広島で「3-R体験会」開催!畜産堆肥散布から田植え、稲刈り体験などに親子で挑戦!

今回は広島のパパ・ママに向けて、家族で参加できるイベント「3-R(さん・あーる)体験会」をご紹介します。この体験会は、お米を育てるのに重要な土づくり、田植え、稲刈りとお米の生育の過程を学ぶことができる、1年間を通じた体験会となっています。
また、途中には野菜の苗植え体験もあり、最後には皆さんが育てたお米や3-R加工品の試食会も開催!生産から消費までを体験できる、貴重なイベントとなっています。
将来子どもたちが暮らす環境を守るためには、今わたしたち大人が動き始めることが必要。特に、現在子育て真っ只中のパパ・ママは、環境保全や自然活動について強い関心を持っている方もいるのではないでしょうか?今回紹介する体験会は、広島の食と環境にやさしい農業ついて親子で考えるきっかけになります。参加人数が限られているので、ぜひ早めに詳細をチェックして、応募してみてください☆
耕畜連携・資源循環ブランド3-R(さん・あーる)とは?
まずは今回企画されている体験会について、耕畜連携・資源循環ブランド3-R(さん・あーる)をご紹介します。
「3-R」とは、「耕畜連携」による資源循環型農業で生産された農畜産物や加工品のブランドです。畜産業で出た堆肥を「資源(肥料)」として「再利用」する資源循環・耕畜連携の取り組みを「繰り返し」ていくことで、地域の環境保全と持続可能な農業を目指しています。
資源循環型農業で作られた野菜やお米、卵にお肉など、3-Rにはさまざまな商品があります。いつも食卓に並ぶ食材を3-Rに変えるだけで、環境保全の取り組みに参加できるのです。持続可能な農業を考える取り組みが広まっている昨今、ぜひ注目したいブランドといえるでしょう。
3-Rでは、料理して食卓に並ぶ野菜やお肉などの食材以外に、バウムクーヘンやライスバーガーなどの加工食品も取り扱っています。子どものおやつや、お休みの日のランチなどに重宝するので、気になる方はぜひ商品情報もチェックしてみてください。
「3-R体験会」で資源循環型農業に挑戦!【3/31応募締切】
畜産堆肥の散布から試食会まで!3-R体験会を開催
そんな3-R商品を手に取り、食卓に並べる食材を変えることも環境保全の取り組みのひとつになりますが、もっと深く環境について親子で考えたいという方は必見!ここからは、4月より5回に渡って行われる「3-R体験会」について詳しくご紹介します。
資源循環米「せらにしあきさかり」の生産の流れを体験できる同イベント。開催場所は世羅町にある『おぐにフィールド』を予定しています。
毎年開催されている農業体験イベントですが、今年からグレードアップ!昨年は抽選で親子30人まで参加できましたが、今年は募集人数を50人に拡大。より多くの方が参加できるようになりました。
また、昨年の体験内容と同じ田植え、野菜の苗植え、稲刈りに加えて、今年は畜産堆肥(たいひ)を使った土作りのほか、実際に商品を食べる試食会も予定しています♪
私たちが日頃口にするお米が、どうやって作られて食卓までやってくるのか、その流れを親子で体験できる今回の体験会。さらに、畜産堆肥を使うことでお米がどんなふうに育つのか、また、畜産堆肥を使うことは広島の環境にどのような良い影響を与えるのかなど、大人も勉強になることを学べる、貴重な機会でもあります。資源を循環させながら農業を持続可能なものにしていくという3-Rの取り組みについて、ぜひ親子で学びを深めてみてください。
なお、試食会では自分たちで作ったものと同じ品種のお米「循環米せらにしあきさかり」や、「循環米せらにしあきさかり」と「広島こめたまご」を使った「ひろしま米粉バウムクーヘン」などの試食ができるそうです。実際に3-R商品を食べられるのは嬉しいですよね!
3-R体験会のスケジュールと応募方法をチェック!
