【体調をくずしやすい冬を乗り切る】子どもの免疫力を高める方法5選

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冬は体調を崩しやすい季節。特に子どもは風邪をひきやすいものです。今回は子どもの免疫力を高めるのにおすすめの方法をご紹介します。子どもといっしょに冬を元気に乗り切るために、ぜひ活用してください♪

免疫力とは?

免疫とは、体の中に侵入したウイルスや病原菌などから体を守る機能のこと。免疫力が下がると風邪をひきやすくなるなど、体調を崩すリスクが高まります。

なぜ冬は体調を崩しやすい?

冬は子どもがもっとも体調を崩しやすい季節といわれていますが、その理由はなんでしょうか。

空気が乾燥しているから

一般的に夏は湿度が高く、冬は低くなります。湿度が高い状態では、風邪などの原因となるウイルスは空中で飛ばずに地面に落ちます。しかし湿度が低い乾燥した状態では、ウイルスが空中に舞い、飛散量が増えてしまうのです。
また湿度が低いとのどや鼻の粘膜も乾燥し、ウイルスをふせぐ力が弱まることも要因のひとつです。

日照時間が短いから

人は太陽にあたると、体内でビタミンDが生成されます。ビタミンDは必要な免疫機能を促進するとともに、不要な免疫機能を抑える働きがあります。しかし冬は日照時間が短いので、外遊びの時間も短くなり、ビタミンDが不足しやすくなるのです。

大人よりも免疫力が弱いから

そもそも子どもは大人に比べて抵抗力や免疫力が弱いもの。人は成長する過程でいろいろな病気を経験しながら免疫を獲得していきますが、小学校低学年くらいまでは獲得免疫が未熟です。気温が下がる冬は、体内温度も下がってより免疫力が低下するため、風邪をひくなど体調を崩しやすくなります。

子どもの免疫力を高める方法

毎日の生活の中で少し意識するだけで、子どもの免疫力は高められます。

太陽の光を浴びる

先述の通り、日光を浴びることで体内にビタミンDが作られます。寒いとつい屋内にこもりがちですが、遊べるときは積極的に外に出て遊びましょう。また遊んで体が温まることも、免疫力の向上につながります。

バランスの取れた食事を摂る

主食、主菜、副菜とバランスの取れた食事を心がけましょう。たんぱく質やビタミンA、ビタミンC、ビタミンEは風邪の予防によいとされています。また腸内環境を整えることも免疫力を高めることにつながるので、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を積極的に摂るのもおすすめです。

水分補給をする

冬は夏ほどのどが乾かないため、水分補給を怠りがち。しかし空気が乾燥しているため、呼吸や皮膚から水分が蒸発し、体内の水分は減っているのです。水分補給をしなければ血行が悪くなり、免疫力の低下につながります。のどが渇いていなくても毎日同じ時間に水を飲むなど、積極的な水分補給を心がけてください。

質の良い睡眠をとる

夜の睡眠中、体内では成長ホルモンが分泌されます。成長ホルモンは「身長を伸ばす」などのイメージがあるかもしれませんが、実は免疫力を高める役割もあるんです。寝る1時間前にはテレビやスマートフォンの使用をやめる、季節に合った寝具にするなど、快眠できる環境を整えてみてください。

笑う

笑うと体に悪影響を及ぼすウイルスなどを攻撃する「ナチュラルキラー細胞(NK細胞)」が活発になり、免疫力が高まります。がんやリウマチの患者が落語や吉本新喜劇を見たところ、ナチュラルキラー細胞が活発になったという研究結果もあるのだとか。子どもといっしょに笑って過ごすことが、免疫力の向上につながるなんてうれしいですね。

日々の生活で子どもの免疫力を高めて寒い冬を乗り切って

「免疫力を高める」と聞くと、特別なことをしないといけないと思いがち。でも毎日少しずつ気をつけることで、免疫力を高められます。毎日育児や家事、仕事などに忙しいパパやママも、子どもといっしょに免疫力を高めて寒い冬を乗り切ってくださいね。

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担当ライター

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