東広島市は子育てしやすいって本当?支援制度・サービスまとめ

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東広島市は、広島県のなかでは「子育て環境が充実している街ランキング」で上位にランクインしている市です。「街中で便利そうだし、広島市がいいんじゃない?」という方も、広島で子育てをしていく予定があるなら、要チェックの地域。今回は、東広島とはどのような市か、そして子育てで受けられる支援・サポートの内容について、順を追ってご紹介していきましょう。

東広島市ってどんなところ?

東広島市は広島県の中では中心部にあり、広島市の東に位置する地域です。全国的には、日本三大酒処の西条が知られています。低い山々に囲まれているのが特徴ですが、山ばかりではありません。南東部は瀬戸内海にも面しており、このあたりは温暖な気候で過ごしやすいエリアです。

生活の脚となる路線バスやJRなどの交通網が発達していて利便性が高い一方で、自然豊かな環境も魅力♪大きな公園もあるほか、車で気軽に行きやすいアウトドアスポットも多いんですよ。
2015年、JR西条駅がリニューアル、2016年には、寺家駅が新たに開業など大きな動きもありました。これらに伴って新しく小学校もできるなど、発展を続けている市となっています。

子育て世代におすすめ!東広島市の魅力

子育て世代が気になるポイントの1つには、子どもたちの保育園、幼稚園の整備状況がありますよね。東広島市では保育所や幼稚園などの整備を図っており、2025年1月現在で幼稚園7施設・保育所40施設・認定こども園20施設・小規模保育事業2施設が整備されています。東広島市内には、子どもたちがのびのびと遊べる公園や遊び場も多数。キャンプが楽しめるような広大な敷地・設備が揃ったところもあります。

また、子どもたちが大きくなってくると気になるのが、学力や学習環境です。東広島市の小中学校の児童・生徒たちは、おおむね全国平均以上という学力調査結果が。また、市内すべての小中学校および市立幼稚園では「一校一和文化学習」が取り入れられているのが特徴で、和楽器や園芸などに触れる機会が設けられています。日本の伝統や文化の素晴らしさを実体験して継承していってくれることを願い、2008(平成20)年から実施されています。
また、東広島市は広島大学をはじめ4つの大学キャンパスを抱えているため“学園都市”ともいえるでしょう。総人口の10%が学生で、地域の活性化や課題解決に若者たちの力が期待されています。

東広島市の子育て支援制度・サービスは?

ここからは、東広島市で実際に子育てをする際に使える支援制度・サービスをご紹介していきます。

産前・産後ママヘルパー派遣事業

妊娠中や出産後のママは、心身が不安定。家族などから十分な援助が受けられない方など、対象条件に当てはまるママが使えるサポートです。
産前は母子手帳交付~出産日までで計15回、産後は出産翌日~6ヶ月の間で計15回、家事や育児の援助をしてもらえます。いずれも1回500円(1.5時間)とリーズナブルなのもポイント!怒涛の毎日を過ごすママにとっては、とてもありがたい支援事業です。

産後ケア事業

申請条件に当てはまるママと生後1歳未満の赤ちゃんが対象のサポートです。とくに初めての出産・育児のママは何もかもが初めてで戸惑うことも多いでしょう。そんなママの心身のサポートや赤ちゃんの発育・発達確認、授乳・育児相談などができる事業となっています。
日帰り型・宿泊型・訪問型の3つの利用方法が選べ、指定の施設でサポートが受けられます。日帰りは1回5~6時間、1,000円(初回無料)で上限5回。宿泊型は1日3,750円(初回初日は無料)で、上限7日。訪問型は1回2時間程度、500円(初回無料)で上限3回となっています。

すくすくサポート

妊娠期から子育て期まで、助産師や保育士資格を持つスタッフがサポートする相談窓口です。東広島市こども家庭センター内の窓口では、木のぬくもりを感じられるキッズスペースを併設。子どもを遊ばせながら窓口での相談も可能です。出かけるのが難しい場合は、電話や家庭訪問でも対応してもらえます。
「初めての妊娠で、これからどうしたら良いの?」「子どもの発達が気になる」「子育て中のママ・パパや家族のココロが気になる」など、幅広いお悩み相談ができます。子どもについてどこに相談したら良いか分からないときも、ここに相談すると適切なサービスに繫げてくれますよ。

赤ちゃんがきた!「BPプログラム」

初めての赤ちゃんとの生活で「これからどうしたらいい?何をしなければいけない?」と気持ちだけが焦ってしまうママもいるのではないでしょうか。このプログラムは、そんな生後2~5ヶ月の赤ちゃんを育てるママと赤ちゃんが対象。乳児期に必要な基礎知識について参加者みんなで学んでいくとともに、親子の絆づくりや親同士の仲間づくりの場にもなっています。進行役のファシリテーターがいるので、初対面の人と話すのが苦手な方も気負わず参加してみてくださいね。

地域子育て支援センター

毎日同じ公園に行くにもマンネリ化、ほかの親子とも交流したいといったときに活用できる施設です。乳幼児と遊んだり保護者同士で話したりできる場で、東広島市に25ヶ所あります。保育園や認定こども園内に設けられている所や、商業施設の中に設けられている所も。利用しやすいセンターを選んでも、いくつか巡ってみるのも良さそうです。予約制としているセンターが多いため、利用したい日が決まっている場合は早めに予約枠をチェック!

子育て世代向け賃貸住宅「ひだまりハウス」

夫婦にとっては十分な広さだった住まいも、子どもが生まれると手狭になってくる世帯は少なくありません。しかし、ファミリー向けの賃貸物件は経済的に難しい場合もありますよね。そんなときには「ひだまりハウス」を検討してみましょう。
15歳になる日以後最初の3月31日までの子どもがいる親子世帯が対象の賃貸住宅です。安芸津町にある3LDKの住宅で、家賃60,000円にて随時入居者を募集しています。駐車場代1台分も含まれているので、ありがたいですよね。応募者多数の場合は抽選なので、希望する場合は、まずは問い合わせてみましょう。

こども医療費支給制度

子どもが生まれると、発熱やケガなど、何かと病院にお世話になる機会が増えます。そこで家計的な支えとなるのが、こども医療費の支給です。保険診療の自己負担分に補助が入り、一部負担金で医療を受けることができます。対象児童が高校3年生までに拡大したことで全国的に話題となり、ご存じの方も多いでしょう。
通院の場合、1医療機関につき1日500円、月4回を上限として受診できます。保険薬局での調剤やメガネなどの補装具には一部負担金はかかりません。入院の場合は1医療機関につき1日500円、月14日が上限となっています。15日以上の場合、15日以降の自己負担金はないのは大変助かります。

東広島市で子育てするなら支援制度・サービスを活用しよう

子育ては、人の手が多いほどラクになります。「自分の子どもだから1人でやらなくちゃ」とママが背負い込む必要はありません。「近所に親がいたら助けてもらえるのに」といった方も、地域の力を借りてみませんか?話を聞いてもらう、ちょっとアドバイスをもらうだけでも肩の荷が下りて、子育てがしやすくなるかも。東広島市には、今回ご紹介したほかにも子育てで使える制度やサービスがあります。ぜひ多くの“人の手”を頼って、楽しい子育てができることを願っています♡

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担当ライター

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