ベッタリ子育てからの卒業!息子の保育園入園物語
翌年の4月に幼稚園か保育園に年少から入園させる予定だった息子。しかしそれまで10ヶ月近くあり、活発な息子を持て余すようになりました。離れるのが寂しいと思いながらも保育園に入園を決めた子育て体験談です。
3歳になった息子。そろそろ集団生活?
家庭の事情によって子どもを保育園、幼稚園に入園させるタイミングはそれぞれ違います。わが家も年少になる年に息子を幼稚園または保育園に入園させる予定でしたが、入園までまだ10ヶ月近くあったことと、3歳になってより活発になった息子とどうやって過ごそうかと悩むように。外出するのも息子のお昼寝の時間や上の子の幼稚園のお迎え時間を考えると数時間しかなく、平日は家でダラダラと過ごしてしまうことも多くあったのです。
息子にとってこんな日々は退屈なのではないかと思い、息子のためには予定より少し早いけど幼稚園なり保育園に入れたほうがいいのかも…との思いが巡るようになりました。家事をするのに、息子がいたら中断することも多くはかどらないことも預けたいと思うようになった理由の一つです。
幼稚園、保育園どちらにしよう?
広島の私立幼稚園でも、プレで2歳前から入園できる幼稚園や、3歳の誕生日を迎えたら入園できる幼稚園などがあり、年少より前での入園が可能です。ただ、近隣の幼稚園を調べたところ空きがなく、保育園を視野に入れることにしました。でも、認可保育園は仕事をしている人、介護をしている人など、保育園に預ける理由がある人しか利用できないので、無職の私には厳しそうです。
もともと私は、第1子を出産したときに正社員の仕事を辞めて専業主婦になったという経緯もあり、思う存分子育てに専念するつもりでした。でも息子も3歳になり、集団生活を送ってもいい頃だし、私も5年も専業主婦で、育児生活を充分満喫したので、今が社会復帰するのにいい頃合いかなと思うように。
この機会に保育園に入れて働くことも検討してみようと思い、区役所に今すぐ入園できる保育園があるのか聞いてみることにしました。
認可保育園に入園決定!嬉しいけど不安と寂しさが。
区役所に相談に行くと、数ヶ月前にできた自宅からわりと近い保育園では2歳児の空きがあるとのこと。私の地域は待機児童も多く、在職者でも待機になるような地域だけに運命的なものを感じました。早速その保育園に見学に行き事前調査。できたばかりということもあってとても綺麗な園です。また、2歳児までの園児20人程度を受け入れる小規模保育所であることと、先生もたくさんいて手厚く見てもらえるというところにも惹かれ、息子の初めての集団生活もここなら大丈夫かも!と思いました。
私は求職中で入園の申し込みをしたので、優先順位が在職中の人より低く、認可保育園の入園は難しいところですが、できたばかりで空きがあったこともあり運よく入園が決定。決まったのは嬉しいものの、いざ預けるとなったら不安が。この3年間、特に上の子が幼稚園入園してからは私と息子はベッタリな日々で、一時預かりもしたことがありません。そのため、息子は保育園に楽しんで行ってくれるのだろうか、母子分離できるかがとても心配だったのです。それと、私の社会復帰問題もあります。5年のブランクがあるため、仕事が決まるのだろうか、家事と育児と仕事の両立ができるのだろうかと、とても不安になりました。
入園して息子に訪れた変化
入園前に息子と保育園へ出向き、面談をしました。息子は私から離れず、少し警戒気味。話し合いの結果、じっくり慣らし保育をしながらゆっくり慣れさせましょうとの話で初日は1時間、翌日には2時間といった具合に進めていくことになりました。初日はわけもわからず預けられ、泣くことはありませんでしたが2日目はお別れ時に号泣。私にしがみついて離れようとせず、先生に抱っこして引き離されやっと教室へ入って行く姿に胸が痛みましたが、その翌日以降は泣くことも減りました。ただ、もう慣れたかな、と思っていたら慣らし保育が昼過ぎになったときにはいつもより遅いお迎えに不安になったのか、泣いていました。その姿を見ると、やっぱり来年の4月までは一緒にいれば良かったのかな、と少し思いましたが、それも数日のことで、息子はすっかり慣れて楽しんでいる様子。先生の話によると、すでに3歳になっている息子は園の中では一番年上で、そのせいかみんなのリーダーのような存在なんだとか・・家では甘えん坊の末っ子なので信じられませんでした。
あんなに心配していた息子は、今では保育園が大好きで、毎日朝から登園を楽しみにしています。家ではなかなか成功しなかったトイレでの排泄も、入園して2ヶ月が経つ頃にはオムツがはずれました。先生の指導のお陰と周りのお友だちも頑張っている!という環境のせいでしょうか、集団生活をすることで子どもは大きく成長することを実感しました。
母が今思うこと
息子が保育園生活を楽しんでくれるのはとても喜ばしいことですが、バイバイもせず教室に入って行く姿に、最初は親の私がとても寂しい気持ちになりました。息子はとっくに次のステージに行っていて、私が取り残されたような気分になっています。今後も子どもたちの成長に嬉しいような寂しい気持ちになるのかな、なんて思っていますが子どもの成長を見るのは子育ての醍醐味。これからも寂しい気持ちを抱えながら一番近くでたくさん応援したいと思います。
担当ライター