これってうちの子だけ?小学生になった息子の子育ては悩みの連続!
我が子がついに小学校へ入学!とても喜ばしいことだけれど、親の不安や悩みは尽きません。幼稚園とは全く違う環境である小学校への入学後にママである私が抱いた悩みと、その悩みと向き合った体験談です。
幼稚園の頃とは別の新たな悩み
子育て中のママは、子どもについて悩みを抱えることの連続だと思います。私も例外ではなく、現在8歳になる長男が生まれてから悩んだり、模索したりの連続です。ひとつ悩みが解決したかと思えば、また新たな悩みが出てくるのも、子育てあるあるだと思います。子どもの成長と共に移りゆく悩み。それは長男が小学校へ入学してからも感じたことでした。
長男は小学校へ入学する前、1学年1クラスのみの小規模な幼稚園に通っていました。長男は引っ込み思案なタイプなので、先生の目が行き届く少人数の保育は安心感がありました。子ども一人ひとりのペースに合わせたのびのび保育も長男に合っていたと思います。
しかし、幼稚園を卒園して長男の通うことになった広島市内の小学校は、1学年で7クラスもあるマンモス校!私が新たに抱いた不安は、長男が大人数の中で適応できるのかという不安と、今までなかった学校での学習についていけるのかというものでした。それは幼稚園の頃の悩みとはまた違った悩みでした。
ママが気になる「これってうちの子だけ?」なエピソード
小学校へ入学した長男は楽しく学校へ通い出し、ホッと一安心!今までと違う環境に適応できるのかという私の不安は杞憂に終わりましたが、少しすると別の悩みが出てきました。
友だちができたのかという不安
長男が小学校から帰宅し、「今日の休憩時間は誰と遊んだの?」と聞くと、「一人で遊んだよ」と答える長男。「友だちがいないのでは?」「うちの子だけクラスに馴染めていないんじゃ…」と勝手にモヤモヤしていました。
しかし息子は楽しく学校に通えている様子。悩んでいるようなら話を聞くことにしようとしばらく様子を見ていたら、ポツポツと友だちの名前を耳にするようになりました。息子の話を総合すると、友だちと遊ぶ日もあれば一人で遊ぶ日もあるようでした。
そのとき私の中で「友だちと遊ぶことだけが楽しいこと」という固定概念があったのかもしれないと気付いたのです。幼稚園時代、女の子は何人かで遊ぶ子が多かったけど、男の子は一人で自分の好きなことを黙々としている子がたくさんいたなということも思い出しました。
息子にとって一人で学校を探検したりするのもひとつの楽しみなのかもしれないと思うようになってからは、私の気持ちも軽くなり、過度にハラハラせずに息子を見守れるようになったと思います。
真面目すぎる性格ゆえ…
元々「教えられた通りにやりたい」という性格の長男でしたが、宿題が出るようになるとその部分がより顕著に現れるようになりました。ひらがなの書き方ひとつとっても、「うまく書けない!」と何度も消しゴムで消し、ついにはプリントを破いてしまうほど。「上手だよ」と声をかけても納得せず、長い時間をかけてやり直す長男を見て、「真面目なのはいいけど、学校の勉強のペースについていけないのでは…」と心配になりました。問題が解けずに悩んでいたときには、私が口を挟むと途端に「分からない!」と投げ出す始末。分かりやすく説明しようと努めても「もうやだ!」しか言わない長男に対して、私のイライラが爆発したことも。
このようなことが起こるたびに頭を悩ませていましたが、これらについては個人的に「見守る」ことが一番だと感じました。「うまく書けているよと安心させたい」、「分からないままだと勉強で遅れをとってしまうかも」という思いから口を挟んでしまっていましたが、長男からすると余計なことだったのかもしれません。
やり直しも気が済むまでやらせるようにし、書き終わったあとで「すごい上手!」と褒めるようにすると、自信がついたのか破るほどやり直すことはなくなりました。そして「分からない問題があったらそのままにしないで聞くんだよ」ということだけは伝えて、私からは声を掛けないようにしました。すると前のように問題が解けずに「もうやだ!」と言い出すこともなくなったのです。
みんなも悩んでいた!周りのママの体験談
最初は「これってうちの子だけ?」と悩んでいましたが、周りのママもそれぞれ悩みを抱いているようでした。
宿題を短時間で終わらせる同級生のママに話を聞くと、
「うちは宿題を終わらせるのは早いけど、その分字が汚くて数字も0なのか6なのか分からないの。そのせいで本当は正解なのに先生に読み間違えられてバツにされるから、『本当は丸がもらえたのに悔しいでしょ。字は丁寧に書きなさい』って言うのだけれど、『俺は間違ってない。読み間違える先生が悪いんだ』って言い返してくるのよ」
と子どもへの対応に頭を悩ませていました。
別のママは交友関係について、
「うちの子にはいつも遊んでいる友だちがいるのだけれど、その子に提案される遊びが好きじゃないみたいで、休み時間が楽しくないんだって」
と言って悩んでいました。
そして二人は私に
「丁寧で真面目なのはいいことだよ」
「無理して人に合わせて遊んでストレスを溜めるより、一人で自由に遊べていいと思う」
と声をかけてくれたのです。
そんな話をしているうちに、私が思う他の子の“良いな”という部分が、そのママにとっては悩みの種になっていることもある一方、うちの子の悩みの種が他のママにとって“良い”と思われる部分でもあるのだということに気づけました。もちろんそれだけではありませんが、ママ友と話をすることで、それぞれ内容は違っても悩みを持っていることはみんな一緒なんだなと感じたのでした。
小学生男児の子育てとの向き合い方
「小学校という新しい環境で我が子はやっていけるのかな」という不安は、きっと私だけではなく、親なら誰しも抱く不安だと思います。環境が変わるたびに親が不安になったり悩んだりするのは、親の宿命とも言えるでしょう。しかし親の過度な心配は、子どもにとってかえって負担になることもあるのではないかと思います。実際私は、勝手に心配して過保護になっていたのだと思います。
小学校になると、子どもも少しずつ自立の一歩を踏み出します。「こうしたほうがいい」といちいち面倒を見すぎずに、子どもを見守るくらいがちょうど良いというのが私の感想です。そして子どもがSOSのサインを出したときには、救いの手を差し伸べてあげようと思っています。
親が一緒に成長していくのは子どもが小学校に上がってからも
「子どもと一緒に親も成長する」というのは子育てをしているとよく聞く言葉ですが、それは子どもが小学校に上がってからも同じです。子どもが何歳になってもきっと親の悩みは尽きませんが、そのたびに悩みと向き合って子どもと共に成長していきましょう!
担当ライター