【3-R体験会スケジュール】
日時 |
内容 |
4月19日(土) 10:00~13:00 |
畜産堆肥散布体験 開催場所:せらにしタウンセンター |
5月10日(土) 10:00~13:00 |
田植え体験 開催場所:せらにしタウンセンター |
7月19日(土) 10:00~13:00 |
野菜の苗植え体験会 開催場所:とれたて元気市 広島店 |
9月20日(土) 10:00~13:00 |
稲刈り体験 開催場所:せらにしタウンセンター |
10月18日(土) 10月上中旬(土) 10:00~12:00 |
3-R商品 試食会 開催場所:18日 とれたて元気市 広島店/10月上中旬 ええじゃん尾道 ※上記日程のいずれかに参加 |
【3-R体験会詳細】
参加費 |
無料(集合場所への交通費は参加者負担) |
応募方法 |
応募フォームから ※応募締切は3月31日(月) |
参加条件 |
原則、全日程参加できる県内在住の親子 3-R 公式Instagramをフォローできる方 |
募集人数 |
広島県内在住の親子50人(中学生以下) |
今回は、全5回の日程で土作りからお米を育てること、実際に商品を食べることが体験できます。一度きりの体験ではなく数ヶ月という長い期間をかけて「3-Rの米作り」を経験していくことで、農業や環境保全に対する理解をより深められるでしょう。気になる方は、ぜひお早めにお申し込みください。
お米を育てる場所の魅力と昨年の3-R体験会の様子をチェック!
自然豊かな世羅町「おぐにフィールド」が主な会場
豊かな自然に恵まれた世羅町にある「おぐにフィールド」。ここでは主に、鶏ふんの畜産堆肥を活用したお米作りを実施しています。世羅町は養鶏業も盛んなので、肥料を遠方から運ぶ余計なエネルギーを使わずに、地域内で資源を循環させる仕組みに。資源循環米「せらにしあきさかり」の生産も行われています。
今回の3-R体験会では、そんな「おぐにフィールド」の田んぼで畜産堆肥の散布や田植え、稲刈りの体験を行います。水田に足を入れて、泥の感触を楽しんだり、力加減を考えながら稲を刈ったり、いろいろな“初めて”を子どもに挑戦させてあげましょう!パパ・ママも、写真のような風景や、いつもよりも広く見える空など、世羅町の豊かな自然に触れられるので、日ごろの家事や仕事などの疲れも吹き飛ぶはず♪
最後に昨年開催された3-R体験会の様子をご紹介します。参加したのは9組の親子で、5月には田植え、7月には野菜の苗植え、9月には稲刈りを体験しました。
昨年の体験会の様子と参加者の声をご紹介!
水田に足を踏み入れ、手や足で泥の感触を楽しみながら苗を植えて、秋には鎌の持ち方を学んで自分で稲を刈り取ります。
野菜の苗植え体験会では、3-R推奨堆肥の「完熟こだわり健肥」と使ってキュウリの苗を定植するという3-Rの要件を満たす栽培方法を実施しました。参加したお子さんからは、「苗を植えるのが楽しかった」「稲を刈るのが難しかった!」「きれいに植えることができた!」などの感想が寄せられました♪
「循環米せらにしあきさかり」の手植えや手刈りを体験したあとは、農業機械を使用した作業も見学。さらに最先端技術のドローンやラジコン草刈り機など、実際に農業で使われている便利な機械の説明を聞いたり、実際に見たりしながら稲作について学びます。お米を育てる体験をし、お米の大切さを知る。体験に参加したあとは「これからもっとお米を大切に食べたい」と言ってくれたお子さんが多かったそうです。
3-R体験会でお米作りに挑戦して広島の環境について考えよう
今回紹介した3-R体験会は、日本人がほぼ毎日食べるお米作りを1から学べる貴重な機会です。田植えや稲刈り、野菜の苗植えだけではなく、今年は畜産堆肥の散布や試食会など内容もアップグレード♪広島の持続可能な農業について親子で学びたい方や、週末に子どもと一緒に参加できるイベントを探している方にとってもおすすめです。ぜひ3-R体験会を通して、食の大切さを実感してみてください。
3-R体験会のお申し込みはこちら
【JA全農ひろしま(全国農業協同組合連合会広島県本部)】
所在地 |
広島市安佐南区大町東2丁目14-12 |
電話番号 |
082-846-4701 |
公式HP |
3-R公式インスタグラム:@3r_san.aaru |
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担当ライター