冬はご注意を!入院もありえる!?実は怖い胃腸炎【子育て体験談】
冬になると、いろいろな病気が流行しますよね。中でも猛威を振るうのが、インフルエンザや胃腸炎などではないでしょうか。今回は、冬に流行しやすい胃腸炎の話を体験談を交えてご紹介します。子育て中のママは必見!ぜひ参考にしてみてくださいね。
冬に猛威を振るう、胃腸炎とは
胃腸炎は、ウイルスや細菌、ストレスなどによって胃腸内の粘膜が炎症を起こす病気。大きく分けると、感染性と非感染性の2種類あります。中でも冬は“感染性胃腸炎”に感染する方が多く、ロタウイルス(主に1~3月)、ノロウイルス(主に11~12月)などが流行するようです。主な症状は、
・食欲不振
・下痢(ロタウイルスの場合は白色の便、ノロウイルスは水溶性の便が特徴)
・嘔吐
・発熱する場合もあり
など。我が子は二人とも1歳のときに感染性胃腸炎にかかり、1週間程度入院しました。今回は症状の出始めから入院までの様子をご紹介します。
年末に入院!初めての胃腸炎
長男が初めて胃腸炎にかかったのは、1歳の12月のときです。日中はいつもと変りなく過ごしていましたが、夜寝る前に急に嘔吐し始めました。それはまるでシンガポールにあるマーライオンのよう。急に嘔吐するのはその日が初めてで、私も嘔吐の処理に慣れていないため上手く対応ができません。とりあえず、吐いたものをタオルで処理しつつ、子どもには水分を与えて対応したのです。
次の日の朝、病院へ行き胃腸炎と診断され薬を処方してもらいました。「これで安心」と思ったのもつかの間、その後も嘔吐を繰り返します。胃腸炎の診断が出てから1週間が経過しましたが、症状が回復しません。その数日後、嘔吐後に泣きもせずグッタリしたのです。その症状が出たのが夜の11時ごろだったので、夜間救急がある広島市の舟入病院へ行くことに。
病院での診断は「胃腸炎になっている、且つ軽い腸閉塞を起こしているためこのまま入院してください」という結果に。たしかに本人がグッタリしてるのに加え、数日間便も出ていなかったのです。そしてついに年の瀬も押し迫った12月25日~30日までの6日間、経過観察のための入院になってしまったのです。
けいれんでパニック!次男のときの胃腸炎
次男が胃腸炎になったのは、1歳6ヶ月の1月のとき。そのときは、保育園でロタウイルスが流行していました。夜になって急に嘔吐・下痢を始めたので「ロタウイルスかも!」と思い、次の日の朝一番に小児科へ。検査をしてもらいましたが結果は陰性で、「普通の胃腸炎でしょう」とのことでした。
一安心したのもつかの間、その日の夜に子どもと寝ていると横から「ヒック、ヒック」という音が。「なんだろう?」と思いながら起きると、子どもがけいれんを起こしていました。私たち夫婦は初めてのことに大慌て!夫は救急車要請の連絡を、私は子どもを抱き起こし名前を呼びながら背中をトントンと叩きました。救急車が到着するころには子どものけいれんは止まっていましたが、念のため長男のときにも利用した舟入病院へ行くことに。病院へ着いたときに体温が38.6度あったため「胃腸炎からくるけいれんか、熱からくるけいれんか判断ができない」と診断され、その日は不安を残したまま帰宅しました。
次の日、お昼にまたけいれんを起こしたので、急いでかかりつけ医を受診。そのときは熱がなかったので「胃腸炎からくるけいれんの可能性が高い」と診断されました。その後、1時間以内に2回けいれんを起こしたため、パニックを起こしながら救急連絡。「症状が落ち着くまでは入院してください」と言われたのです。
冬の子育てで気をつけたいポイント
胃腸炎で入院した息子たち。我が家の場合は、症状が軽度だったこともあり、1週間以内に無事退院しました。とはいえ油断は禁物!冬は胃腸炎が流行しやすい季節なので、感染しないよう最善を尽くしたいものです。そこで私なりに気をつけたいポイントをまとめてみました。
【毎日の感染予防】
冬の子育てで気をつけたいのは、感染予防をしっかりとすること!手洗い・うがいは基本ですが、小さな子どもが上手にうがいをするのはちょっと難易度が高いかもしれませんね。そこで、私が徹底したのが消毒と手洗いです。私は車とバッグに携帯用のアルコールを常備しておき、こまめにアルコール消毒をしました。そして手洗いは、20秒間しっかりとゴシゴシ洗いをしてからすすぎ、同じ作業をもう一度。最後に、アルコール消毒をして終了です。我が家ではこまめな消毒と手洗いを実施してから、風邪や感染症にかかりにくくなりました☆
うがいはすぐに上達しないかもしれませんが、日々練習するといつか上手にできるようになるので、根気よくやり続けるといいかもしれませんね。
【嘔吐してしまったら…】
私は長男の胃腸炎のときに対処法を間違ってしまったので、子どもは嘔吐を繰り返し、尚且つ私も胃腸炎に感染してしまいました。もしも子どもが嘔吐してしまったら、本当は以下のような対応をしなくてはいけないそうです。
・嘔吐後、すぐに水分を与えない!
・嘔吐を処理するときは、マスクや使い捨て手袋を着用して処理を行う
・嘔吐で汚れた服や処理に使用したタオルは薄めた塩素系漂白剤で下洗いをしてから洗う
我が家では子どもが嘔吐してもすぐに対応できるように、ビニール袋をかけた桶、タオル2枚、除菌スプレー、使い捨て手袋、マスクをリビングや枕元に準備しています。メインで生活する部屋に処理グッズを置いておけば、子どもが急に嘔吐したとしても迅速に処理できるのでおすすめ!ぜひ試してみてくださいね。
感染予防をしっかりと行って胃腸炎を防ごう!
感染性胃腸炎の感染力を私は軽視していたため、子どもたちに辛い思いをさせてしまいました。いろいろな病気が流行する冬は、しっかりと感染予防をしなくてはいけませんね。ごめんねという言葉と反省しかありません。今年の冬もまだ始まったばかり。子育て中の方は感染予防をしっかりと行って、病気にかからないように気をつけてください。
担当ライター