妊娠初期の悪阻をどう乗り越える?私の悪阻体験談
33歳で初めての妊娠。吐くほどの悪阻はなかったけれど、妊娠6週から21週まで、ムカムカしたり、だるさを感じる程度の軽い悪阻から食べ悪阻までつらい悪阻を経験しました。気持ち悪くても、仕事には行かなくてはいけない…。つらかった妊娠中の電車通勤や、仕事中の過ごし方、食欲がないときにも食べられたものなど、私の体験談をお話しします。人によって悪阻の時期も症状も違いますが、私の体験談が少しでも悪阻を乗り越える参考になればうれしいです。
悪阻で電車通勤がつらい…
33歳で初めての妊娠。妊娠6週に時に妊娠がわかり、その頃から少しずつだるさが続きました。でも、妊娠する前に私が思っていた悪阻は、ドラマなどでよくある、口に手を押さえて「ウエッ」とするイメージ。
そのため、体のだるさは「仕事の疲れがたまっているのかな?」くらいに思っていました。7週目くらいになると、明らかな悪阻の症状があらわれて、体はもっとだるくなり、胃のあたりがムカムカ。この頃一番つらかったのが、電車通勤でした。
当時、電車で約40分かけて広島駅近くの職場に通勤していた私。妊娠前も乗り物酔いをする方ではありましたが、妊娠後は満員電車の人の多さに人酔いし、人の匂いにも敏感になっていたので、毎日の通勤が大変でした。なんとか通勤のつらさを乗り切るためにしたことが、2時間早く家を出ること。時間に余裕があれば、電車の中で気持ちが悪くなっても次の駅で降りて休むこともできますし、電車が混む時間を避けることができます。なにより座ることができたので、体に負担をかけずに出勤することができました。
どうしよう!よだれが止まらない…
2時間早く家を出ることで、電車通勤をなんとかやり過ごせたのですが、妊娠11週目くらいから始まったのが、「よだれ悪阻」。急によだれが口の中から溢れ出てくることが増えてきたのです。
いつよだれがではじめるのか予兆がなかったので、最初は対処にこまりました。私の場合は、「あれっ。よだれがではじめたかな。」と思ったらときに、何か少し食べ物を食べると治まったのですが、それでも止まらないときの対処法がペットボトル。
家にいるときはキッチンのシンクにかがんで、口を開けたままよだれが止まるのを待つときもありましたが、仕事先ではそれができません。デスクのそばにペットボトルをホルダーに入れて置いておき、トイレに駆け込む時間がないときは、ペットボトルの中によだれを「ピュイっ」と出して対処していました。たぶん周りの人は気がつかなかったはず…。
私はこれを食べて「食べ悪阻」を乗り切った!
よだれ悪阻と同じ時期、何かを食べていないと気持ち悪さが襲ってくる「食べ悪阻」の症状もありました。お腹が空いているのかいないのか、とにかく何かを食べたい衝動にかられるのですが、何でもいいわけではないのです。その頃、食べると気持ち悪くなってしまったものがこちら、
・カレーライス
・卵焼き
・とんこつラーメン
今まで大好きだったお米の匂いを気持ち悪く感じたり、カレーライスが苦手になったりと、妊娠前とは明らかに好みが変わっていました。代わりによく食べるようになったものは、
・ブルーベリー酢
・ミントガム
・ポテトフライ
・インスタントのカップうどん
妊娠中は酸っぱいものが食べたくなると聞いていましたが、私にもそれが当てはまり、柑橘系のさっぱりしたものを食べたり、ブルーベリー酢などの酢が入ったドリンクを飲んだりしていました。そのほか食べられたのが、インスタントのカップうどん。妊娠中は食べ物を気にして、あまりインスタント食品は食べないようにしようと思っていましたが、とにかく食べないと気持ちが悪い。
「気にしてる場合じゃない!」と、結構な頻度でインスタントカップうどんを食べていました。
インターネットや本には妊娠中に避けた方がいい食べ物や飲み物がたくさん載っています。
インスタント食品も、取り過ぎると妊娠高血圧症候群を発症する可能性も出てくるとの理由から、避けた方がよい食べ物として取り上げられているのをよく見かけていました。
でも、もし悪阻中に食べるものが限られてしまったときには、悪阻を乗り切るために、悩まず食べてもよいのではないかと思うのです。もちろん、取りすぎない程度に…。妊婦さんにとってストレスは大敵!悪阻でストレスを溜めないように、「これなら食べられる!」というアイテムを見つけて乗り越えましょう!
いつ終わるかわからないから不安…
悪阻中は、このつらさがいつまで続くのかと不安になりますよね。もしも、「今はつらいけれど、3ヶ月でなくなります」と言われたら、このつらさも乗り越えられる。でも、ゴールが見えないから、余計つらくなるのではないでしょうか。
一般的には安定期になると悪阻は落ち着くと言いますが、長い人では出産まで続く人もいます。ですが、どんなに長くてもいつかは必ず終わりが来ます。みんなが乗り越えてきた道。つらいのは、あなただけではないですよ!
自分に合った対処法で妊娠中の悪阻をやり過ごそう
妊娠中、多くの人が経験するつらい症状「悪阻」。悪阻の時期や症状は人によって違うため、いろんな人の体験を参考にして、自分に合った対処法を見つけましょう。つらさのその先には赤ちゃんとの幸せな未来が待っています♪
担当ライター