夫の母から届いた、子育てグッズ(?)ベスト3
夫の母はとても孫思いな人で、子ども服などの子育てグッズをあれこれ買いだめしては、まとめてダンボール箱で送ってくれます。家計的にとても助かる半面、「これは一体…?」と小一時間悩むような、独自色強めのアイテムがまれに混入(笑)。そんな中で、特に思い出深かった3点を紹介します。
突然届く大箱!「お義母さんボックス」の中身とは?
夫の両親は、わが家のある広島市から車で4時間くらいかかる場所に住んでいます。会うのは年に数回程度なのですが、数ヶ月に一度は電話をしたり、私が撮った子どもたちの写真に手紙を添えて封書で送ったりして、関係は(多分)良好です。
そんな義母から、時々何の前触れもなく、大きな段ボール箱が届くことがあります。大きさは大人がなんとか一抱えできる程度で、重さは宅配業者さんが「よっこらしょ」と掛け声をかけるくらい。私はひそかに「お義母さんボックス」と名付けています。
中身は孫のための子ども服と、好物のお菓子を中心に、実用的な子育てグッズばかり…と思っていたら、時々意表をつかれるアイテムが!そこで、これまでに届いたユニークなアイテムベスト3を紹介します。
第3位 「金」と書かれた赤い腹掛け
赤地に黄色で染め抜かれた「金」が印象的な服です。正確には、昔話の「金太郎」が着ている腹掛けですね。絵本などのイラストを見ると「裸にエプロン」状態が正しい着こなしのようですが、こちらにはきちんとズボンが付いていました。
おむつ姿の子どもに試着させると、なかなかのかわいらしさ。しかし「どこに着ていけばいいんだろう」「ここまで来たらマサカリも担がせるべきだろうか」とシチュエーションに迷っているうちに、サイズアウトしてしまいました。
今にして思えば、お祭りのときなどに着せてやればよかったなと後悔しています。
第2位 フリルTシャツ(注:男の子です)
ピンク色がベースのTシャツで、かわいい絵柄がプリントされたTシャツ(サイズ90cm)です。裾にぐるりと付けられたフリルといい、ぷっくりとしたパフスリーブといい、これは明らかに女の子用。
しかし、当時2歳だったうちの子は男の子。義母の意図が読み切れずちょっと迷いましたが、かわいければそれもいいか、と着せました。事実、わが子ながらとてもかわいかったです(「女の子かと思ったわ~」と、いろいろな人に何度も言われましたが)。
ほかにも、女の子用とおぼしき靴下やスタイなども入っており、すべてありがたく使わせてもらいました。子どもが小さいうちは性別にこだわらず、いろんなものを着せるとそれなりに似合う、ということを学びました。
第1位 ガチャ玉20個(中身は全部寿司)
義母が「く○寿司」が好きで、足しげく通っているという話は、以前雑談の中で聞いたことがありました。空いた皿を投入口に入れると5皿に1回ゲームが始まり、たまにガチャ玉が当たるシステムになっていて、わが家の子どもたちも大好きなお店です。
しかし、レジ袋の中に詰め込まれたガチャ玉20個は、相当課金した証拠。いつも孫のために(?)お寿司を食べ、何度もゲームに挑戦してゲットしてくれたわけで、そこまでに費やした労力を想像すると頭が下がります。
ちなみにガチャ玉の中身はミニチュア寿司のストラップで、子どもたちは大喜びしていました。わずか数cmのサイズながら、軍艦巻きのイクラの照り具合がリアルで感動したものです。そんなわけで一時期、わが家の鍵にはすべて寿司がぶら下がっていました。
独自のセレクトが楽しみ
「かわいい子ども服を見かけると、ついつい買っちゃうの」と話していた義母。孫の顔を思い浮かべながら買ってくれたのだろうなと思うと、心が温かくなります。
箱が届くたびにお礼の電話をするのですが、「安物ばっかりでごめんねー。趣味に合わない服もあると思うけど、洗い替え用に使ってもらったらいいから」と笑いながら謙遜します。しかし、自分ではなかなか買わないデザインの服が、意外と子どもに似合うことも多くて、私はひそかに義母のセレクトを楽しみにしているのです。
今度帰省するときは、また広島のお土産(もみじまんじゅうや三次ピオーネなど)を持って行きますね、お義母さん!
お義母さん、ありがとう!
変わったアイテムもありますが、箱の中身の大半は、実用的な子育てグッズや子どもの好物ばかり(たまにカップラーメンとか夫用の靴下も入っています)。遠方でなかなか会えないけれど、いつも私たち家族のことを気にかけてくれているやさしい義母に感謝しています。
担当ライター