妊娠中の姿を記念に残したい!マタニティフォトは自然の中で

この記事をシェアする

マタニティフォトを考え始めた頃、世界中でウェディングフォトを撮っていた知り合いが、広島に来て撮影会をするという話が耳に入ってきました!ちょうど妊娠後期・臨月であったため、ナチュラルな写真を撮る彼女にお願いすることに。ヌードのようなマタニティフォトには抵抗があったので、自然の中で楽しい雰囲気で撮ってくれる彼女が広島に来ていなければ自分でのスナップ写真以外撮っていなかったでしょう。そんな私のマタニティフォト体験談を紹介します。

抵抗感のあったマタニティフォト

マタニティフォトってどんなイメージを持っていますか?私はセミヌードのような格好で撮るマタニティフォトに抵抗感があり、改めて撮る気はありませんでした。だって、人のマタニティフォトやマタニティ姿は美しいと思えるけれど、鏡に写る自分の妊婦姿はちっとも美しいなんて思えなかったから!

妊娠しているお腹にはなんだかうっすら毛も生えるし、樽みたいなボディラインだし、全体的に太っているし、足のむくみもひどいものだったし…。毎日お風呂で鏡に写る自分の姿を見て、仕方がないのだけれど本当に嫌だったのです。ダンナさんに見られるのだって抵抗があるほど!

それでも人生に何度もない機会だし、日々変化していくこと自体はとても記念になるとは思っていて、スナップ写真としては折に触れて残そうと思っていました。しかし、実際には思いつくのがお風呂上りとかで(笑)、すっぴんにパジャマのような、記録にはなっても記念にはならない写真ばかりが増えていきました。

ナチュラルで明るい写真を撮るフォトグラファーが広島に!

そんなある日、「知り合いのフォトグラファーが広島にやってくる」という情報を耳にしました。ハワイやウユニ塩湖など、バックパッカーをしながら世界中の絶景あちこちでウェディングフォトを撮っていた、2人。その彼女さんの方がフォトグラファーとして広島でも撮影をしてくれるというのです。その名も「ゆっきー」

彼らの写真を見るとほんっとに素敵な笑顔が印象的で、“仲良しさ”と“楽しさ”、そして“アイデア”があふれるものばかり。プロのフォトグラファーが専属でついているのかと思うほどの仕上がりですが、ほとんどがセルフ撮影。自分たちで構図を決めてタイマー撮影をしたものなのです。納得のいく1枚の写真を撮るために、なんと100枚以上やり直すことも珍しくないそう。

そんな彼女に撮ってもらえるんだったら、ナチュラルで楽しく明るい写真が残せるんじゃないか、そう思った私は連絡をし、マタニティ姿を写真に残すべく撮影をしてもらうことになりました!

撮ら取られ 下手なことが発覚!

小道具が使いこなせない!

撮影は平和大通り。フォトグラファーのゆっきーは、写真の小道具用にといろいろなグッズを手作りで用意をしてくれていました。フェイクフラワーの花束や、色とりどりの風船、つけひげやメガネ、プラカード…。その他に椅子やシャボン玉など楽しそうな小道具がいっぱいです。

しかし、そこで気が付きました。いかんせん撮られる私たちがド素人なのです。どんなに楽しい小道具があっても、どんなに整えられたシチュエーションでも、撮られる側の私たちにはイマジネーションが湧かないのです!!使いきれないのです!

2人はあんなに楽しそうに、まるで絵本のワンカットを切り取ったような動きのある瞬間を残しているのに、自分たちは…!風船を持ったって、立つか歩くかしかできないのです。笑顔だってぎこちない!

それなりに写真を撮ってきた私たちでしたが…

断っておくと、私たちは2人とも写真を撮ります。これまでもそれぞれかなりの枚数、それこそ万単位の写真を撮ってきました。風景もスナップもです。だからこそ、「どうすればいい写真になるか」はある程度分かっていたはずでした。

それなのに、いざ撮ってもらおうとするとろくな被写体ではありませんでした。ゆっきーは一生懸命「こんな感じはどうですか?」とか「こうしてみましょう!」と言ってくれるのですが、いや~、私たちは大根役者でした!2人と同じようにはいきません。自分たちにがっかりです。

でも、出来上がった写真を見てみると…!?

プロに撮ってもらう写真は一生モノ!

撮影中にあれほど苦戦した私たちでしたが、仕上がった写真を見てビックリしました。

出来上がりはやっぱりプロ!

ドキドキしながら写真を確認してみると、緑の鮮やかな素敵な公園で、子どもが生まれる前の幸せそうな空気感が見事写真となって切り取られているではありませんか!真横をバスがブイブイ走っている広島の平和大通りだとはとても思えない、花と緑あふれる写真になっていました。

これがプロの技なんですね!マタニティフォトに抵抗感があった私も大満足な、記念に残る写真を撮ってもらうことができました

何より自分たちで撮っていたら2人一緒の写真がなかなか撮れません。なまじ自分で写真を撮るものだから、「誰でもいいからと人に頼んでシャッターを押してもらっても、思い描いた写真にならない」と思い、人に頼むこともしなくなっていました。いつの間にか、自撮り以外の2人の写真が、ほとんどなくなっていたのです。

撮ってもらうことのメリットはいろいろあります。プロの構図、カメラワーク、色調補正、光の使い方…。その中でも2人そろって写真に写ることができるのは、大きなメリットだと思いました

おすすめはスナップ写真のようなマタニティフォト

見てくれた人にもおおむね好評で、同じような写真なら撮りたいという人多数。残念ながら私たちが撮ってもらったゆっきーは広島に来る機会が少ないので、直接お願いすることはなかなかできないのですが、同じようなコンセプトで撮ってもらうことにした、という友達も現れました。

やっぱり世間には私と同じように「セミヌードっぽいマタニティフォトは恥ずかしい、でも記念に残したい」と思っている人は多いのだと思います。

あのとき時の感覚まで思い出せちゃう!やっぱり写真はすごい!

今でも時々見返しますが、やっぱり妊娠中を記念に残すマタニティフォトを撮ってもらって良かったなと思います。(ただ、撮ってもらっていたときの、あのどうにも居心地の悪い下手な役者のような感覚も同時に思い出されて、ムズムズした気持ちにもなってしまうのですが…)

担当ライター

この記事をシェアする