妊娠初期、私はこうして選んだ!産婦人科選びの決め手になったポイント

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妊娠が発覚したら、まずは産婦人科選びをしなくてはなりません。しかし、数ある産婦人科の中から、自分に合ったところを見つけるのは難しいですよね。今回は私の体験談をもとに、なぜその産婦人科にしたのか、選び方のポイントをお伝えします。

出産=怖い・痛いというイメージを覆す!

出産というと、痛くて壮絶で怖いもの!というイメージがありませんか?私もドラマやマンガ、周囲の人の体験談から、そう思い込んでいました。
結婚1年目で妊娠が発覚し、とてもうれしかったものの、出産って怖い…とネガティブなイメージを抱えたまま産婦人科探しがスタート。私が住んでいる広島のとある地域には、分娩が可能な産婦人科が総合病院を含めて5つあったので、とても迷いました。私は「きれいで料理は豪華なところがいいな♪」という安易な選び方から、3つの個人病院に絞りました。その3つの病院を詳しくリサーチしていくと、1つだけ特異な産婦人科があることに気づいたのです。まず目に止まったのが「痛くない、怖くない出産」というキャッチフレーズ。無痛分娩を推奨しているのかな?と思いましたが、そうではありません。普通分娩にも関わらず、出産中1度も「痛い!」という人がいないのだとか!それどころか笑顔で出産を終える人も多いと書かれていました。その内容に衝撃を受け、「きれいで料理が豪華なところがいいな♪」という考えは頭から吹き飛んでいたのです。

せっかくなら自分らしく出産がしたい!

出産に対してとてもポジティブな印象を与えてくるこの産婦人科を、早速受診することに。
診察中に、その産婦人科の理念やシステムを詳しく説明してもらいました。その中でも特に印象に残ったのが、

・何でもアリの出産だから自由に楽しめる
・痛い、怖いという思い込みはNG
・お母さんがリラックスして出産するとお赤ちゃんも苦しくない

という3点。ほかの病院にありがちな、決められた形で出産!ということは一切行っていないとのことでした。例えば「出産は部活動の生徒に立ち会ってもらいたい」「上の子どもにへその緒を切ってもらいたい」といった要望も叶うのです。自分でこうしたい!と決めて出産をすることで、楽しく幸せなお産ができると言われました。また、「痛い、怖いというイメージを持っているから、本当にそうなるんだ」と先生がおっしゃっていました。思い込みを捨てて、極端に言えばお花畑の中で出産をするような明るく楽しいイメージをすれば、リラックスして出産にのぞめるのです。リラックスすれば、赤ちゃんも苦しまず生まれてくるということも聞きました。出産に対するマイナスイメージがなくなり、私も自分らしく楽しく出産がしたいと思うようになりました。

ソフロロジーって?ラマーズじゃないの?

この産婦人科では、ソフロロジー式出産を導入していました。
先生の話を聞いていく中で、ソフロロジー式という言葉が何度も出てきました。ソフロロジー式を簡単に言うと、陣痛中長く息を吐くことに集中する出産法のことです。よく知られているラマーズ法は、陣痛中はヒ・ヒ・フーという呼吸法をして、子宮口が全開になったら息を止めていきんで出産します。しかし、出産中にいろんな指示を出されてもパニックになってしまい、気がついたら産まれていたということもあるようです。これでは、自分で産んだという感覚が持てず、出産後も育児に対してポジティブになれないこともあるのだとか。ソフロロジー式はただ長く息を吐くことだけを意識すればよいので、出産中も赤ちゃんが出てくる様子が分かったり、赤ちゃんの手をつないで誕生ということも可能になるのです。また、陣痛の恐怖や痛みを、赤ちゃんに会うためのポジティブな痛みとして捉えることで、パニックにならず穏やかな出産ができるのもソフロロジー式の特徴です。実際に体験しましたが難しいことは一切なく、雰囲気にのまれやすい私でも冷静に出産に向き合うことができました。

妊娠をきっかけに食生活の見直しができた!

この産婦人科の食事は、マクロビオティックの考えを取り入れており、そこも決め手になりました。
玄米と野菜中心の体にやさしい食事を一度体験してみたいと思いつつ、やり方が分からなかったので、この際体験してみようと思ったからです。病院の栄養士さんによる玄米の炊き方教室や試食会も行われていました。いろいろと学んでいく中で、厳密にマクロビの定義を守るのは難しいと感じたため、白米を玄米に置き換えるだけのゆるゆるマクロビを実践することに。ただ玄米に置き換えただけなのに、便通が改善したり、お腹がすきにくくなったりといいことづくしでした。それと同時に、普段食べているものを少しだけ見直すようになりました。体にいいものを取り入れることで、以前よりも気持ちが穏やかになれる気がしたので、食生活を見直すきっかけを作ってくれた産婦人科に感謝しています。

この産婦人科を選んでよかった3つの理由

最後に、私がこの産婦人科を選んでよかったと思う3つの理由をお伝えします。

・出産に対して前向きになれた
実際に出産直前となると、少し不安になったりどんな痛みを味わうのだろう…とネガティブになったりすることもありました。しかし、通院中に先生が口を酸っぱくして言っていた「ポジティブなイメージを持つ」「できる、大丈夫」というとにかくプラス思考を持つことで、出産中もパニックにならず冷静に出産できました。
・ほかではできない出産ができた
出産中、赤ちゃんの頭が出てきたとき触ることができました。濡れている温かい頭に触れたとき、本当に感動しました。また、最後は赤ちゃんと手をつないで出産。まわりの人に話すと、出産中そんな余裕なかったよ!とよく言われます。最後まで冷静に、赤ちゃんが生まれてくる様子を自分で見ながら出産できたのは、一生の宝物になりました。
・子育てに対して前向きになれた
子育て中、何度も壁にぶち当たりますが、この妊娠を通じて物事をプラスに考えられるようになりました。「できない」ではなく「大丈夫、何とかなる」と思えるようになったことで、子育てを楽しめています。

自分なりのポイントを決めて産婦人科選びをしよう

産婦人科の情報を調べると、どこも魅力的な情報がたくさん書かれているでしょう。迷ってしまうのも当然です。まずは、自分なりのポイントを決めると絞り込みやすいのではないでしょうか。私の場合、先生から出産に対するマイナスイメージを払拭する言葉を聞いて、ガツンとやられました。妊娠や出産は特別なイベントです。自分が望む出産ができるような産婦人科に巡り合えますように。

 

担当ライター

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