耳の聞こえが悪い私ならでは？2人目出産で産婦人科を変えた理由

病院が嫌い！のそのワケは

物心ついたころから耳の聞こえが悪い私。音がなったらボタンを押すという学校の聴力検査で、ボタンを押せた記憶がありません。耳鼻科を受診したところ、学校の聴力検査の音域は聞こえにくいものの、近い距離なら会話に支障はないとのこと。「気になるようなら補聴器を検討してもいいかもしれない」という話でしたが、補聴器はなんとなくかっこ悪いのと、そう気になるほどではないという理由でそのまま過ごすことにしました。幸い大きな支障もなく過ごせましたが、1番不便を感じていたのは病院です。

• 気を張っていないと名前が聞こえない→診察室の近くの席でできるだけ様子や順番を確認しながら待つ必要があった
• 病院の先生はカルテなどを見ながら話すことが多く、声が届きづらい
• マスクをしている先生や看護師さん、受付の人も多く、声が聞こえにくい

これらの理由から、病院は必要最低限のみ。できることなら行きたくない場所でした。

1人目の産婦人科はおおむね満足！しかし気になるポイントは？

20代後半で1人目の息子を出産しました。出産した産婦人科を選択した理由は、当時住んでいた家の近くだったから。キレイでベッドが2つもある広い病室やおいしい病院食、母乳育児サポートなど、おおむね満足することができました。しかし、気になるポイントが。

• 健診の際名前を呼ばれる回数が多い
• 診察室の中から名前を呼ばれると聞こえない！

という点です。なんだ、当たり前じゃん！そんな声が聞こえてくるかもしれませんが、耳の聞こえが悪い私には大問題。移動する度に呼ばれるため、気を張って過ごさなくてはなりませんでした。小さなことではありますが、行く頻度の多い妊娠健診の小さなストレスになっていたのです。

2人目出産の産婦人科はどう選ぶ？

1人目出産から3年後、待望の妊娠です。引っ越ししていたこともあり、2人目はここ！と決めている産婦人科がありました。
心惹かれた産婦人科は、友だちの赤ちゃんに初対面するため足を運んだ産婦人科です。病院が開いている時間に訪れたこともあり、健診を待つ妊婦さんがたくさんいました。そこでは名前ではなく番号で呼び出しが。友だちに聞いてみると、受付の際に渡される番号で呼び出しされるとのことです。しかも、呼び出しの際は音楽とともに画面に番号が表示される仕様。たとえ音に気が付かなくても呼び出された番号は表示されているので安心です。その産婦人科は実家に近かったこともあり「次の出産はここ！」と心に誓っていました。

オール満足の2人目出産

人気の産婦人科だったので少し心配でしたが、無事希望通りに予約することができました。妊婦健診は上の子連れでしたが、キッズルーム完備の上キッズルームにも呼び出し画面が設置されており、待ち時間もストレスなく過ごせたのです。
妊娠中も大きな問題もなく、分娩台にのって1時間半で無事出産することができました。入院中の楽しみはやっぱりごはん。毎回栄養たっぷりのごはんが部屋に届けられ、1人で食べる贅沢をかみしめます。（息子が来たときには半分食べられてしまいましたが）1ヶ月健診の際には出産や入院中のシーンが撮影されたDVDを受け取ることができ、いい思い出になりました。

1つだけ心残りがあるとすれば……

オール満足だった2人目出産。1つだけ心残りがあるとすると、息子もいっしょに入院できる特別室にすればよかったかな…ということです。そこの産婦人科には大部屋・個室・特別個室の3種類があり、特別個室のみ家族で宿泊できるシステムになっていました。出産の頃は旦那さんはちょうど出張のタイミングで息子は実家にお泊まり予定。特別個室でなくてもいいか…と個室を選びました。しかし、赤ちゃんが生まれることや初めての1人お泊まりなどで不安定になっていた息子。初めて病院に来たときは、赤ちゃんを抱っこする私を見て大号泣！そのまま実家に帰る予定でしたが、旦那さんが来る予定の夜まで病室で過ごすことに。「よるにおかあさんがいないとね、さみしい‥」と泣く息子を見て、一緒に宿泊できる特別個室にしておけばよかった！と後悔しました。1日病室で一緒に過ごした後は、実家と旦那さんの協力もあり、なんとか元気に過ごせた息子。2人育児の不安の幕開けを感じさせるような産婦人科での時間となりました。

産婦人科はストレスなしで過ごせるところを選ぼう

耳の聞こえが悪い私の、広島での産婦人科選び体験についてご紹介しました。妊娠判明後にまず悩むのは産婦人科ですよね。健診で頻繁に通うことになる産婦人科は、ストレスなしで過ごせることが第一条件。自分の譲れないポイントを決め、口コミなどの情報を頼りに産婦人科を決めると、満足できる出産になるのではないでしょうか。