手作りのお食い初めをしたいと思っているそこのアナタ!尾頭付きの鯛だけはアレに頼って
お食い初めの料理を自分で作ってわが子の門出を祝いたいというママも多いのではないでしょうか?私もそんな想いを抱いたママのひとり。お食い初めはどんな料理でお祝いするのか、というところから勉強を開始しました。しかしお食い初めについて一通り学んだところで壁にぶつかったのです。「尾頭付きの鯛」なんて家では焼けない!!一体、どうする!?広島ママが実体験談から学んだおすすめをご紹介します。
初めてのお食い初め☆一体なにをするの?
私は子どもが生まれるまで、「お食い初め(おくいぞめ)」という言葉自体を聞いたことがありませんでした。妊娠中の体調があまり優れなかったため、その日その日を生きることに精一杯で、子どもが生まれたあとのことについて考える余裕がなかったからかもしれません。
無事出産を終え、安堵したのもつかの間…子どもが生まれるとたくさんのイベントが待っていることを知ったのです!
一般的には赤ちゃんが生まれて7日目に行うお七夜、次に生後1ヶ月ごろに行うお宮参り、そして生後100日~120日目に行うのがお食い初めです。お食い初めでは、“一生食べ物に困らないように”という願いを込めて、赤ちゃんに縁起の良いごちそうをたくさん用意し、食べさせるマネをします。また“石のように丈夫な歯が生えますように”という願いを込めて、「歯固め(はがため)の石」を料理に添えます。もちろんお料理も石も生後100日前後の赤ちゃんが食べられるものではありませんので、あくまでも食べさせる“マネ”というのがポイントです。
ちなみにお食い初めにもさまざまな呼び名があるようで、熊本の義理の両親は「百日祝い(ももかいわい)」と言っていました。他にも「歯固め」、「真魚初め(まなはじめ)」、「お箸初め(おはしはじめ)」などとも呼ばれているようです。
よっしゃ!手作りでやってみよう!でも尾頭付きの鯛だけは…
お食い初めで用意する献立がわからなかったので、図書館で借りた育児本で勉強することにしました。
育児本に載っていたお食い初めの一般的な献立を見て、「普段あまり作らない料理もあるけど、自分たちでやってみよう!」と決心!さっそく、準備をはじめたのです。
<わが家のお食い初め作戦>
- 歯固めの石…夫が近くの神社でもらってくる
- 赤飯…もち米と一緒に炊くだけの赤飯用あずき缶詰を使って作る
- お吸い物…あさり or はまぐりですまし汁を作る
- 煮物…義母おすすめの筑前煮を作る
- 香の物…わが家の定番☆セロリの浅漬けを作る
- 尾頭付きの鯛…?????!!
手作りお食い初めの救世主は近所のお魚屋さん
張り切ってお食い初め作戦を練っていたのですが、“尾頭付きの鯛”のパートで思考停止…。育児本に載っている鯛は、とても大きくて立派な鯛…そして水引などを使って装飾もしてありかなり豪華に仕上げてありました。
どう考えても“尾頭付きの鯛”がお食い初めのメイン料理だというのに、わが家にある一般的な魚焼きグリルでは絶対に焼くことはできません。グリル以外で焼く家電と言えば、ホットプレート…いや~無理だな。
困った挙句、近くのお魚屋さんに相談してみることにしました。自宅から徒歩5分のところにある昔ながらの鮮魚店です。
私:「あの~、息子のお食い初めに尾頭付きの鯛を用意したいんですが、自宅で上手に焼く方法はありますか?それと、大きな鯛の予約ってできますか??」
お魚屋のおじちゃん:「お食い初めね!おめでとう!!ほいじゃあ、おいちゃんがでっかい鯛を焼いといてあげるよ!日にちはいつ?」
おじちゃんの予想外の返答にびっくり!これほどスムーズに話が進むなんて思ってもみませんでした。おじちゃん曰く、お食い初め用の尾頭付きの鯛の注文はちらほらあり、お手のものなのだそう。
値段はその日に入った鯛の大きさによって変わるからと、事前に聞くことはできませんでしたがお魚屋のおじちゃんを信頼して、その日はニヤニヤしながら退散しました。
立派な鯛に感激!初めてのお食い初め大成功♪
ついに、お食い初め作戦を決行する日がやってきました。私はコツコツと料理をするのみですが、夫のミッションは重要です。
- まず自転車で近くの神社へ“歯固めの石”をもらいに行く
- その足でお魚屋さんに行き、“尾頭付きの鯛”を受け取る
夫は無事歯固めの石をゲットし、お魚屋さんへ。おじちゃんに名前を伝えると「ええがい(よい具合)にしとったよ!ありがとね!」と丁寧に包装された鯛を渡され、料金は2千円だったとのこと。
夫が持ち帰った鯛をさっそく確認してみたら、大きさ・焼き具合・装飾・価格どれを取っても満足の尾頭付きの鯛でした☆
初めての手作りお食い初めで戸惑うこともありましたが、立派な尾頭付きの鯛のおかげで子どもの成長をゴージャスに祝うことができました。お魚屋さんでの注文、おすすめですよ!
尾頭付きの鯛はプロにまかせるのが一番!
お魚屋さんのおじちゃんに聞いたのですが、一般家庭のグリルで魚を焼くとどうしてもしっぽだけが焦げて見栄えが悪くなってしまうそうです。そのためお祝い用の焼き魚は、プロに頼む方がおすすめ!とのこと。自作のお料理でお食い初めをしたいという人も、尾頭付きの鯛だけは調理ができるお魚屋さんや通販などで注文することをおすすめします。
担当ライター