広島の子育てはカープ尽くし!
長男が5歳のとき、転勤で広島へ引っ越すことになった我が家。私にとって未開の地であった広島の子育ては、蓋を開けるとカープ尽くしの日々でした!他県とは違う、広島ならではのカープ尽くしの子育て体験をご紹介します♪
カープ尽くしの広島生活
関東でしか子育てをしたことのなかった我が家が、広島へ引っ越してから丸3年が経とうとしています。引っ越してきた当時、年中さんだった長男は現在小学2年生。生まれたての赤ちゃんだった次男は3歳になりました。
広島へ来てまず一番に感じたのは、広島県民のカープ愛!「今日は良い天気だね」と言うように、昨日のカープの勝敗について話すほどカープは地域の生活に馴染んでいます。以前住んでいたところも地元にプロ野球チームがありましたが、広島ほどの盛り上がりはありませんでした。引っ越して来てから25年ぶりともなるリーグ優勝、その翌年には37年ぶりの連覇を果たしたこともあり、子どもたちの間でもカープ人気は盛り上がりを見せています。
球場に足を運んでも、まだ小さい赤ちゃんからお年寄りまでがカープのユニフォームに身を包んでおり、カープが幅広い世代に愛されているのが分かります。かくいう我が家も、広島に引っ越してから徐々にカープに密着した子育てをすることになるのです。
幼稚園のBGMは「それ行けカープ」!
まず広島に来てびっくりしたのは、当時年中の長男が転入した幼稚園でのこと。お迎えの時間、園舎から次々となだれ出てきた園児たちがみな一様に、カープの帽子を被っていたのです!
「えっ?今日はカープの帽子を被らなきゃいけない日だったの?」
と焦りましたが、もちろんそうではありません(笑)それほど子どもたちの間でもカープ人気があるのだと感心しました。そして長男もすぐに「僕も帽子ほしい!」と言い出し、カープ坊やの仲間入り(笑)
さらに、転入してしばらく経ったある日、教えた覚えもないのに長男が「カープ、カープ、カープ広島♪広島カ~~~プ♪」と歌い出したのでさらにびっくり!どうやら、たまに幼稚園で「それ行けカープ」の応援歌を流しているようでした。
このように広島で生活をしていたら、何かしらカープに触れる機会があります。それは次男にとってもそうだったようで、次男がつたない言葉を話し始めた頃、カープのマークや赤いものを見つけては「あーぷ!あーぷ!」と言うようになったのを今でも覚えています。
息子たちがカープにハマったと同時に、私もどんどん詳しくなっていき、気づけばカープ尽くしの生活になっていきました。そして次男が1歳の頃、ついにマツダスタジアムデビューを果たしたのです。
カープが繋ぐ地域の子育て
初観戦では、まだ赤ちゃんの次男がグズらないかと不安でしたが、大好きなカープ一色の空間に終始ご機嫌でいてくれました。そして何よりも感動したのは、周りの人たちの温かさ!
小さい子どもを連れている私に「手伝おうか?」
ユニフォームを着ている息子に「かっこええの着とるねぇ」。
こんな風に、優しい言葉をかけてくれる人がとても多いのです。まだ赤ちゃんだった次男も今では3歳のヤンチャ盛り!当然、長時間おとなしくしているのが難しいのですが、その姿を見ていた近くの席のおじいちゃんが相手をしてくれたことも。マツダスタジアムでは、周りの人の温かさに触れることがとても多いと感じます。
さらに出掛けた先でも、Tシャツや帽子などといったカープグッズを身に着けている息子に、「○○選手が好きなん?」と笑顔で声をかけてくれる方が多くいらっしゃいます。
「地域みんなで子育てをする」ということが現代ではなかなか難しいものですが、広島では“カープ”が地域の子育ての輪を繋いでくれているように感じる毎日です。「同じものが好き」という一体感が、広島の温かい子育ての輪を育んでいるのかもしれませんね。
カープで学習意欲も向上!
好きなものはなんでも知りたい!という知識欲の旺盛な長男は、カープに興味が出てからというもの、選手名鑑で選手の背番号や選手の情報をチェックしては片っ端から覚えていきました。そして最近、カープ選手の背番号で計算をするドリルが発売されたことで、長男の算数への興味も倍増!2桁+2桁の計算が多いドリルなので、小学2年生の息子にはまさにぴったりだったようです。
「菊池+ジャクソン…菊池の背番号は33だから33足す…ジャクソンの背番号ってなんだったっけ?」
という風に、算数の学習を楽しく取り入れることができました。
次男は3歳になったばかりで計算はできませんが、特定の選手の背番号に使われている数字を覚えて選手の名前を言うなど、カープによって覚えられることも少なくありません。長男も今は足し算程度ですが、そのうち打率の計算などを絡めてもっと算数が好きになればいいな…などとさらなるカープ学習を目論む母なのでした(笑)
今や生活の一部になっているカープ
広島に引っ越して早3年、こうしよう!と思ったわけではないのに自然とカープが生活の一部となっています。例えば運動にあまり興味を持たなかった長男ですが、カープの影響で野球チームに入って毎日汗を流していますし、次男もカープの応援が板についてきました。広島から関東へ引っ越してしまったママ友とも、年に一度横浜スタジアムで一緒にカープ戦を見るのがお決まりとなり、カープが繋いでいる縁もたくさんあります。もはやカープのない生活なんて考えられない我が家。これからもカープ尽くしの子育てを楽しんでいこうと思います♪
広島の子育てはカープで楽しさ倍増!
カープ以外にも子育てを楽しむ方法はたくさんありますが、カープによって子育ての楽しさが倍増することは間違いありません♡広島の子育てはカープ尽くしで楽しんじゃいましょう!
担当ライター