産婦人科主催の両親学級に参加した夫のビフォーアフター!

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夫婦で出産についての知識や心構えを勉強する産婦人科主催の両親学級。実際に参加してみて、どんな内容でどんなことをしたのか、夫の様子はどうだったのかなど、広島で子育てをしている私のエピソードをご紹介します。

初めての両親学級!ほかの参加者の様子は?

1人目を出産する際に、私たち夫婦は立ち合い出産を希望していました。私の通ったのは広島のとある産婦人科。そこでは立ち合い出産を希望する場合、産婦人科が主催する「両親学級」を夫婦で受講する義務があると知り、妊娠8ヶ月の頃に受講したのでした。

両親学級の参加義務を夫に伝えると

産婦人科では両親学級以外に、「マザースクール(母親学級)」の開催もあります。こちらは妊婦さんを対象とした妊娠期間中の過ごし方といった内容がメインなのに対し、両親学級では「出産時と出産後の育児」を見据えた内容がメインということで、夫がどんな反応をするのか興味津々。
夫に参加してもらうためスケジュールの調整をお願いしたのですが、まず夫の最初の反応は「え!俺も参加しないといけないの?」とのこと。なんとなく予想はしていましたが、ちょっと面倒な様子でした。
しかし、立ち合い出産のために必要なのだとわかると了承してくれ、「緊張する」と言いながらも「両親学級ってどんなのかちょっと興味ある」とも言っていました。

参加者は初産・経産婦さんなどさまざま

いざ当日、両親学級の開催される会場へ行ってみると私たちを入れて10組の男女が参加していました。最初はガチガチに緊張していた夫も、ほかのご夫婦、というか旦那さまたちの姿をみると、どこか安心したようでした。
参加者の年齢層はバラバラで、子連れで参加されている人も。私はこのとき、初産だったので出産についての知識は皆無に等しく、子連れのご家族が頼もしく見えたものです。

立ち合い出産経験者の体験談も聞ける

両親学級は2人の助産師さんの司会進行でスタート。まず参加者全員で自己紹介をするのですが、ここで助産師さんから男性陣に「出産に向けて頑張っていることも一言添えて」とリクエストがありました。
参加者の男性たちからの「一言」のなかには、「妻の家事をいつでも代われるように料理を勉強しています」という拍手を送りたくなるようなコメントや「正直なにをしていいやらわかりません」といった、すべての男性陣が「うんうん」と頷くようなものまでさまざま。夫たちの緊張が伝わり、妻たちも頷いたり笑ったりと空気が和みました。
ちなみに私の夫の一言は「とりあえず頑張ります!」と気合のみのコメントでしたよ。

立ち合い出産2度目のご夫婦

その後、参加者のなかに立ち合い出産が2度目というご夫婦がおられたので、実際に立ち合い出産してみてどうだったか、といった感想を聞くことができました。
その感想のなかで、立ち会った旦那様は「出産する瞬間もドキドキしましたが、仕事先から急にかけつけたので間に合うのかどうか焦りました」といったことを話されていました。
それを聞いて、私の夫は「そうか、立ち合い出産も運。必ずタイミングが合うとは限らないもんなー」と感心していました。私も同様に、立ち合いを希望していても間に合わないで1人で出産することもあるのかと、なんとなくドキドキしたのを覚えています。

両親学級では夫への教育がメイン?

両親学級のなかで、出産が近づいた妊婦さんが気をつけることや、出産が直近になったときの体サインなどの話があり、夫婦で知識を共有しておいてほしいと念を押されました。
また、実際に出産するときの入室の仕方や夫の立ち位置の確認などの話もあり、参加者は全員真剣な面持ちで話を聞いていましたが、この出産時の様子などについてはマザースクールで聞いた内容と被っているものも多かったです。もちろん重要なことだから、というのもあると思いますが、もしかすると「男性陣!覚悟を決めてね」といった主旨で、男性に向けた話なのかなと感じました。

出産に向けて呼吸の練習

両親学級は話を聞くだけではありません。プログラムの最後には出産時の呼吸法や腰・お尻のマッサージなどを夫婦で実践する時間も。各夫婦に1枚ヨガマットが配られ、マットを敷いて横になった妻の介助やマッサージの練習をしたり、男性陣も呼吸法を体験したりしました。
呼吸法は普段なじみのないものなので男性陣は四苦八苦していましたが、私自身もいまいちポイントがつかめないまま呼吸法の練習が終了してしまいました。

両親学級に参加した夫の感想は…

両親学級が終わって夫に感想を聞いてみると「子どもが生まれてからのことはまだイメージできないけれど、出産が近づいているという実感は生まれた」とのことでした。また、「自分以外に、立ち会う旦那さんがたくさんいるのがわかって安心した」とも言っていました。
後日談ですが、1人目の陣痛が来て出産が間近に迫ったとき、夫は両親学級のことを必死に思い出していたそうです(笑)

初めての出産ならぜひ両親学級に参加してみましょう

妊娠中に胎動を感じたり、少しずつお腹が大きくなったり出産することへの覚悟をしていく時間のある女性と違い、男性にとって出産はまだまだイメージしにくいものなのかもしれません。緊張したり安心したりする夫の様子をみていて両親学級は男性にとって必要な段階かもしれないなと感じました。
もし、産婦人科などで両親学級が開催されていたら参加されるのをおすすめしますよ。

担当ライター

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