広島でホタルが見たい!清流の町「湯来」で楽しむホタルウォッチング

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広島の温泉地と言えば…湯来温泉を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。広島市内からほど近く、美しい清流と名湯・湯来温泉を有する湯来町は、ホタルの里としても有名な地。今回は、毎年6月末にホタルまつりが開催される湯来町へ、家族でホタルウォッチングに出かけた体験談を綴ります。

ほーたる来い!幻想的なホタルの光を見に行きたい!

我が家のカルタに、「ホタル」のカードがありました。6月のホタルシーズンに、ホタルウォッチングへ行くことになった我が家。このとき5歳だった長男は、カルタの箱の中からホタルのカードを探しだし、「ホタルを見に行く!」と目を輝かせながらリュックに一枚のカルタを入れました。普段なにげなく遊んでいるカルタの中に、ホタルのカードがあるのを覚えていたとは…ホタルを確実に見られる場所に連れて行ってあげようと、思った瞬間でした。

湯来町で楽しむホタルウォッチング

広島でホタルが見られる場所を調べてみると、水のきれいな場所で見られることが多いよう。しかし、夜間にだけ見られるホタルだから、近隣の家に迷惑にならず駐車場が確保された場所へ行くことに。
そこで、毎年6月末にホタルまつりが開催されており、湯来ロッジに大型駐車場が完備されている湯来町に行き先が決まりました。

子どもと行くホタルウォッチングの注意点は?

我が家のホタルウォッチングの成功談と失敗談から、ホタルウォッチングへ行くときの注意点について考えてみました。

ホタルウォッチングのタイムスケジュールは?

ホタルが光りながら夜空を舞いだすのは、夜8時~9時ころ。小さな子どもは、もう寝ている時間なのではないでしょうか。夜8時~9時ころホタルを見に行ったけれど、子どもが寝てしまっていては残念ですよね。

ホタルウォッチングの成功談

そこで我が家は、ホタルを見に行くまでの道中に車で子どもを寝かしつけ、ホタルウォッチング前にお風呂と食事を済ませる作戦を決行しました。この作戦にまんまとハマってくれた5歳の長男。湯来町までのドライブコースはぐっすりとお昼寝、そして湯来温泉でゆっくりと温まり、湯来ロッジで食事を済ませてから意気揚々とホタルウォッチングへと挑みました。

ホタルウォッチングの失敗談

逆に、親の思惑にハマってくれなかった3歳の次男は…温泉と食事はクリアしたものの、その後のホタルウォッチングは夢の中…zzz仕方なくベビーカーで寝たままホタルウォッチングへ…小さい子どもあるあるですが、なんとも残念!

ホタルウォッチング成功の秘訣とは?

まだ小さな子どもをホタルウォッチングに連れて行くには、ホタルの舞いだす夜9時までに確実にお昼寝を済ませておくのが成功の秘訣です。また、ホタルを見た帰り道に車で寝てしまうことも考えると、お風呂と食事を済ませておくのがよいでしょう。

夜空に舞うホタルを見る幻想的なひととき☆

夜8時~9時ころ、湯来町の清流付近ではホタルが乱舞を始めます。夜の暗闇の中、ひとつふたつと黄緑色の光を放つホタルがふわり踊るように舞いだすのです。
「あっ!ホタル!」そう言った次の瞬間には、あちらこちらの暗闇にホタルの光が点灯。あっちにも、こっちにも!6月末の湯来町は、幻想的なホタルの光に魅せられて夜道を歩く人々で賑わいます。

湯来町で見られるホタルは?

湯来町で見られるホタルは、有名なゲンジボタルにヘイケボタル、さらにヒメボタルと呼ばれる珍種も。その日の気象条件によっては、たくさんのホタルの乱舞が見られないこともあるのだとか。一期一会のホタルの乱舞、見られた我が家はとってもラッキーだったのかもしれません☆

ホタルを捕まえたい!ホタルを我が手にした長男

遠くの木々の中を瞬くホタルもいれば、私たちが歩く小道の上を飛んでいるホタルも。美しく光るホタルが捕まえたかった長男は、小さな手でホタルを捕まえようと奮闘します。しかし、ふわりと飛ぶホタルは、5歳の子どもにはなかなか捕まえられません。そして、親の私たちも同じく、なかなかホタルを捕まえることができませんでした。
そこで父さんが使った最後の秘策…!それは、隣でホタルを捕まえていた方に懇願するという、奥の手でした。「子どもがホタルを間近で見たがっていて…」そう頼まれたら、きっと断れませんよね(笑)

父さんの勇気ある行動と、隣にいた方の善意でホタルを間近で見られた長男、とってもご機嫌でしたよ♪

そしてこのあと、長男が逃したホタルが…まさかの!寝起きの次男のおでこに止まってしまい…次男はホタルにびっくりして大泣き!泣きわめく次男を連れて、あわてて帰路についたのは忘れられない想い出です(笑)

自然といのちの不思議に触れる!ホタルウォッチングの魅力

初めてホタルウォッチングに行った年から、我が家は毎年のようにホタルを見に行っています。これまで、期間限定のホタルの光をキャンプ場や家の近くの川など、様々なところで観察してきました。そして、大きくなった長男・次男は、自力でホタルを捕まえられるように。
ホタルの美しい光を見て触れる経験を通し、きれいな清流を守ることの大切さや、小さないのちへの愛着が育ってくれたらいいなぁと思います。毎年6月に、広島のホタルの季節がやってきます。今年もまた、子どもたちと一緒に美しいホタルの乱舞を楽しみたいものです。

担当ライター

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