広島のうさぎ島「大久野島」で癒されよう！楽しみ方を教えます

瀬戸内海に浮かぶ「うさぎ島」ってどんなところ？

出典：忠海港公式HP

瀬戸内海に浮かぶ多くの島々の中のひとつ、広島県竹原市にある「うさぎ島」についてと、島でのマナーや過ごし方をご紹介します。

なぜうさぎ島って呼ばれるようになったの？

出典：忠海港公式HP

広島県竹原市にある大久野島は、かつて毒ガス製造工場がある島として地図に表記されない島でした。しかしながら、終戦後に国立公園として認められ、その際に島のマスコットとして迎え入れられたのがうさぎだったのです。今では1,000羽を超えるたくさんのうさぎが生息していて、別名うさぎ島として親しまれ、広島県内だけでなく、国内外から多くの観光客が訪れる竹原市の観光スポットになっています。
うさぎは繁殖力が高い特徴があることから、子宝成就や安産、子孫繁栄などの象徴としても知られている動物です。うさぎ島を訪れる人の中には、安産祈願などを願って訪れる人もいるかもしれませんね。

注意！うさぎと接するときのマナー

野生のうさぎなので、近づくときには注意が必要です。うさぎ島での楽しみ方のひとつは、うさぎを見るだけでなくエサあげができること。エサは自分たちで持っていくこともできますし、フェリー乗り場でうさぎ用のエサ（ペレット）を購入することも可能です。ただし道路上であげてしまうと、うさぎたちが食べることに集中してしまい事故につながる可能性があるので、道の端などエサをあげる場所には注意が必要です。また、腐敗したエサにカラスが寄ってきてうさぎに害を与えたりするので、エサは持ち帰るようにしましょう。
鳥獣保護法によって、野生動物の捕獲には環境省の許可が必要ですので、うさぎの持ち帰りはNGです。わたしたちのちょっとした不注意で、うさぎたちが危険な目に合ってしまう可能性があるので、十分に気をつけながらうさぎたちと楽んでくださいね！

島の風に癒されるレンタルサイクリングもおすすめ

出典：休暇村大久野島

大久野島はうさぎと戯れる以外にも楽しみがあります。おすすめは島の周遊。島の中にあるホテル「休暇村大久野島」では、レンタサイクルを活用して島を自転車で周ることができます。周囲4.3kmと小さな島なので、島の風を感じつつ、ゆっくりとサイクリングをすることができますよ。ノーマル自転車だけでなく、電動自転車や子供用の自転車もあるので、家族で訪れても楽しめるでしょう。島の中には、通行止めになっている箇所もあるので、詳細はHP等で確認してみてください。

うさぎ島にある休暇村大久野島の楽しみ方を伝授！

大久野島にある宿泊施設、休暇村大久野島。その楽しみ方をご紹介します！

出典：休暇村大久野島公式HP

フェリーが到着する桟橋から徒歩約15分のところにある「休暇村大久野島」は、客室から瀬戸内海やうさぎたちが見られるホテルです。夜行性のうさぎたちが活発に動くのは、早朝と夕方。そんなうさぎたちを見るために宿泊するのも、うさぎ島の良いところです。日帰りでは観光時間が足りない！と思うくらい魅力が詰まった休暇村大久野島の楽しみ方をご紹介しましょう。

手ぶらでキャンプも楽しめる！

出典：休暇村大久野島公式HP

休暇村大久野島はホテルに宿泊するだけでなく、キャンプ場もあるので、自然の中で過ごすことも可能です。フリーサイトのキャンプ場もあれば、設営済みのテントで手ぶらでキャンプを楽しむこともできます。食材がついているプランや食事はホテルでとるプランなどを選ぶことができ、キャンプ初心者でも安心して楽しめます。
ホテル内にある『せと温泉』へは徒歩5分で行けるので、アウトドアのキャンプでも清潔に過ごせるのも大久野休暇村のいいところ。また、空気が澄んだ国立公園の中にあるキャンプ場なので、とっても星がきれいなんだそうですよ。もちろんうさぎたちも活動しているので、昼間とは違ったうさぎたちを見ることができます。

サイクリングだけじゃない！思い出に残る体験も

出典：休暇村大久野島公式HP

サイクリングが楽しめることは先述しましたが、それ以外にも大久野島休暇村で楽しめるアクティビティがあります。
「海ホタル発光観察会」では、都会では見ることが難しい海ホタルの発光を、スタッフの説明を聞きながら観察することができます。子供の自由研究のテーマにもおすすめです。無料で参加できるのもうれしいですよね。
朝7時から行われている「ウサギさんと季節を感じる　朝のお散歩会」では、約30分ほどかけて季節の植物を観察しつつ、うさぎと戯れることができます。こちらも無料で参加が可能。朝のすがすがしい空気の中で、自然とうさぎに癒されること間違いなし！

ほっと一息つける「うさんちゅカフェ」

出典：休暇村大久野島公式HP

休暇村大久野島の中には、売店やレストランもあります。館内1階にある「うさんちゅカフェ」では、「兎人コーヒー」や「タコ天」などの名物が楽しめます。ソフトクリームにチョコナッツがついた「ウサギのはなくソフト」というユニークなソフトクリームは、SNSでも多くの人がアップしている人気のスイーツです。

うさぎ島まではどうやって行くの？

出典：忠海港公式HP

うさぎ島まで行くにはまず忠海港に向かいましょう。電車で行く場合には、JR忠海駅が最寄り駅で、そこから徒歩3分で忠海港まで行くことが可能です。車の場合は、公共の無料駐車場が約200台あるので、そちらに停めてからフェリーに向かいましょう。気候がいいときなどは200台でも埋まってしまう可能性があるので、早めに行くことをおすすめします。忠海港からは切符を購入し、約15分フェリーに乗ればうさぎ島に到着です。
朝7時台から夜19時まで定期的にフェリーが出ているので、事前に時刻表をチェックしておきましょう。島内は車両走行禁止ですが、キャンプなどの理由があれば乗り入れ可能なので、切符購入の際に忠海港のスタッフに声をかけてみてください。広島市内から車で1時間半程度で行ける、身近なお出かけスポットとしても人気の場所です。

竹原市内の商店街や忠海港にもうさぎモチーフがたくさん！

出典：忠海港公式HP

休暇村内だけでなく、うさぎは広島県竹原市のメインキャラクターになっています。竹原市内にある商店街では、16店舗ものお店がうさぎをモチーフにしたランチやスイーツ、カフェを展開。うさぎ島に行ったあとは、うさぎのスイーツやランチでさらにうさぎに癒されるのも良いですよね。港にある待合所でもうさぎグッズがたくさん置いてあるので、旅の思い出に購入してみてはいかがでしょうか。

かわいいうさぎと島の自然に癒されよう

広島市内から1時間半ほどで行けて、癒しを感じるのにはぴったりのうさぎ島。かわいいうさぎと自然に囲まれれば、日頃の疲れも吹き飛ぶでしょう。あちこちにうさぎがいるので、動物園のふれあいコーナーとはまた違った感覚でうさぎと戯れることができるので、子供連れのお出かけスポットとしてもおすすめです。ゆったりと過ごせるうさぎ島へぜひ足を運んでみてください。