読書好きの子になってほしい!子育て中にできる働きかけってある?
子どもを産む前から夫婦共々、読書が大好きだった私たち。
子どもたちにも同じように本を好きになってほしいとの思いから、子育て中にできる読み聞かせを実践してきました。
そんな我が家の子どもたちとの読書生活を紹介します。
読み聞かせは生まれる前からでき出来る親子のコミュニケーションツール
独身時代から私自身本を読むのが好きだったため、第一子である長女を妊娠したときは、これからたくさん絵本を読んであげたいと意気込んでいました。
しかし、妊娠初期の間は、お腹がはりやすく、なかなか思うように読み聞かせをすることができませんでした。
妊娠中期以降は体調も大分安定したので、お腹の子に向けた絵本の読み聞かせをスタート。幼児向けの絵本から大人が読むような童話まで幅広くピックアップし、読み聞かせをしていました。
読み聞かせを始めると、強く胎動を感じることもあり、子どもが反応しているんだなと感じることができたのです。
一方、次女を妊娠していたときは、長女と夜寝る前に読みたい本の読み聞かせだけを行っていました。
我が家の読み聞かせルール
長女、次女が生まれた後は、絵本を少しでも身近に感じてもらいたい思いからいろいろなことをルールとして決めていました。
一般的に読み聞かせにはいろいろな方法やルールのようなものがあるようですが、うちでは子育て中にやりやすいものを選んで取り入れています。
我が家の読み聞かせ基本ルール
- 子どもが読んでと本を持ってきたときは、いつでも読んであげる
- ジャンルや年齢を問わず、子どもが読んでと持ってきた本は何でも読んであげる
- 日中の読み聞かせは膝の上に座らせてスキンシップしながら読む
- 子どもが日中を過ごす場所に子ども目線と同じ高さの本棚を置く
- 絵本と一緒に手遊び歌や童謡の本を使って遊ぶ
- 生活の中で親も読書する時間を作る
次女が生まれてしばらくは、長女、次女共に興味のある絵本が違っていました。
しかし、次女の言葉の理解が進むにつれ、長女の絵本にも興味を示すようになっていったのです。
長女の好きな絵本
長女が2歳の頃、あまり絵本に興味を示すことがありませんでした。
子どもが好むと言われる「いないいないばあ」の絵本も反応がイマイチ。
そのためしばらくは、長女が好きそうな絵本を模索しながら、読み聞かせをする絵本を決めていました。
長女が好きだったのは、
- 感嘆語や擬音語の多い絵本
- まねっこ絵本(動作をまねする絵本)
- 手遊び歌や童謡のメロディー本
この3種類の本です。これらの本は、長女の反応が1番良かったので積極的に読み聞かせていました。
その他にも手触りを楽しむ本や色遣いがはっきりしていて目を惹きやすい本などもピックアップ。そのうち、大きくなるにつれて、何の絵本でも興味を示すようになったので、親が読ませたいな、と思う絵本を選ぶこともできるようになりました。
今ではどんな本でも好んで読むようになっています。
次女の好きな絵本「いないいないばあの絵本」
次女の場合、お腹の頃にいた頃の読み聞かせの効果があったのか、どの絵本にも抵抗感があまりなかったように感じます。
初めは「いないないばあ」の絵本がお気に入りでしたがそのうち、長女が読む本にも興味を示すように。また、生後しばらくは、お腹の頃にいた記憶からなのか、夜は絵本の読み聞かせを始めるとそのまますぐに眠ることが多かったです。
成長するにしたがって、長女と絵本を楽しめるようになり、自ら好きな絵本を選んで持ってくるようになりました。
本を通して感じる子どもの成長
本の読み聞かせをしていて1番に感じるのはそのときどきの子どもの成長ぶりです。
また、子どもならではの目線で、大人の私がきづかなかったような発見をさせてくれることもあります。
私が特に感じた子どもへの気づきはこのようなものです。
読み聞かせしながら感じる子どもへの気づき
- 絵本の内容と子どもの経験がつながるとき、子ども自身がそれに気づく
- 同じ絵本の読み聞かせでも、年齢を重ねるごとに子どもの理解が深まる
- 子ども自身の本選びが上手になった
- 絵本を通して、子どもと一緒に喜びや悲しみを共有できる
読み聞かせで広がる子どもの世界
子どもへの読み聞かせは、家の中だけとは限りません。
広島市のボランティアによる絵本の読み聞かせや、幼稚園の先生にしてもらう読み聞かせなどさまざまあります。
幼稚園では先生に読んでもらう絵本をお友だちと聞きながら、それぞれの反応を感じることができるのも良い刺激になるようです。
また、絵本で読んだ世界をそのまま現実に結びつけることができるのも子どもが持つ世界観ならではと言えます。
ストーリーの続きを作ってそのまま遊びにつなげていくことができるのも子どもならではの絵本の楽しみ方の1つです。
絵本が好きになるために大切なこと
いろんな絵本があるように、子どもの好みも様々さまざまあります。月齢に合わせた絵本を選ぶことも大切ですが、子どもが読んでほしいといった本を選んで、子育て中にできる範囲で読んであげるのもよいと思います。そして、親も一緒に読書生活を楽しむことが何より大切だと感じています。
担当ライター