産婦人科での授乳指導!激痛と不安に涙した私を助けてくれたアイテム
初めての出産、育児…。初めての経験は誰しも不安と理想の間で悩むことがいっぱいですよね。私は妊娠中から漠然と母乳育児をイメージしていました。
そんな私が不安に襲われたのは、広島の産婦人科で出産後のこと。想像と違って母乳が思うように出なかったのです。そんな私の経験談と母乳育児のおすすめアイテムをご紹介します。
初めての出産と入院
私が出産したのは広島市内の産婦人科です。計画分娩予定でしたがうまく赤ちゃんが降りてこず、何日も入院が続いたことで心も体も疲れ果てていました。
やっと赤ちゃんが生まれ、達成感とお腹がスッキリした感覚に喜びいっぱいでしたが、その感覚を味わったのもつかの間のことだったのです…。
授乳がうまくいかず、落ち込む
赤ちゃんを入院部屋に連れてきてもらい、初めての授乳の時間がやってきました。
妊娠中から特にポリシーがあったわけではありませんが、「子どもが生まれたら自動的におっぱいが出るようになる。コツさえ掴めばきっとすぐ飲ませてあげられるだろうから、最初から完全母乳でやっていこう。」そんな風にぼんやりと思っていました。
しかし、産後すぐから両胸が熱くカチカチに張り、激痛に苦しむことに。助産師さんがおっぱいマッサージをしてくれましたが、それはもう悶絶ものの痛さでした。
こんなに痛いのに、滲む程度しか出ない母乳。そして赤ちゃんも上手におっぱいを咥えられず、全く吸えていません…。
入院中はわずかにしか母乳が出なかったため、授乳後に毎回赤ちゃんの体重を測っては「2g増えた!」「10g減った…なんで?」と一喜一憂。実際、赤ちゃんに与える栄養の大部分はミルクに頼っていました。
妊娠中から続く怒涛の体験に、気持ちがどんどん追い詰められていくのを感じる日々でした。
退院してからは慣れない授乳により乳首が裂傷をおこし、咥えさせるだけで激痛。腕を上げるだけで胸全体が痛く、授乳時間がくるたびに憂鬱だったのです。
ネットで調べて使ったおすすめ神アイテム!
少しでも痛みを和らげるため、藁をもすがる思いで授乳サポートグッズを急いで購入しました。ここでは実際に私が使って良かったおすすめアイテムを紹介します。
Medela/Contact™ (コンタクト)ニップルシールド
最終的には直母を目指していたので、こちらの乳頭保護器は本当に神アイテムでした。傷や炎症のある乳首を保護し、赤ちゃんにとっても吸いやすくなるようサポートしてくれます。
カバーは透明で、非常に薄いシリコン素材です。これを使用することで授乳時の痛みが半分くらいになりました。毎回の消毒は少し面倒ですが、持ち歩き用ケースも付いていて便利ですよ。個人的にはおすすめ№1アイテムです!
カネソン/ランシノー
傷や炎症をおこした乳首に塗布する軟膏です。ラノリンという羊の脂成分100%でできており、赤ちゃんの口に入っても大丈夫なので授乳時にふき取る必要がありません。
授乳に慣れるまでは乳首の皮膚は敏感で、すぐ乾燥し傷になってしまいます。
この軟膏を授乳ごとにこまめに塗ることでしっかりと保湿され、痛みが軽減されました。使っているうちに乳首が鍛えられ傷にならなくなりました。
ピジョン/手動搾乳器
乳首の傷で直母がどうしても辛いとき、また、おっぱいが張って痛みが激しいときなどはこの搾乳機で母乳を絞っていました。
赤ちゃんが吸ってくれているかのような吸引力で、ほ乳瓶に母乳が溜まります。母乳は吸われることで分泌が促進されるため、なかなか出ない時期には搾乳機でも分泌を促していました。
分泌が過剰なときにも、手で絞るよりずっと効率的に搾乳できるのでカチカチの胸が軽くなり助かっていました。
育児アプリ/授乳ノート
入院中からしばらくは授乳時間やおむつの回数など全て育児日記に手書きで記録していたのですが、書かなきゃという意識が自分を追い詰める要因になっていると感じ中断。
ケータイアプリで手軽な記録のみに留めるよう意識してみました。片乳ずつの授乳時間が測れるので、バランスよく授乳することができます。
シンプル機能でタッチのみの操作なので産後すぐの思考力低下に優しかったです。
少しずつ軌道に乗り始めた母乳育児
そんなこんなでさまざまなアイテムに頼りつつ、泣きながら続けた母乳育児。
産後1ヶ月の頃には分泌がすすみ、赤ちゃんも吸うのが上手になったため、ほぼミルクなしで母乳のみで育児できるまでになりました!
今考えるとなぜそこまで母乳に捉われていたのか自分でも謎ですが、軌道にのったことは本当に嬉しかったです。
それぞれの育児を楽しむために
母乳の出る出ないは体質によるところが大きく、誰でも今回おすすめしたアイテムが合うとは限りません。また、それぞれのメリットがあるため、母乳かミルクかはたまた混合で育児するかはお母さん次第!
この経験で私が感じたことは、育児はどんなアイテムに頼ってでもお母さんの負担を減らすべしということ。そして赤ちゃんが少しずつでも元気に育てば100点満点なんだ、ということです。
今しかない育児が楽しいと思えるように、使えるおすすめアイテムはどんどん使って赤ちゃんとの授乳タイムを楽しんでいきましょう♪
担当ライター