思いやり駐車場の利用証に助けられた~妊娠中から産後も使える~
「思いやり駐車場」という、妊娠7ヶ月から産後1年半まで使えるサービスをご存知でしょうか。おなかが大きくなるにつれて、不便だと感じていた車の乗り降りが、思いやり駐車場を利用すれば、ぐんと楽になるんです。実際に利用していた私の体験談をお届けします。
思いやり駐車場は妊婦さんも利用できる
広島で妊娠中または子育て中のママさんたちは、思いやり駐車場って知ってますか?私は、一人目を妊娠子育て中は全く知りませんでした。そんな私が思いやり駐車場を知ったのは、二人目を妊娠して母子手帳をもらいに、安佐南区の福祉センターへいったとき。母子手帳の説明とともに、思いやり駐車場について説明を受けました。一人目妊娠のときは県外に住んでいたので、説明を受けていなかったのだと思います。「そんな便利なものがあったのか!」と驚きました(笑)
思いやり駐車場とは、広島県内で導入されている駐車スペースのことで、お年寄りや体が不自由な人が利用できるスペースのこと。緑の看板やコーンが置いてあるのを、ショッピングセンターや公共の施設の駐車場で見たことありませんか?あのスペースって、実は妊婦さんも利用できるんです。ただし、利用期間が妊娠7ヶ月から生後1歳6ヶ月までと決まっていて、利用証が必要となります。
私もこの思いやり駐車場を利用させてもらおうと決め、忘れないように母子手帳をもらったときに、妊娠7ヶ月になる月のカレンダーに「おもいやり駐車場の許可証をもらいにいく」と記載。二人目妊娠のときは、妊娠7ヶ月を迎えてすぐに、福祉センターへ利用証をもらいに行きました。
妊娠後期は、駐車場での乗り降りが大変
一人目のときも大変だったのですが、妊娠後期になるとおなかが大きくなり、車の乗り降りって本当に大変なんです。実際に、狭いスペースに上手く駐車できたと思っても、降りようとしたらおなかがつかえて降りれなかったことが何度かありました。結局入口からは遠いけど、横に車が停まっていない広いスペースに停めなおすことになるんですよね。また、自分は真ん中に停めたのに、用事が終わって車に戻ったら、隣の車がすごく左寄りに停めていた、なんてこともありました。助手席側から乗りましたが、運転席に移動するのも一苦労です。なんてったって、大きなおなかが邪魔で、足を上にあげられないし!
二人目妊娠で思いやり駐車場の利用証をもらってからは、ゆったりとしたスペースに車を停めることができるようになり、乗り降りもスムーズになりました。特に上の子を車から降ろすときには、大助かり。大きなおなか+2歳の子どもでは、ドアをほぼ全開にしないと、チャイルドシートを着脱するスペースがないんです。子どもが眠っていて抱っこをしないといけない状況なら、なおさら困るんですが、思いやり駐車場のおかげで隣の車にドアがぶつかる心配もありませんでした。
ちなみに、この思いやり駐車場許可証は広島県が発行していますが、県外でも使用することができるんです。都道府県によって駐車スペースの呼び名は、「ハートフル駐車場」や「ほっとパーキング」などさまざま。里帰り先でも利用できるので、里帰り予定というママもぜひ利用してみてくださいね。県のHPに利用可能な都道府県一覧が載っているので、要チェックですよ!私は山口県に旅行に出かけたときや、産後実家に帰ったときに利用しました。
思いやり駐車場は、産後も大助かり
おなかが大きくなった妊娠中に、たくさん助けてもらった思いやり駐車場ですが、産後もたくさん利用しました。
うちの子どもたちは2歳半差なんですが、駐車場に着いたら上の子が寝てしまっていたり、機嫌がとても悪かったりいうことが度々でした。そんなときは、ダブル抱っこしかありません。抱っこ紐に一人入れて、もう一人を抱っこするのに、広い駐車スペースはとても便利でした!
また買い物をしすぎて、カートに荷物がたくさんってこともよくありますよね。二人ともおむつだった時期は、本当によくありました…。そんなときは、カートのまま車まで行って荷物を車に積んでから、カートを戻して子どもと車に戻らなければなりません。駐車したスペースが入口から遠いとなかなか大変なんですよね。でも思いやり駐車場は、比較的入口近くに設置されているので、往復する距離が短くて済みました。また車が行き交う駐車場内を、小さな子どもを連れてたくさん歩かなくて済むので、安心でしたよ。
出産後は子どもが1歳半まで、たっぷり利用させてもらいましたが、欲を言えばもう少し長い期間使いたかった…。1歳半って自分で歩きたがって、なかなかめんどうな時期なんですよね(笑)
思いやり駐車場は、利用する価値あり
妊娠中や産後に、私がとても助けられた思いやり駐車場。妊娠中と産後の生活を少しでも楽にするのに、おすすめのサービスです。ただし、申請しないと許可証はもらえないので、妊娠7ヶ月で忘れずに受けとりに行き、利用してみてくださいね。
担当ライター