これがイヤイヤ期?手探りの子育て奮闘記録
子育てをしていれば1度は遭遇するであろうと言われるイヤイヤ期。わが家の姉妹に訪れたイヤイヤ期はそれぞれ全く種類の違うものでした。今まさに下の子のプレイヤイヤ期に奮闘中のわが家のエピソードを交えて紹介していきます。
イヤイヤ期って何歳から訪れる?
わが家には、現在5歳と2歳の姉妹がいます。一般的なイヤイヤ期の時期を調べてみたことがあるのですが、人それぞれで何歳から訪れるという確実な情報はありませんでした。わが家の場合は、姉妹ともに1歳半をすぎたあたりからすぐに始まりました。それも段階をふみながら、少しずつイヤイヤがパワーアップしていったような気がします。最初に訪れた姉妹それぞれのイヤイヤ期の兆候はこんな感じでした。
姉に初めて訪れたイヤイヤ
・服を着たくない
・靴下の縫い目が肌にあたるのがイヤ
・靴を履くのがイヤ
・身長が届かないところのものが取りたい、見たい
・掛布団や毛布をかけたくない
・服の袖の長さ、袖の折り返しの仕方にこだわりがある
妹に初めて訪れたイヤイヤ
・日替わりで気に入った靴下しか履かない
・だっこひもに入るのがイヤ
・おかずを食べる順番が希望通りじゃないとイヤ
・身長が届かないところのものが取りたい、見たい
・気に入ったタオルがいい
・掛布団や毛布を寝るときは必ずかけてほしい
わが家の姉妹のイヤイヤ期は突然訪れました。今まですんなり出できいたことを急に拒否したり、それは無理というような要求をしてきたり。姉妹二人をそれぞれ見ていると、イヤイヤの出方には性格も反映されているように思いました。特に神経質な姉は、洋服や靴下、肌着に至るまで肌に触れるものには極端に敏感だった気がします。5歳の今でも、シーツが曲がってよれていると気持ち悪いからと自分で直したりしています。
イヤイヤが爆発するタイミング
第一子である姉の子育て期は何もかもが初めて。特にイヤイヤに関してはいつどのタイミングで訪れるのかと、わたしもかなり敏感になっていた気がします。また当時、広島で仕事をしていたこともあり、時間内にどうやって準備させようかとか、イヤイヤが起きそうな場面をどうやって避けようかなど全てにおいて必死になっていました。
イヤイヤには訪れる前兆がある?
当時、イヤイヤ期真っ盛りの姉の様子を見ていて気付いたことがあります。それは、大きなイヤイヤが訪れる日の前日、もしくは直前の昼寝はよく寝ていたということでした。この時期は、睡眠リズムが安定せず、あまりよく眠らなかった姉の普段の様子と比べて気付いたのです。いつもなら泣いてすぐ起きるのに今日はよく寝ているなぁと感じた日の翌日には、大抵、大きなイヤイヤが起きているというように感じました。これは、わが家に限ってのことなのかもしれませんが、現在2歳の妹を見ていても同じように感じています。それはまるで寝ている間に脳みそがしっかりアップデートされているかのようだと感じたのを覚えています。
姉妹でこんなに違う?イヤイヤの特徴
わが家の姉妹を見ていると、イヤイヤが訪れるタイミングや年齢などに特に違いはなかったものの、姉妹それぞれの性格がイヤイヤに反映されているなと感じました。特に、神経質な姉と正反対の性格をしている妹では、イヤイヤの内容も大きく違っていたのです。わたしが感じた姉妹間での違いはこんな感じでした。
イヤイヤに現れる姉妹の特徴
・1歳半当時の姉の要求はわかりづらく理解が難しかったのに比べて妹はイヤイヤの内容が具体的でわかりやすかった。
・妹のイヤイヤは姉の影響が大きく、姉と同じものがいいという内容が大半を占めている。
・食に興味の薄い姉に比べて、よく食べる妹は使用する食器やカトラリー、食べ物を口に運ぶ順番などにもイヤイヤが現れる。
・姉は妹に比べて癇癪の度合いがひどく、要求が満たされるまでひどく泣き続ける。一方、妹はひどく泣くがほっとかれるとあっさり泣き止むときある。
イヤイヤには、姉妹の性格も反映されていますが、やはり一番顕著なのは長女次女の違いではないでしょうか。3歳まで一人っ子のように育てられた長女と生まれたときから姉と生活を共にしている妹では要求の出し方も大分違っていました。神経質で癇癪がひどい姉と癇癪はひどいが図太い性格の妹を見ているとその違いがはっきりとしていて、見ていると思わずクスッと笑ってしまうときもあります。
わが家の姉妹に効果のあったイヤイヤ対処法
イヤイヤの対処法は、各家庭の教育方針や子どもたちの性格などによりそれぞれ違うかと思います。わが家でも姉妹それぞれに合った対処法を探すため、いろいろな方法を試し、模索し続けてきました。最終的にわが家がその対処法に至るまでの経緯をご紹介します。
姉には通用しても妹には通用しない
イヤイヤするわが家の姉に特に有効だった方法がぬいぐるみ作戦でした。ぬいぐるみで話しかけることでイヤイヤから気をそらしたり、気持ちを代弁したりすることで気持ちが幾分か落ち着くようでした。しかし、姉に有効だったこの方法も妹には全く通用しません。ぬいぐるみで話しかけても、ぬいぐるみを投げ飛ばす始末。余計に気持ちを逆なでするようでかえって怒らせてしまいました。
妹は姉のイヤイヤで学んでいる?
5歳の姉は今でも泣いたり、わめいたりとイヤイヤならぬ自己主張をよくしてきます。その様子はイヤイヤ期とまるで変わりません。そんな姉の様子をよく見ているのが妹で、姉の要求内容や通し方をよく見て観察しています。わたしもそんな姉妹の様子を見ていて、妹には姉のまねをした対処法がよいのではないかと考えました。まねとは、姉と同じ対処法を使うということではなく、姉と同じように扱うといった感じでしょうか。妹はまだ小さいから言ってもわからないとか、妹だから我慢しなさいなどという対応ではなく姉と同等に対応したのです。そうすると、妹も泣き止んで落ち着く様子が少し見られるようになりました。
最終的に行きついた対処法
妹への対処法で選んだ、姉と同等に扱う方法とは具体的には言葉で説明するということです。妹の場合、多少噛み砕いて説明はしますが姉と同じように対応することで気持ちが幾分か落ち着くようです。その他の方法として、妹がイヤイヤしたときは、わたしがなだめに行くよりも姉が行く方が落ち着く場合もありました。姉を見ることで気分がガラリと変わり、イヤイヤから気が逸れるからのようです。まだ2歳になったばかりのわが家の妹ですから、これからイヤイヤの内容もまた変わってくるのかもしれません。そのときは、また手探りで姉と協力しながら対処していくつもりです。
姉妹はいつでもライバル?
姉妹の子育てをしていると、イヤイヤ期のそれぞれ二人の様子の違いに驚かされることばかりです。広島に住んでいる、この記事を読んだ読者の中にわが家の姉妹と似たようなイヤイヤ期を乗り越えたよと言う人がいたら嬉しいなと思います。
担当ライター