広島県民のオアシス縮景園♡古き良き日本の庭園美に癒されよう
広島市中心部に位置する縮景園は、美しい景色を眺めることができる伝統的な庭園施設です。豊かな緑や鮮やかな花が美しく彩る庭園では、ゆったりとした時間を過ごすことができます。今回は、季節ごとに楽しめるお花やイベント、園内の施設などを詳しくご紹介します。アクセスも充実しているため、訪れやすい観光スポットですよ。
広島の縮景園ってどんなところ?魅力は?
出典:縮景園公式HP
縮景園は、広島市中区上幟町にある庭園です。縮景園は、1620年に広島浅野藩初代藩主 浅野長晟(ながあきら)によって築成され、歴代藩主によって手を加えられてきました。途中、江戸時代の大火や原爆などで大きな被害を受けましたが、その都度復旧作業が行われ、現在の姿となっています。
緑豊かな庭園では、四季折々の景色を楽しむことができます。日々の喧騒を忘れさせてくれるような美しい景色は、日々の疲れもきっと癒してくれますよ。広島県民のみならず県外からも多くの人が訪れる縮景園は、長年憩いの場として親しまれてきました。
縮景園の季節のお花とイベントカレンダー
四季折々に違った表情を楽しめるのが縮景園の魅力。ここでは、シーズン別のお花の様子やイベントについてご紹介します。
【春】桜まつりや茶摘み体験を楽しめる
出典:縮景園公式HP
サクラやモモ、ハナミズキ、ツツジなど、春にはさまざまな花を観賞することができます。桜の見ごろの時期に行われる「桜まつり」の期間中は夜まで開園時間が延長されるので、昼夜を問わず見事な桜を鑑賞できます。
茶摘が体験できる「茶摘まつり」では、浅野家の伝統的な行事として行われていた茶摘を再現。どこか懐かしさを感じる風景の中で、茶会を楽しむこともできます。桜の木の下でお茶を楽しむ「観桜茶会」も人気のイベントですよ。
【夏】しょうぶ茶会に七夕茶会で涼しげに
出典:縮景園公式HP
夏にはアジサイやサツキ、スイレン、ハナショウブなどの花を楽しむことができます。「しょうぶ茶会」は、毎年ハナショウブの咲く時期に開催される茶会イベント。鮮やかな紫色のハナショウブはとても美しいですよ。また「田植えまつり」は、五穀豊穣を祈願して行われていた伝統的な田植え行事を再現しています。
その他にも、七夕に開催される「七夕茶会」や、原爆での犠牲者を追悼する「原爆犠牲者慰霊供養式」があります。
【秋】紅葉シーズンも見逃せない!
出典:縮景園公式HP
秋には紅葉が美しくに彩られ、風情あふれる紅葉風景を楽しむことができます。ピンクや紫の花が連なるヤマハギもきれいですよ。
秋に開催される「菊花展」では、菊の愛好家によって丹精込めて作られた菊の作品が展示されます。その他にも、美しく色づいた落葉樹を見ながらお茶を味わう「もみじ茶会」や、中秋の名月を愛でながら開催する茶会「観月茶会」などの行事が開催されていますよ。
【冬】日本の伝統的なお花を楽しめる
出典:縮景園公式HP
冬には梅やサザンカ、ツバキが美しく庭園を彩ります。春の訪れを告げる梅の開花に合わせて行われる恒例茶会「梅見茶会」や、桃の花を愛でながら煎茶を味わう「桃見茶会」が開催されます。
縮景園のライトアップが美しすぎると人気
ここでは、縮景園のライトアップイベントをチェックしておきましょう。花木を美しく映し出すライトアップは、太陽の下とはまた違う素敵な景色を観賞することができますよ。
息をのむ美しさ!桜のライトアップ
出典:縮景園公式HP
園内には、9種類110本の桜が植えられており、さまざまな桜を楽しむことができます。例年3月下旬から4月初旬まで開催される「桜まつり」では、開園時間が延長され、ライトアップされた夜桜を楽しむことができます。期間中は特別に和風カフェの開設や着物の着付け体験も行われているそうです。
ムード溢れる紅葉ライトアップ
出典:縮景園公式HP
秋には紅葉を美しくライトアップした「もみじまつり」が開催されることがあるようです。2019年の「もみじまつり」では、紅葉のライトアップに加え、広島県立美術館とコラボした展覧会やコンサートも開催されました。ムードたっぷりな景色はもちろん、アートや音楽も楽しむことができるので、特別感もたっぷりです。
縮景園内で飲食ができるスポット
風情あふれる景色の中で味わうお茶は絶品ですよね。ここでは、飲食可能な縮景園内のスポットをご紹介します。
散策後に立ち寄りたい!泉水亭
出典:縮景園公式HP
「休憩処 泉水亭」は、入口の門をくぐって左手にあるレストランです。庭園内を散策したあとに立ち寄れば、ほっと一息つくことができますよ。抹茶や甘酒、コーヒーなどのドリンクに、うどんやおむすびなどのランチも味わうことが可能です。店内にはお土産も販売されていますよ。
景色とお茶を楽しめる茶会やカフェも要チェック
出典:縮景園公式HP
泉水亭だけでなく、季節ごとに行われる茶会でも飲食が可能です。茶会では、自然豊かな景色に囲まれながら、伝統的なお菓子やお茶を味わうことができます。イベント開催中に臨時で開設されるカフェもあるので、「景色を楽しみながらゆっくりとお茶を楽しみたい!」という人は、事前にイベント内容をチェックしてみてくださいね。
縮景園のアクセスや入園料は?基本情報をチェック
縮景園に訪れるには、路面電車やバス、車の利用が可能です。路面の広島県立美術館に隣接しているので、美術館を目印にすると分かりやすいですよ。路面電車を利用の場合、白島線「縮景園前」で下車します。バスを利用する場合、ひろしま観光ループバスのオレンジルート「県立美術館前(縮景園前)」で下車しましょう。
縮景園の入口向いには、29台の駐車場(有料)が完備されています。駐車場が満車の場合、近隣のコインパーキングを利用する方法もありますよ。営業時間や入園料などの基本情報は下表の通りです。20名以上の団体で訪れる場合、入園料の割引もあります。また、美術館にも同時に訪れたいという人は、縮景園+美術館のお得なセット料金もあるのでぜひHPをチェックしてみてくださいね。
住所 |
広島市中区上幟町2-11 |
電話番号 |
082-221-3620 |
営業時間 |
4月1日~9月30日(9:00~18:00) 10月1日~3月31日(9:00~17:00) |
休園日 |
12月29日~31日 |
入園料 |
一般:260円 高・大学生:150円 小・中学生:100円 |
駐車場料金 |
乗用車:最初の1時間まで360円、以後30分毎180円 |
公式HP |
縮景園に行こう!伝統的な美しい景色に癒さること間違いなし
今回は縮景園の魅力について詳しくご紹介しました。「まだ行ったことがない!」という人はぜひ一度訪れてみては?どの景色を切り取っても美しいので、きっと素敵な時間を過ごせますよ。
担当ライター