うちのお食い初めは旦那さん主体の手作りメニューで!
誕生した赤ちゃんのこれからの成長を願う伝統行事、お食い初め。広島で2人の子どもを育てる我が家では、2回とも自宅で家族のみのお食い初めをしました。買い物から料理、盛り付けまで担当は全て旦那さん!準備から実際のお食い初めまで、我が家の体験談をご紹介します。
お食い初めって何?からのスタート
赤ちゃんが生まれると、お宮参りや初節句など、あまり気にすることのなかった行事と対面することも多いのではないでしょうか。今回ピックアップするお食い初めについて、私たちは全くと言っていいほど知識がありませんでした。「生まれてから100日祝いをするらしい」ということを知ったのは出産してからのこと。確かにたくさんのごはんと着飾ってぽかんとした顔で写っている自分の写真があったような……。まずお食い初めとは何ぞやということを調べることからスタートしました。
「子どもが一生食べ物に困らないように」は、親としての大きな願いの1つですよね。あとで「お食い初めしなかったから…」なんて言われないためにも、それはやっておかないと!ということでお食い初めの準備がスタートしました。
意外と張り切ってくれたのは……
お食い初めについてあれこれ知識を入れたその夜。私と同じくお食い初めについての知識がなかった旦那さんに「お食い初めってね……」と、ネットで調べたお食い初め情報を、もともと知っていたかのように披露。
「子どもが一生食べ物に困らないようにやるらしいよ!」
「この土曜日に準備して次の日にお食い初めしよう!」
「おじいちゃんおばあちゃんも一緒にやることが多いみたいだけど、両方呼ぶとスケジュール合わせるのが大変だから家族だけでやろうか」
旦那さんの反応は「ふーん、そっか、いいんじゃない」というなんともそっけないもの。温度差にむくれつつ、お食い初め準備の日を迎えました。
しかし、反応とは裏腹に意外と張り切ってくれていた旦那さん。「お食い初め用に!」と渡されたのは、蝶ネクタイのついたおしゃれなロンパース。フォーマルな服がない!と仕事帰りにわざわざ買いに行ってくれたようです。当日の服にまで全く気が回っていなかった私。気の利いた対応に驚きました。
家でのお食い初めは前日の準備からが勝負
旦那さんの仕事は土日休み。ちょうど100日の日は平日だったため、1番近い日曜日にお食い初めすることにしました。前日の買い出しもやはり旦那さんメイン。お食い初めに必要なものを調べながらテキパキとかごに入れてくれます。
我が家のお食い初めのメニューは
・お頭付きの鯛
・すまし汁
・筑前煮
・大根と人参の酢のもの
・赤飯
というもの。最低限のメニューを用意することにしました。赤飯を作るのは大変そうだったのではじめからレトルト頼りです。何もなければそう時間はかからないかもしれませんが、生まれて100日ほどのグズグズする赤ちゃんと新人パパママという何とも頼りない組み合わせ。そうスムーズには進みません。当日に全部用意するのは大変だからと、筑前煮と酢のものは寝かしつけの間に用意してくれていました。
当日は早朝からこっそりと
ネットで「お食い初めには歯固めの石を用意することもある」という情報をゲットしていた旦那さん。なんでも、丈夫な歯への願いを込めて、神社の石を赤ちゃんの歯茎に当てる儀式なのだそう。私は「ふーん」と読み飛ばしましたが、旦那さんはこっそりフムフムしていたよう。私と息子が寝ている早朝。神社に出向き石を拾ってきていました。こういう行事はどちらかというと「めんどくさいし適当でいいじゃん」というスタンスの旦那さん。お食い初めに関しては全てにおいてテキパキと動いてくれ、息子愛の強さを感じました。
メニューもバッチリでお食い初め完了!
全てのメニューが用意でき、いざお食い初め!お箸はお宮参りのときに神社でいただいた祝箸を使いました。本来なら食器も新しいものを用意するそうですが、家族だけのお食い初めのためそこは省略。フォーマルなロンパースを着たぷくぷくの息子がかわいくてたまりません。
「長寿の人にお願いするのがしきたり」ということで、うちの長寿代表の旦那さん(といっても私と1歳しか変わりません)が「赤飯→お吸い物→赤飯→魚→赤飯→お吸い物」という順番で3回食べさせるマネをしました。初めての料理に怪訝な顔をしている息子。最後にはグズグズしてしまい終了という、なんだか締まらない終わりでしたが、息子のこれからの成長にしっかりと願いを込めました。
結局、私がしたことと言えば、お食い初めについて調べること、グズグズする息子をあやすこと、写真を撮りまくること。旦那さんが用意してくれたお食い初めメニューは、2人でしっかり味わいました。
形式にとらわれすぎず子どもの成長を願おう
家族だけでお祝いした息子の100日祝い。その後、息子と同じく広島で誕生した娘の100日祝いのときも、お食い初めは旦那さん担当とばかりに頑張ってくれました。形式にこだわり過ぎず、楽しく子どもの成長を願う1日にするといいのではないでしょうか。
担当ライター