生まれてくる娘に見せたくて夫撮影でトライ!妊娠初期からの毎月マタニティフォト

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生まれてくる娘に妊娠のお腹のビフォーアフターを見せたい!とはいえ、プロのカメラマンにお願いするのは気が引けるので夫に頼んで毎月のお腹を撮影することに。そんなマタニティフォトの撮影に至るまでと、実際に撮ってみてどうだったのかをお伝えします。

娘に見せたいこのお腹!私のマタニティフォトの動機

妊婦さんのお腹を撮影するマタニティフォト。知ってはいましたが、自分のお腹を撮影しようなんて考えたこともありませんでした。それなのに、なぜマタニティフォトに挑戦したくなったのかというと、キッカケは娘を妊娠して5週目のときの切迫流産でした。

妊娠の姿、赤ちゃんとの思い出を残したい

妊娠発覚から5日ほどのこと。初めての妊娠で、知識も覚悟もないままに病院の診察で切迫流産と告げられ、絶対安静!仕事も休職!と言われたのです。妊娠した喜びが転じて、一気に不安に押しつぶされそうになったのを覚えています。

帰宅後、「絶対安静」という言葉が頭に浮かんで、部屋着に着替えて布団に横になっていると、夫が帰宅してきました。すぐに夫に事情を説明しましたが、当時の夫に妊娠の知識などほぼ皆無。「切迫流産」のことを話しても、私の不安な気持ちを共感してもらえるようには感じられず、孤独な気持ちになりました。

この人にわかってもらえなくても、赤ちゃんとの思い出を作ろう。絶対に赤ちゃんを産んで、このときお腹にいたよって伝えるぞ」。追い詰められていた私は、居ても立っても居られなくなり、お腹の写真を撮ることを決意。ただ、大きなお腹でもないし、プロのカメラマンにお願いするのは気が引けました(何より絶対安静ですしね)。そこで、夫に「お腹を撮りたい!」とお願いしたのでした。

夫撮影で、毎月のお腹をパチリ☆

幸いなことに、安静にしていたところ、状態も安定して無事に出産することができたのですが、当時の写真を見るといろいろな気持ちが蘇ってきます

撮影方法

撮影は、デジカメを使って毎月していました。できるだけ同じ場所・同じ角度で撮影することにして、最初のうちは家のリビングのカーテンの前に立ち、お腹の様子がわかるように横からの姿を撮っていました。

生まれる前からの娘との思い出

初めての撮影は妊娠5週のとき。当然ですが、なんの変哲もない写真になりました。単なる私の立ち姿です(しかも、すっぴんで部屋着…)。

当時は切迫流産のことが念頭にあり、何かあったときのためにも妊娠中の自分とお腹の中の赤ちゃんとの思い出を残しておきたい!という思いもありました。ただ、状態が安定してからは、お腹の赤ちゃんの成長を楽しめるようになり、赤ちゃんが女の子と判明してからは、生まれてきた娘に「このお腹の中にいたんだよ」と伝えたい気持ちが大きくなっていきました。

夫婦の毎月の楽しみに

最初、夫は完全に乗り気というわけではなく、私の希望でしかたなく、という感じでまだ目立ちもしないお腹を撮影してくれていました。ところが、産婦人科の診察に付き添ってくれたことによって「本当にお腹には子どもがいる…!」と実感が沸いたようで、受け身の撮影から転じて積極的に。撮影の際には、部屋の灯りが暗いとか、前回の立ち位置とズレてる!と指摘するなど乗り気になり、頼もしい相棒になってくれました。

撮影後に、前回までの写真と見比べるのが毎月の楽しみに。私個人としては、大きくなったお腹の様子を夫婦で共有できたのが嬉しかったです。

臨月のお腹に夫が娘の顔を!思わぬ喜劇に

撮影を重ねて臨月に入ったある日、出産したらゆっくりできないからと、夫婦で広島の自宅から1時間の場所にある旅館に泊まることに。この日は、旅館の部屋でマタニティフォトを撮りました。

久しぶりの旅行、旅館の窓からの風景。いつもとは違う環境に夫も私もテンションがアップしていました。マタニティフォトを撮り終えると、夫が赤の油性ペンを取り出し、私のお腹に絵を描き始めました。「○○ちゃん(娘)の顔♪」と言って、大きく顔を描き、私も「よ!画伯!」と盛り上がりました。

旅館周辺を散策したり夕飯をいただいたり満喫した後、旅館の醍醐味の温泉へ。女湯の脱衣所は少し混んでいたので、さっと脱いで温泉に入ろうとシャツを脱ぎかけた瞬間、お腹に異変が見えました。「あれ、お腹に赤い線がいっぱいできてる!!なんで?」

焦った私は、脱衣所にある鏡の前に移動してシャツをめくり上げ、明るい場所でお腹を確認!!

そこあったのは、画伯の絵でした(すっかり忘れていました)。鏡の前で髪を乾かす人の横で、お腹の絵を確認する妊婦。恥ずかしすぎましたが、今となっては良い思い出になっています。

マタニティフォトを振り返ってみて

妊娠5週目でドタバタと決意して始めた、オシャレでもなんでもないマタニティフォトでしたが、振り返ってみるとかけがえのない思い出になっています。なにより、夫に撮影してもらうことで、夫と毎月のお腹の様子を共有できたのが良かったです。もしかすると、撮影を通して夫の父性が育っていたかもしれません(笑)

現在娘は2歳。もう少し大きくなったら写真を見せたいと思っています。

担当ライター

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