妊娠後期~臨月に試した「陣痛ジンクス」!本当に効果があったものとは
「陣痛ジンクス」という言葉を聞いたことはありませんか?臨月に焼肉を食べたりオロナミンCを飲んだりすると、陣痛が起こりやすくなるというジンクスです。今回は私が妊娠中に試してみて、効果があったのかな?と思えるものについて紹介します。
赤ちゃんにお願いするって効果があるの?
広島にある産婦人科の先生に、「臨月に焼肉を食べたり、オロナミンCを飲んだりすると陣痛が起こりやすいって本当ですか?」と聞いてみたところ、「そんなわけないじゃない」とバッサリ。「生まれてくる日は赤ちゃんが決めるから、お母さんがどうこうしたところでコントロールできない。それよりも、赤ちゃんはお母さんの声をよく聞いているから、この日に生まれてきてほしいってお願いする方が効果あると思うよ」と言われました。半信半疑でしたが、先生は妊娠中ずっと「赤ちゃんは思っている以上にお母さんの声を聞いているから、積極的に話しかけて」と言っていたので、生まれてきてほしい日を赤ちゃんに第1希望~第3希望まで伝えてみました。と言うのも、立ち会い出産を希望していたため、どうしても希望日に生まれてきてほしかったからです。夫は仕事がシフト制のため、変則的な休みをピンポイントで狙わないと立ち会い出産が叶いません。そのため、赤ちゃんに頼み込むことにしたのです。
なぜほかのジンクスを試さなかったのか
産休に入るまで、仕事の都合でせわしなく動いていました。電車通勤だったのもあり、立つ時間が多かったせいか、妊娠9ヶ月のときにすでに子宮口が2cm開いていたのです。先生からウォーキングなど運動は控えるようにと言われていたので、その日以来必要以上に運動をすることがなくなりました。また、1月に出産予定だったのですが、12月中旬に引っ越しを控えていたので早めに生まれてもらっては困ると思い、張り止めを飲んで安静にしていました。そのため、運動をするという習慣がなくなり、運動系の陣痛ジンクスも何となくやめておこうという考えに。また、焼肉を食べるというジンクスもありますが、体重管理に厳しい産婦人科だったので、焼肉をモリモリ食べると体重調整ができないと思いやめておくことにしました。結果、先生が推奨する赤ちゃんに頼み込むというジンクスを試してみることになりました。
赤ちゃんは意外と聞いている?
1月11日が出産予定日だった息子。妊娠後期から「12月に生まれてくると、引っ越しができなくなるからもうちょっとお腹にいてね」とお願いしていました。ちゃんと聞いてくれたのか、子宮口が3cm開いていたのですが12月中に生まれてくることはありませんでした。第一段階はクリアできたので、第二段階として夫の休みの日に生まれてくるようお願いすることに。予定日付近の夫の休みは1月5日、1月10日、1月11日の3回だったので、12月あたりからその3回のどこかで生まれてきてね!とずっとお願いしていました。12月末から「最初の希望日は1月5日だよー!」と言い続けましたが、その日になっても陣痛がくる気配はなく…。その次は10日だったので、「10日か11日がパパの休みだから、どっちかでお願いね!」と言い続けていると、1日早い9日の早朝に陣痛が来たのです!夫は休みではありませんでしたが、早朝だったため次の日の休みと変えてもらうことができました。結局、希望日ちょうどには生まれてきませんでしたが、近い日に生まれてきてくれただけでなく、早朝の陣痛で無事立ち会い出産が叶ったことから、お願いを聞いてくれたのかなと思いました。
ジンクスに固執するよりも穏やかな気持ちでいることが大切
さまざまな理由から絶対この日に生まれてきてほしい!という場合があるでしょう。そのために雑巾がけやスクワットをしたり、はたまた焼肉やオロナミンCを飲み食いしたりとさまざまなジンクスを試したくなりますよね。しかし、これらはあくまでもジンクスなので、効果の真偽は定かではありません。躍起になってジンクスを試すよりも、穏やかな気持ちで赤ちゃんとの時間を楽しんだ方がよいのではないでしょうか。焦らなくても、赤ちゃんは必ず生まれてきます。生まれてくる赤ちゃんがお腹の中に戻ることは二度とありません。お腹の中にいる最後の時間を楽しむことに焦点を当てた方が、充実したマタニティライフを過ごせたと思えるはずです。私が試した赤ちゃんにお願いするという方法も、何となく効果があったのかなと思える程度なので、あくまでも「その通りに生まれてくれたらラッキー」という程度に考えておいた方がよいでしょう。予定日付近にイライラカリカリして過ごすより、「いつ生まれてきてもいいよ」と穏やかな気持ちで過ごしてみてくださいね。
陣痛ジンクスにこだわらず残り少ない妊娠期間を楽しもう
今回紹介した陣痛ジンクスは臨月に行うものですが、効果を保障するものではありません。ジンクスに固執してイライラするよりも、残り少ない妊娠期間を穏やかな気持ちで過ごすことを大切にしてみませんか?
担当ライター