まさか生後2ヶ月で!?はじめての子育てでインフルエンザに感染した体験談
冬になると全国的に流行する感染症のひとつ、インフルエンザ。なんと私ははじめての子育てで、娘が生後2ヶ月のときに感染してしまいました。どうして感染してしまったのか?生後2ヶ月の子が感染するとどうなるのか?当時の様子を振り返りたいと思います。
引きこもり生活で私がインフルエンザに感染
私が第1子である娘を出産したのは11月下旬。産後の生活は寒い時期ということと、娘の背中スイッチがすごかったため常に抱っこちゃんで、ほぼ引きこもり生活を送っていました。2ヶ月になってすぐに「B型肝炎」「ロタウイルス」「ヒブ」「小児用肺炎球菌」の予防接種を受けに広島市内の小児科へ。そこで、「インフルエンザの予防接種は早めに打とう!」というポスターを目にしますが、娘は2ヶ月だったためまだ打てない時期でしたし、私自身も外出するのが億劫で「引きこもっているし感染する心配ないよね」と安易な考えで、そのポスターをスルーしてしまったのです…。
その約1週間後、朝いつものように起きて家事をしていると全身に寒気と嫌悪感、関節痛が襲ってきます。「この感じはまさか…!?」と体温計で熱を測ると、そこには39.8度という数字が…。もう間違いない、と思いつつも旦那がいなかったため実母に娘を見てもらい内科へ急ぎました。すると案の定インフルエンザ陽性。そこで医師に「周りにインフルエンザの人がいなくてもスーパーとかでももらう可能性があるし、ましてや産後のお母さんは免疫力が下がっている場合が多いから感染する可能性は十分にあるよ」と言われてしまいました。引きこもっているから感染しないだろうという安易な考えをしていた自分に反省です…。
まさか?翌日に生後2ヶ月の娘が発熱
娘に感染しては大変なので、私がよくなるまで娘は実家で預かってもらうことにしました。幸いにもミルクを飲んでくれる子だったため、私がいなくても問題がないようです。おかげで私もゆっくりと休息を摂ることができました。
翌朝、母から「ミルクだったからか昨日の夜は1回しか起きなかったし、朝も起きてミルクを飲んだらもう寝ちゃったよ~」と電話がかかってきます。普段は随分と日中起きている時間も増えてきていたはずなのによく寝るな~、ミルク効果なのかな?と、思っていました。すると、30分後にまた「体が熱いと思って熱を測ったら38度超えてるよ!今から当番医(休日だったので…)に連れていくね!」と慌てた様子で母から電話がかかってきたのです…。はじめての発熱だったため、心配で今すぐにでも駆けつけたい思いでいっぱいですが、情けないことに39度の熱がまだ下がらずフラフラな状態。「インフルエンザじゃありませんように」と布団の中でひたすら祈ることしかできません。旦那に連絡をとると、たまたま仕事で小児科の近くにいるとのことで、私の代わりに駆けつけてくれました。
病院につき、すぐにインフルエンザの検査をするとやはり陽性の反応がでたようです…。
医師から迫られたタミフルを服用するかの決断
後から聞いた話なのですが、主人と実母に医師から「通常子どもがインフルエンザに感染したらタミフルを処方しますが、生後2ヶ月という時期なので医師の中でもタミフルは危険と判断する人もいます。しかし、私はタミフルのリスクよりも高熱が続き脳炎にしまう方が怖いと考えるのでタミフルの処方を勧めたいのですが、親御さんとしてはいかがでしょうか?」と尋ねられたようです。
悩んでいる旦那の隣で実母は「タミフルを処方してください。」とすぐに返答したとのこと。この決断の速さは積み重ねられた子育て経験歴にあるのでしょうか…。私がもしその場にいても悩んでしまうことは間違いがありません。ただし、実母は「タミフルは病院で飲んでもいいでしょうか?」と提案し、医師の目の前でタミフルを飲ませたそう。
飲んだあともしばらく病院で待機させてもらい、娘の様子に変わりがないかを確認してもらってから私のいる家にみんなで帰ってきました。
結果、2日ですっかり元気に!
病院に行った日の夜、娘の熱を測ると37度まで下がっていました。ミルクもゴクゴク勢いよく飲むし機嫌もいい様子。夜もぐっすりと寝てくれて朝起きると平熱まで下がっていました。こうして娘のはじめてのインフルエンザ感染は幕を閉じたのです(私も同じ時期に熱が下がりました)!はじめての子どもの発熱は、とても心配で怖いものでした。機嫌よく笑顔を向けてくれる娘の姿を見ると、本当に一安心。そばでサポートしてくれた実母に感謝しかありませんでした。
子どもが感染しないために親も対策を!
引きこもっているからインフルエンザに感染しない、という思い込みは大きな間違いでした。とはいえ、生後6ヶ月まではインフルエンザの予防接種は受けられないため、感染ルートにならないためにも親の予防接種が大切だと感じた子育て中の出来事です。
担当ライター