したスキンケアの方法は?

肌悩みを改善するには、症状に合わせた対策が必須!ここでは、肌悩みに適したスキンケアの方法をチェックしていきましょう。

シミ、そばかす、くすみ

シミやそばかす、くすみが気になるときは、とにかく紫外線対策を。シミやそばかす、くすみは、紫外線によるダメージから肌を守ろうとメラニン色素が増加し、肌にとどまっている状態です。これ以上紫外線を浴び続けると、さらなる肌トラブルに発展することも…。メラニン色素を増やさない・薄くする・排出する効果が期待できるアイテムを取り入れましょう。

ニキビ

ニキビができる原因は、毛穴に溜まった皮脂汚れ。特に大人は、肌が乾燥すると皮脂が過剰に分泌されるため、毛穴に角質が詰まりやすくなってしまいます。ニキビができたときは保湿効果の高いアイテムで角質をやわらかくし、毛穴に詰まった皮脂をオフしやすい状態を保つのがポイントです。

毛穴トラブル

毛穴の開きや黒ずみが気になる場合は、まず洗顔方法の見直しを。毛穴に詰まっているメイク汚れや皮脂をしっかりと洗い流せば、毛穴は目立ちにくくなります。肌に余計な刺激を与えないよう、たっぷりの泡を転がすイメージで洗顔しましょう。洗顔後は、化粧水や美容液、乳液、クリームで水分補給することも忘れずに。

今日から実践!美肌への近道は正しいスキンケアから

スキンケアは、肌と向き合う大切な時間!しかし、ただやみくもにやればいいというわけではなく、正しい手順、方法で行うことが肌への効果を高めます。この記事をきっかけに、ぜひ自分のスキンケアを見直してみてください。正しいスキンケアを続けることで、きっと気持ちが高まるような美しい素肌を目指せるはずです。

担当ライター

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