逆子の妊娠は帝王切開?逆子を直す方法とは
妊娠してお腹の赤ちゃんの成長を確認するために行く妊婦健診でいわれた、まさかの逆子。毎日どうして逆子になるのか、どうすれば直るのか検索ばかり…そんな、逆子の妊娠と出産に関しての私の体験談を紹介します。
逆子と言われた!逆子ってなんでなるの?
初めての妊娠で毎回の妊婦健診が本当に楽しみでした。お腹の赤ちゃんがすくすく育っていく姿が見れるのがうれしくて…そんなとき言われたのが逆子という言葉。妊娠7ヶ月頃でした。病院の先生からはこの頃は逆子の赤ちゃんも多く、ほとんどの赤ちゃんは出産までに逆子は直るから心配しなくて良いよと言われました。
それからの妊婦健診といえば赤ちゃんの成長は楽しみなものの、逆子は直っているかなと不安な気持ちも。しかしその後の妊婦健診でも逆子の診断ばかりでした。どうして逆子になるのか、どうしたら逆子が直るのか、逆子が直らなかったら出産はどうなるのかと日々ネット検索ばかりしていました。私の場合あまりに逆子が直らなかったので、私の体になにか問題があるのではと不安になり病院の先生に質問してみました。すると体に問題があるわけではない、赤ちゃんがこの体勢を気に入っているのでしょうという答え。
たしかにネット検索すると子宮や胎盤の状態によって逆子になる場合はあるものの、母体になにも問題がなくても逆子になる場合があるというものでした。そのため出産に向けて不安はあるものの、なにか自分にできることがあればやってみようと思い、逆子を直す方法をチェックし始めたのです。
逆子を直す方法ってどんなものがあるの?
産婦人科の先生に逆子と言われた健診で、逆子を直す体操のようなものを教えてもらいました。産婦人科で教えてもらった逆子を直す方法は、夜寝る前におこなう体操のようなストレッチのような簡単なものでした。そんな中親や親戚、友だちに逆子について聞いてみると、「私も一時期逆子だったことがあって、逆子を直す体操をして直ったよ」という話を聞いて、ほっとした記憶があります。しかし私の場合一向に逆子が直らず、次に試した方法は鍼灸です。
妊婦対象の鍼灸院を探し逆子を直すための鍼灸をお願いしました。そこで言われたのは体の冷えが関係しているとのこと。私の場合鍼灸に通いながら逆子を直す体操もしていました。そんな逆子が直らない中、産婦人科で処方されたのはお腹の張りを取る薬です。お腹がやわらかい方がお腹の中で赤ちゃんが回転しやすいといわれ、体の左を下にして寝ましょうなど具体的な寝方を指示されることもあったと記憶しています。
そのほかに逆子を直す方法は外回転術というものがあるようでしたが、妊婦さんのお腹を触って外から赤ちゃんを回転させるとあってリスクは取りたくなくおこないませんでした。外回転術をおこなっている病院も少なくさまざまなリスクもあるようですが、逆子が直るという報告もあるようです。しかし逆子を直してもまた逆子になる可能性もあるので、産婦人科の先生としっかり相談した方が良いでしょう。
逆子のままだと選択肢は帝王切開だけなの?
日本での一般的な出産方法は経腟分娩と帝王切開の二つ。赤ちゃんが逆子の場合は帝王切開になると言われています。
私の場合逆子が直らなければ帝王切開と言われ、妊娠35週の妊婦健診のときに帝王切開の詳しい説明や手術予定日を決めました。私が通っていた病院では逆子による帝王切開手術は妊娠38週以降、出産予定日より前におこなうという方針でした。それはできるだけ赤ちゃんをお腹の中で成長させ、かつ出産予定日前に手術をおこなうことで経腟分娩にならないようにするためということです。
そんな私は逆子と言われてから結局1度も逆子が直ることなく、帝王切開で出産することとなりました。しかも帝王切開予定日よりも1週間早く破水したために、予定していた帝王切開予定日よりも早く帝王切開により出産となったのです。帝王切開の手術後病院の先生に言われたのは、赤ちゃんの顔の近くにへその緒がありそれが邪魔で赤ちゃんが回転できなかったのだろうということでした。そこでやっと逆子となっていた理由がわかり、なんだかほっとしました。
逆子になる理由は人それぞれで、簡単に逆子が直る人もいれば私のように1度も直らないまま出産を迎えるという人もいるでしょう。逆子になる理由もわからない場合もあり不安を感じる人もいるかもしれませんが、定期的にしっかり健診して不安なことは病院の先生に相談しておけば、安心して帝王切開の手術を迎えられるでしょう。
出産は人それぞれで逆子でも母子ともに無事なのが大切
これまで大きな手術も入院もしたことがなかったため、帝王切開になるかもしれないと言われたときはとても不安でした。しかし、あるとき赤ちゃんにとってはこの体勢が居心地良いのかもしれないと思うようになったのです。怖い怖いと思うより、考え方を少し変えることで心に余裕ができました。逆子による帝王切開を経験して、物事をいろいろな方向から考えたりポジティブにとらえたりできるようになったように感じます。
担当ライター