赤ちゃんと絵本の世界を楽しもう!読み聞かせの効果やおすすめ紹介
赤ちゃんは大人のように話すことはできませんが、視覚や聴覚は目まぐるしく発達しています。毎日多くのことを吸収しているため、いろいろなことを体験させてあげると良いですね。乳児検診などで絵本を無料でプレゼントしてくれる自治体があるほど、絵本は赤ちゃんにとって学びの多いアイテムとして親しまれています。今回はしかけ絵本や読み聞かせにおすすめの絵本を紹介するので、絵本選びに悩んでいたら参考にしてみてください。
赤ちゃんへの絵本の読み聞かせはどんな効果がある?
赤ちゃんは絵本の読み聞かせからたくさんの刺激を受けます。狭い範囲の物事しか知ることのできない赤ちゃんは、絵本の読み聞かせによっていろいろな世界を知ることができるのです。絵本の読み聞かせは親子のスキンシップにもピッタリ! 絵本の選び方のポイントなどを紹介します。
赤ちゃん読んであげるのはどんな絵本がいい?
0歳の赤ちゃんは、まだ視力が弱くあまりはっきりと見えていません。絵本を選ぶときもできるだけ色彩の鮮やかな、大きな絵の描いてある絵本を選ぶと良いでしょう。東大の研究室が行った実験を参考に作られた「もいもい/市原淳」など、赤ちゃん用の絵本も多く販売されています。1歳くらいになると、活動の幅が増え自分でやってみたいという意欲が高まってきます。動かすと絵が変わるしかけ絵本などを選ぶのがおすすめです。また、個人差はありますが、喃語が増えたり少しずつ言葉の意味が分かるようになったりするため、シンプルな言葉でリズム良く読める絵本も良いですね。
絵本を読むことで赤ちゃんにもたらす効果とは
絵本を読むことで、赤ちゃんは脳にたくさんの刺激を受け、想像力を膨らましたり感情を豊かに表現したりすることができるようになります。少し大きくなって、言葉の意味などが理解できるようになると、語学の勉強にもなるでしょう。また、自分で読むことができなくても絵本を読み聞かせている間は絵本に集中しているため、集中力アップの効果も期待できます。いつから絵本を読むと良いかなど決まりは特にありません。赤ちゃんのころから絵本が身近にある環境を整えることで、子供の成長に多くの効果をもたらしてくれるでしょう。
赤ちゃんが喜ぶ♡しかけ絵本4選
ページをめくるたびに違うしかけが出てくる絵本は、赤ちゃんも大喜び!今回はおすすめのしかけ絵本を紹介します。
とびだす!うごく! どうぶつ/わらべきみか
たくさんの動物が出てくる小さなしかけ絵本です。きりんの首が伸びたり、かばの大きな口を表現していたりと、動物の特徴を捉えた楽しいしかけが隠れています。手のひらサイズで持ち運びにも便利なのがポイントです。
やさいさん/tupera tupera
ニンジンやジャガイモといった子供にも身近な野菜が、ダイナミックなしかけを使って描かれています。ユーモアあふれる内容で、大人も思わず読むのが楽しくなってくるような絵本です。
ぼうしをとったら/tupera tupera
「やさいさん」と同じ作者のしかけ絵本です。カウボーイやコックさんなど帽子がトレードマークの人たちが次々と登場します。帽子をとったら、何が出てくる?と想像力を膨らませる読み方ができ、しかけをめくると意外なものが出てくる場合もあるユニークな内容です。
いないいないばああそび/きむらゆういち
赤ちゃんのときから楽しめる遊びとしてポピュラーないないいないばあをしかけで表現した絵本です。子犬のコロなどかわいいキャラクターが大きな絵で描かれており、しかけもシンプルで分かりやすいのが特徴です。古くから愛されている絵本で、通常版のほかにお出かけ用の少し小さいサイズで丈夫な作りになっている本なども販売されています。
プレゼントにもおすすめ!赤ちゃんの時期に人気の絵本6選
赤ちゃんのときはなかなかおもちゃで遊ぶこともできないため、バースデープレゼントを贈るときなど何にしようか悩むこともありますよね。そんなときは読み聞かせ絵本としても、大きくなって自分で読む絵本としても楽しめる本がおすすめです。
はらぺこあおむし/エリック・カール
