2人目妊娠中に切迫早産で入院!病院での過ごし方や上の子の対応は?
切迫早産とは、妊娠中に早産になりそうな状態のこと。度合や病院の判断によって異なりますが、場合によっては入院になる可能性もあります。実際に切迫早産になった人は入院中にどうやって過ごすのか、気になりますよね。入院中の過ごし方や暇つぶしの方法など私の体験談を含めて紹介します。
「明日から入院しましょう」突然訪れた入院
妊娠8ヶ月に入ってお腹が張ることが増えました。「できるだけ安静にね」と医師から言われ張り止めも処方されることに。ただ、そのとき1歳9ヶ月のヤンチャな上の子がいたため、安静にしているつもりでも、つい動き回ってしまっていました…。
妊娠9ヶ月に入ったある日、友人が家に遊びにきてくれたときのことです。ふと「大きくなったね~」とお腹を触ってもらうと「あれ?すごく張っていない?」と友人。「そういわれると、今日は張りが強いかも」と気がつきました。少し様子を見ていると、張りの感覚が一定になっていきます。さすがに変だと感じ、病院に電話をすると「すぐに来てください」とのこと。急いで母に来てもらい、上の子と3人で病院に向かいました。
そこで言われたことは「入院が必要です。本当は今すぐにでも入院してもらいたいのですが、上のお子さんもいらっしゃるので色々準備がいりますよね。明日の朝一に入院準備をしてきてください。」ということ。その後、看護師さんから入院準備品について説明を受けている最中も、私の頭の中は「私が入院している間、上の子はどうしよう…」ということばかりが浮かんでいました。
上の子は1歳9ヶ月。どこで過ごす?
その日の夜は1回帰宅し、自宅で過ごしました。主人は仕事で他県にいたため、娘と2人きりの夜です。早々と寝てしまった娘の寝顔を見ながら「もっと安静にしていればよかった。ごめんね…」と娘にもお腹の赤ちゃんにも謝りながら泣いてしまったことを覚えています。
入院当日の早朝、主人が仕事から帰ってきました。そのまま病院までいっしょに向かいます。診察や説明を受け病室に戻ると、実母と義母が来てくれていました。そこで、入院予定期間の1ヶ月間、誰が娘の面倒を見るのかを話し合うことに。
主人は仕事柄平日のほとんどが広島県外にいるため、土日以外は見ることができません。3人の中で1番仕事の融通がききやすい義母が主となって娘をみてくれることになりました。とはいえ、義母も仕事を1ヶ月まるまる休むわけにはいかないため、週に2日は近所の保育園の一時保育を利用することにしたのです。やりとりを聞きながら「みんなに迷惑をかけてしまうな…」という想いと、みんなの顔を不安そうに見上げている娘の顔を見て、かなり胸が痛みました。
切迫早産で入院!24時間こんな風に過ごしていました
そして切迫早産での入院生活がはじまりました。午前中に診察、あとは24時間点滴を打ち続けてベッドの上で安静に過ごす毎日です。さらに1日3回NSTがあり、張りの検査をします。はじめの数日は、やはり張りがひどかったようです。あとは常に点滴をします。針は数日つけっぱなしで、点滴だけを交換しました。
毎日の楽しみは、やはり診察でのエコー。張りが続く中でも赤ちゃんが元気に動いてくれている姿を見ると、かなり安心できました。また、ベッドの上で安静にしていると胎動をしっかりと感じることができます。普段は上の子の世話に意識がいっているため、ゆっくりお腹を触りながら胎動を感じる時間は少なく、赤ちゃんとのんびり過ごせる貴重な時間にもなっていました。さらに、入院から10日たつころには張りも随分とおさまりシャワーOKに!1日で楽しみの時間のひとつにもなりました。
ベッドの上でもできる!入院中の暇つぶし4選
ベッドでは基本TVを見る生活でした。しかし日中ずっとTVを見ていると番組が違うとはいえ飽きてしまいます…。そこで私が実際に試したベッドの上でできる暇つぶし方法を4つ紹介します。
編み物
入院していたのは秋。冬に向けて赤ちゃんに帽子を編みたいと思いました。普段は手芸がかなりの苦手なのですが、入院期間中は間違えたら何度やり直しても時間はたっぷりとあります。その結果、基本のやり方をマスターすることができ最後にはスルスルと編めるようになったのです。看護師さんに「切迫で入院している人には編み物が1番人気だよ~」と教えてもらいました。集中できる作業で時間がすぐに過ぎたように感じます。
大人の塗り絵
以前妹にプレゼントされていた「大人の塗り絵」。子育てをしながら「こんなのやる時間ないよ」と収めたままになっていましたが、役に立つときがきました!細かいパーツを塗るため、なかなか完成しません(笑)こちらも集中できて楽しかったです。
本
子育てをしているとあまり読む時間のない本。上の子を出産する前は本を読むことが好きだった私は、この機会にまた本を読み始めることに。ママタレントの育児本やライフスタイル書など好きなジャンルの本をネットで注文し、週末やってくる主人に持ってきてもらいました。
家計簿
数ヶ月たまっていた家計簿を一気につけました!ついでに今後のライフプランなども立て直してみることに。1人目は〇〇保険の学資保険に入っているけれど、2人目も同じところでいいのだろうか、など時間をかけて情報収集できて納得できる保険に入ることができました。
入院したての時期は「食事以外は体を起き上がらせることも控えて」と言われていたため、できたのは編み物や本を読むことくらいです。だんだんと調子がよくなってから大人の塗り絵や家計簿をつけることもできました。普段できそうで、あまりできないことに取り組めるいい機会に。今思えば、贅沢な時間の使い方だったなと思います(笑)
途中で退院できることに!幸せな上の子との時間
私は上の子を帝王切開で出産したため、下の子も帝王切開での出産を予定していました。37週1日が出産予定日まで入院する予定でしたが、順調に回復していき張り止めの点滴が不要になるほど。先生からも「珍しいケース」と言われ「出産前日までの5日間家に帰って過ごしていいよ」と言われたのです。
とはいえ、安静にしておくことが条件。そのため入院しても日中は変わらず上の子は保育園の一時保育に行ってもらい、夜は2人で過ごすことにしたのです。久しぶりに過ごす娘との2人の時間は、少し新鮮に感じました。娘の寝顔を見れることが幸せで、退院初日は何時間も見ていたほどです。一時保育以外の時間はいっしょに絵本を見たりお絵かきをしたりして過ごしました。娘がお姉ちゃんになる前、2人きりでの大切な時間となったのです。
不安の中に安心感もあった入院期間
切迫での入院期間は、基本は安静。暇つぶしもベッドで過ごすことが前提です。2回目の妊娠ではじめての切迫早産。もちろん不安はありましたが毎日エコーで赤ちゃんの様子が把握できること、何より「もしも」のことがあってもすぐに対応してくれる病院で過ごせることは安心できました。手術予定日、無事に産まれてきてくれた息子に感謝です。
担当ライター