なにこれ!妊娠中に出現した体の変化について
妊娠中は、お腹が大きくなるだけでなく体調も変化しやすいもの。2人の子どもを出産した私も、例外ではありませんでした。さらに1人目と2人目でも、妊娠中に現れた変化の内容に差があり、自分でも驚いたのを覚えています。妊娠中に現れるマイナートラブルは、人それぞれ。今回は、私の身に起きた“妊娠中の変化”についてご紹介します!
妊娠中のマイナートラブルなんて関係ないと思い込んでいた
“妊娠中はホルモンの影響や骨盤の変化などで、涙もろくなったりむくみやすくなったりなどのマイナートラブルが増える”という言葉を、ネットなどでよく目にしていました。つわりくらいはあるかもと思っていましたが、妊娠判明直前までスポーツで体を鍛えていたこともあり、自分は“マイナートラブルとは無縁!”だと思い込んでいたのです。今考えれば、「なんて甘い考えなんだ…」と、反省しかありません。
第一子の妊娠がわかってしばらくたったある日、妊娠による体の変化は突然やってきたのです。
1人目の妊娠中に現れた変化
まず訪れた体の変化は、妊娠経験のある多くの方が経験済みであろう、「つわり」です。私は妹と2人姉妹なのですが、実母がどちらの妊娠時もほとんどつわりがないタイプだったようで、なんとなく私もつわりなんてないんだろうなと思っていました。なぜこんな風に思っていたのか、今になると謎でしかありません。「これはつわりだ!」と確信したのが、妊娠判明後、2回目となる妊婦検診当日。前回病院に行ってからわずか1週間後の話でした。
その日、電車で一駅のところにある病院を目指して電車に乗り込んだのですが、あいにく満員。まだマタニティマークがもらえる時期でもなかったのと、特にしんどいと感じることもなかったため、いつも通り立っていました。電車が出発してしばらくしたころ、なんとなく息苦しい感じに襲われます。「なんかしんどいな。変なものでも食べたかな」と不安に襲われていたのですが、たった一駅の間に体調はどんどん悪化。数分の間に体調が変化し、立っているのがつらくなるほどの吐き気に襲われたのです。
駅から病院まで、いつもであれば歩いて5分くらいで到着するのですが、その日は休み休みでないと歩けないような状態に。やっとの思いで病院へ到着したときには、フラフラになっていたのを覚えています。最寄り駅が広島駅だったので、人の多さに体調はどんどん悪化していきました。診察の順番が来て、先生へ当時の状況を伝えると、「つわりだね♡」とムダに優しい返答が。その後、まさか娘を出産する日までつわりの症状に苦しみ続けることになるとは、知るよしもありませんでした。
しかし幸か不幸か、娘の妊娠時に起きた大きな体の変化は、その出産時まで続いたつわり程度。ずっと口の中が気持ち悪く、食後はダッシュで歯磨きをしないといけないほどでしたが、娘が世に放たれた瞬間、その気持ち悪さは消え去っていきました。
2人目妊娠中は体が変化するスピードの早さに驚く
長女が3歳になって半年ほど経過したある日、第二子の妊娠が判明します。「2人目はお腹が大きくなるの早いよー」とよく聞いていましたが、私も例外ではありませんでした。第一子のときとは比べものにならないくらいのスピードでどんどんお腹が大きくなり、6ヶ月のころには「臨月ですか?」と聞かれるほどの大きさに。あまりにもお腹が大きくなるので、まさか双子なんじゃないかと自分でも疑ってしまうほどでした。
第一子との違いはそれだけではありません。お腹が大きくなることで、つわり以外にも体に変化が現れるようになりました。一番大きな変化だったのは、“ふくらはぎの静脈瘤”。妊婦さんによくみられる症状のようなのですが、急激な体の変化により、両足ふくらはぎに静脈瘤ができてしまったのです。「静脈瘤があると産後に治すのが大変だから」と助産師さんからのすすめもあり、妊婦さんでも通えるリンパマッサージなどに通って、症状が悪化しないよう対策。結果、静脈瘤が大きくなることなく出産まで過ごせたのですが、長女妊娠時には感じなかった息苦しさなども感じるようになっていました。振り返ってみれば、妊娠期間の半分以上は、フーフー言いながら過ごしていたように思います。
2人の妊娠中を振り返ってみると、娘のときは長く続くつわりに苦しめられた半面、他のマイナートラブルとは無縁の生活。かたや息子を妊娠したときは、つわりだけでなくさまざまなマイナートラブルを経験し、同じ人間でも、1回目と2回目の妊娠では全く違う変化が現れるのだなと驚きました。
同じ人間でも妊娠するごとに体調は変化する
長女を妊娠するまでは、「妊婦さんになったら、幸せな妊娠期間をすごして、出産を迎えるんだ」と思っていた私。実際に妊娠してみて、自分の頭の中がお花畑だったことに気付きました。第二子となる長男を妊娠したときには、だいたいの体調変化が予測できていた私。それでも、1回目の妊娠時と体調変化のスピードなどに違いがあり、戸惑ったのを覚えています。妊娠中のプレママさんたちは、それぞれに大変な日々を過ごされていることでしょう。今の時間を大切に、無事出産されることをお祈りしています。
担当ライター