2011年のようちえん絵本大賞にも選ばれたことがあるベストセラー絵本。生まれたばかりの小さな青虫が、たくさんのものを食べ成長していく姿が描かれています。曜日が進むごとにストーリーが展開したり、数を数える場面があったりと生活に必要な学習が盛り込まれているのもポイントです。穴の開いた簡単なしかけがある部分もおもしろく、華やかな色彩で描かれているため、赤ちゃんの興味も引きやすいでしょう。青虫が成長したら最後には何になるか、生物的要素もきちんと考えられた内容になっています。
いないいないばあ/松谷みよ子
赤ちゃんとコミュニケーションをとることができる、いないいないばあ。絵本でもいないいないばあを題材にした本は多く、たくさんの人から愛されています。松谷みよ子作のいないいないばあは、にゃあにゃやくまちゃんなど子供が親しみやすい言葉で書かれているのが特徴です。日本で1番読まれている絵本として最新のミリオンぶっくにも選ばれており、赤ちゃんに贈る初めての絵本としてプレゼントにもピッタリですね。
しましまぐるぐる/柏原晃夫(かっしー)
赤ちゃんが注目しやすい色とされている黒を中心に、コントラストの強いデザインが魅力の絵本です。生後間もない赤ちゃんも、顔の認識はしっかりとできていると言われています。絵本の中にはさまざまなところに顔が描かれているため、赤ちゃんは興味津々で絵本を見つめるでしょう。ほかにも、しましまやぐるぐるなどかわいい絵が盛りだくさん!簡単なしかけがついているところも、うれしいポイントです。色とりどりでおしゃれな雰囲気があり、視力の弱い赤ちゃんでも楽しめるような工夫が詰まった作品です。
だるまさんが/かがくいひろし
シンプルな絵や、だ・る・ま・さ・ん・が、とリズム良く読むことができるため大人も子供も一緒に楽しめる内容になっています。言葉に合わせて左右に動くだるまさんが、次のページではおもしろい姿になっている、という展開が繰り返されていくため赤ちゃんでも覚えやすく、子供が成長するとだるまさんと一緒に動いて楽しむことができますよ。ほかにもいくつか同様の作品があり、セット商品もあるためシリーズで購入するのもおすすめです。大人が読んでも笑ってしまうような読み聞かせにもピッタリの絵本です。
きゅっきゅっきゅっ/林明子
日常生活を切り取ったような内容で、赤ちゃんと動物のぬいぐるみたちが一緒にスープを食べる場面が描かれています。上手に食べることができないぬいぐるみたちは、それぞれ違う場所にスープをこぼしてしまいます。こぼしたスープを赤ちゃんがふいてあげるという内容なのですが、赤ちゃんは上手に食べられたかというと…?ぬいぐるみのお世話をする赤ちゃんや、きゅっきゅっきゅっと口にしやすい言葉など子供がマネをできそうなかわいい作品です。鮮やかなオレンジや赤ちゃんやぬいぐるみの表情など、読み聞かせていると大人も明るい気分になれるような魅力的な絵本になっています。
おつきさまこんばんは/林明子
まんまるで穏やかな表情のお月さまが、やさしい気持ちにしてくれるような絵本です。静かな夜にネコがいる屋根の上に、輝くお月さまがこんばんはと登場します。お月さまは黒い雲と話をする最中は隠れてしまいますが、再び現れてにっこりと笑いかけてくれます。空に浮かぶお月さまが身近に感じられるような作品で、リラックスした雰囲気もあるため寝る前の読み聞かせなどにもおすすめです。
赤ちゃんのころから絵本を身近な存在にしよう
赤ちゃんは大きくなっても読んでもらった絵本のおもしろさや、ママの読み聞かせの表情などを覚えていて、本を親しみやすい存在として感じるでしょう。読み聞かせにも赤ちゃんの成長に関わるたくさんのメリットがあります。本を読むのが苦手な人は、絵本もあまり好きではないかもしれません。しかし、赤ちゃんのうちは分からないからと敬遠せず、絵本に接するチャンスを増やしてあげるのがおすすめです。休日には、親子でのんびりと楽しめる絵本タイムを増やしてみてくださいね。
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担当ライター