いつものパンやコーヒーも、おうちで「モーニング風」朝食で楽しもう
私の地元では最近全国的にも知名度の高いモーニングの文化が定着しており、わが家の子どもたちにとって帰省の楽しみのひとつとなっています。
そこで、広島にいても地元の喫茶店気分を味わえるよう、パンやコーヒーをモーニング風に盛り付けた朝食を楽しむように。今回は、そんなわが家の朝食エピソードをご紹介します。
地元では朝食の定番「モーニング」
モーニングとは、本来の「モーニング=朝、早朝」の意味とは異なり、喫茶店やカフェでコーヒーや紅茶などのドリンクに、パンやサラダなどがついてくるサービスです。
例えば写真のモーニングはドリンクを頼むと付いてくる、サラダやフルーツ、ゆでたまごが盛り付けられたプレートです。なんと、このプレートのほかにトーストとみたらし団子も付いてきます。
もちろんこんなに盛りだくさんな内容なのに、お支払いはドリンク代だけ。モーニングを知らない、特に県外の方は「え!?頼んでません!」と言ってしまうほどのお得なサービスなのです。
地元は喫茶店が多く、広島県で例えるならば、お好み焼き店と同じくらいの店数です。実家の近所にも、たくさん喫茶店があるので、いろんなお店のモーニングを食べに行くのも楽しみのひとつ。モーニングは、広島ではあまりなじみのないサービスだと思いますが、私の地元では、ランチいこう!と同じノリで「明日の朝モーニングいこ!」という会話になるほど、文化としてなじみ深いものです。
お店によって違いが楽しめるモーニング
モーニングのメニューは、パンやサラダ、ゆでたまごなどが主流ですが、お店によってメニューの違いがあるのも楽しみのひとつです。パンの種類がトーストやホットサンド、サンドイッチなどから選択できるお店だったり、そもそも主食がパンではなく、おにぎりやお粥のお店だったり。そして卵の調理方法が、ゆでたまごやスクランブルエッグ、オムレツなど好きなものをチョイスできるなど…例をあげだしたらキリがないほど、それぞれのお店で特色あるモーニングを取り揃えています。
ちなみに、東海地方では喫茶店以外でもモーニングを提供しています。パン屋さんやフルーツパーラー、和食屋さんなどバラエティ豊かです。本格インドカレー店のモーニングは、パンではなくナン、ドリンクはラッシー。もう、朝食なら何でもありです!
さらに極めつけは、「1日中モーニング」という看板を掲げているお店。もう朝食の概念を超えていますね。この看板、地元の人は理解できますが、県外の人にとっては「どういうこと?」となりそうです…。
おうちで喫茶店のモーニング気分を楽しもう♪
広島では、ファーストフードチェーンや牛丼チェーン、ファミリーレストランなどが朝食を提供しています。朝からお出かけする際に、ときどき利用しますが私たち親子がイメージしているモーニングとは少し異なります。理想は、トースト・ゆでたまご・サラダなどのセットなのです。でも、なかなか広島では見つかりません…。
でも、おうちの朝食をワンプレートに収めると、喫茶店のモーニング感が演出できて子どもたちは満足します。おうちカフェ風な食器を使用すると特別凝った料理がなくても、あとは盛り付け方をかわいく工夫するだけで朝食がより楽しめるのです。
明日の朝ご飯は「おうちモーニングごっこ」!
いつからか始まった、おうちモーニングごっこ。ゆっくり過ごせる休日は、朝起きると机の上に、食べたい朝食メニューが書いてあるので、できるだけ希望にそってあげられるようにします。ときには、ごっこ遊び真っ盛りな3歳の娘が「いらっしゃいませー」と店員さんになり、喫茶店ごっこの寸劇が始まります。
休みの日くらい、ゆっくりさせて下さい…というのが正直ですが、この先、成長したら休日の朝も部活や用事で、子どもたちとゆっくりできる時間はないのだろうな~と思うと、貴重な時間に思えます。
朝起きるのが、楽しみになるような朝食を
朝食の重要性は今も昔も意識されています。朝からしっかりと栄養を摂取すると、勉強や仕事への効率や集中力を高めてくれそうです。
でも、もっと大切にしたいのは子どもとのコミュニケーションだと思います。家族で同じものを共有して「おいしいね♪」と味覚を共有することや、表情や話す内容、食事の様子から健康状態や精神状態を把握することもできます。
そのためにも、朝起きたくなる、気分が上がるような楽しみな朝食づくりを心がけています。パンやサラダなど、いつものメニューをお店っぽく盛り付ける「モーニングごっこ」で楽しく元気に1日をスタートさせましょう♪
担当ライター