働くママにおすすめ!通い始めてから知った認定こども園の魅力とは?
2006年からスタートした、認定こども園という仕組み。この4月に年長さんとなった我が家の娘は、認定こども園に通っています。認定こども園の数も増えてきていますが、まだまだ幼稚園・保育園との違いがわからないという人が多いのも事実です。
今回は、娘が入園したことで知った認定こども園の魅力についてご紹介します。
こども園への入園を決めたきっかけ
我が家の娘は認定こども園に通っているのですが、最初から認定こども園へ入れることを目的に園探しをしていたわけではありませんでした。娘が幼稚園へ入園する年の1年前から幼稚園探しを始め、自宅から通える範囲にある幼稚園や認定こども園の園庭開放に参加。
いくつかの園に足を運んでいる中でいいなと思ったのが、たまたま認定こども園だったのです。
そこの園に通わそうと決めたきっかけは、「園庭の広さ」と「子どもが主体となった遊びから学ばせる」というスタンス。のびのび思いのまま遊べるのなんて幼稚園までなんだから、幼稚園の間はしっかり思う存分遊んで欲しいという私の願いに沿った園にめぐり合うことができました。
いいなと思った園が、幼稚園でもなく保育園でもなく認定こども園だった。それが、我が家の娘が認定こども園へ通うきっかけとなったのです。
仕事をしながら幼稚園に通わせたいママにおすすめ
認定こども園らしさを感じたのは、入園式の当日。娘は私たち夫婦にとって第一子となるため、入園式も今回が初めてでした。どんな感じなんだろうと親子ともども緊張しながら園へ向かったのですが、現地に到着してすぐに“こども園らしさ”を感じることとなります。
あらかじめハガキでクラス発表がなされていたので、娘のクラスのお部屋に親子で入りました。幼稚園児として通う1号認定児たちは、初めてママと離れる子がほとんど。緊張で顔がこわばっている子や、知らない場所に来て泣いている子などさまざまでした。
それぞれにいろんなリアクションを取る子どもがいる一方、やけに慣れた雰囲気で和気あいあいとおしゃべりをしている子どもたちを見かけた私。「幼なじみなのかな?」と思っていたのですが、その子たちは同じ敷地内に通う保育園から上がってきた2号認定児さんたちだったのです。このとき初めて1号認定児と2号認定児の違いを肌で感じ、“認定こども園ってこういう場所なんだ”と感じたのを覚えています。
通常保育の時間帯は、1号・2号関係なく同じお部屋で過ごします。動きが変わるのは、お迎えの時間以降。1号認定児は保護者の迎えを待ち、延長保育を利用する子は延長保育のお部屋へ移動をします。2号認定児たちは2号認定児が過ごす部屋へと移動し、年少さんはそのままお昼寝タイム。年中・年長は外で遊んだり中で活動したりと、元気に遊びまわっていました。
延長保育を利用する子以外は一斉に帰ってしまう幼稚園にくらべ、保育時間が終わってもたくさんの園児や先生が残っているのは認定こども園ならでは。正社員でがっつりというわけではないけれど、仕事をしながら幼稚園に通わせたいと考えている人にとっては、ありがたい場所だなと感じました。
お迎えの時間が遅くなっても一人にならない
娘が幼稚園の生活に慣れてきたころ、初めて延長保育を利用しました。私は仕事をしていたので、最終の時間まで延長保育を利用することとなります。2号認定児たちが残っているとはいえ、1号認定児の居残り組とは違う部屋で過ごしていたので、初めて延長保育を利用したときは“寂しがらないかな”と少し心配していた私。お迎えに行くと、延長保育の部屋には数人しか残っていませんでした。しかし、2号認定児たちはまだたくさん残っていたので、園内がシーンと静まりかえっている様子もなく一安心したのを覚えています。
同じ職場に子どもを幼稚園へ通わせているママがいたのですが、その幼稚園では預かり保育を利用する人が少なく、お迎えに行ったときポツンと一人きりだったという話を聞きました。やはり、幼稚園は仕事をしていないママが多数派。パートなどで仕事をしていても、子どもが幼稚園へ行っている間だけ働いているという人も多いものです。ポツンと残される我が子を見て、同じ職場のママは“寂しい思いをさせているかも”と不安に感じたそう。
その点、認定こども園では仕事終わりに迎えにくる保護者が多くいます。子ども自身が、“なぜ私のママだけいつもお迎えにこないんだろう”と不安に感じる機会も少ないだろうなと思いました。
行事に関する親の負担が少ない
園によって違いがあるとは思いますが、娘が通っている認定こども園は行事に関する親の負担が少ないなと感じています。具体的な例を挙げると、お遊戯会の衣装は全て園が用意、参観日は特定の日を設けるケースと“オープンウィーク”と題して1週間のどこでも見に行っていいようにするなど。
仕事をしていると、お遊戯会の衣装作りなどの時間を捻出するのは難しいもの。参観日もギリギリで日程が公開されてしまうと、仕事の休みが取れずに結局行けなかったというケースもめずらしくないようです。
各家庭でお遊戯会の衣装作りをする必要がなかったり、1週間のうちどこでも都合がいい日に参観できるような仕組みを設けてくれたりしているのは、すごくいいなと感じています。親が仕事をしている、していないに関わらず、みんなが園の活動に参加しやすい仕組みが作られているのは、認定こども園ならではだなと思いました。
近くの認定こども園をチェックしてみよう!
仕事をしながら幼稚園へ通わせようと考えているママは、近くにある認定こども園もチェックしておくのがおすすめです。働きながらでも幼稚園のカリキュラムを受けることができるので、保育園ではなく幼稚園に通わせたいと考えているママは早速確認してみてください。
担当ライター