家事・子育てを積極的にしている(と思っている)夫へ。それってまだ“半分”ですよ!
子育てにも家事にも協力的な夫。そして、自分でもそう自負しているはず…しかし、私には不満が。それは、「お風呂に入れるという育児」。週末は夫が子ども2人をお風呂に入れてくれますが、普段私がしている「お風呂に入れる育児」の“半分”なのです。
家事に育児にと協力的な夫。周りのママ友に羨ましがられるイクメン
平日は自分が食べた晩ごはんの食器は洗ってくれ、休日は洗濯物をしてくれる夫。掃除機も必ずかけてくれます。子どもたちの面倒もみてくれ、朝からフレンチトーストを作ったり虫取に出かけたりしてくれる夫は、周りのママ友からはイクメンという位置づけ。夫自身も、「休日は子どもとの遊びもしているし、お風呂も入れているし育児に協力的」と自負しています。なんなら、休日の料理以外の子育てはほとんど担当していると思っているくらいです。
たしかに「家事は全くしない」「子どもの世話を任せたら、実家に連れて行った」など、広島で知り合ったママ友たちの夫の話を聞くと、子育ても家事も協力的で助かっているのは事実なんですが…
週末には、子ども2人をお風呂に入れるのが夫の役目
わが家の休日は、お風呂のあとに晩ごはんという流れ。17時くらいからお風呂に入り始めます。私は晩ごはんの準備をするので、子どもたちをお風呂に入れるのは夫の役目です。
お風呂掃除をしてお湯をため、自分が洗い終わったら、子どもたちをお風呂場から呼ぶ夫。呼ばれたら自主的にお風呂場へと子どもたちは移動しますが、下の子はまだ2歳なので自分ひとりでTシャツなどが脱げません。子どもが呼ばれるとともに私もお風呂場へ行き、脱がせてあげる必要があります。
また、子どもたちが湯船から出るときには、お風呂場から「ママ~出るよ~」と子どもたちから呼ばれるんです。お風呂場に迎えに行っても、夫の着替えはあるのに子どものパジャマはない。結局、子どもたちが出てくるまでにパジャマの準備もしなくてはなりません。
そして、私が子どもたちを拭きパジャマを着せ、ドライヤーをしている間に、夫はお風呂上がりの一杯を楽しんでいます。こっちは、ハンバーグをこねていたり、揚げ物をしていたり、炒め物をしていたりする晩ごはんの用意を中断しているのに!晩ごはんの準備を昼間に終えておけばいいと思う人もいるかもしれません。たしかにそうなのですが、できれば休日くらい、できたてを夫に食べさせてあげたいという思いがあり、食事前の調理が私の理想なんです。
それって私が平日している、子どもをお風呂に入れるという任務の半分だ!!
たしかに、子どもたちをお風呂には入れてくれています。でもそれって、私がしている日々の子どもをお風呂に入れるという任務の半分くらい。
平日私がしている子どもをお風呂に入れるという育児
平日は夫の帰宅が遅いため、私が1人で子どもたちをお風呂に入れます。
・お風呂を洗う
・お湯をためる
・パジャマとバスタオルの用意
・服を脱がせ、裏返しにして洗濯機に入れる
・体と頭を洗う
・湯船で遊ぶ
・体と頭を拭く
・保湿クリームを塗る
・パジャマを着せる
・お茶をあげる
・ドライヤーで髪を乾かす
・クシで髪をとく
・お風呂場を片づける
これにさらに、自分のお肌ケアをしたりドライヤーをしたりしているんです。ほとんどのママが当たり前のようにしていることかもしれませんね。子どもを優先するため、私の肌は乾燥しはじめカサカサなのにクリームがぬれず、髪の毛は濡れたままで風邪をひきそうになり。そんな状態でママたちは子どもたちをお風呂に入れているんです。「休日はオレがお風呂に入れていると自負する夫よ、半分くらいしか仕事をしていないことを知ってくれ~」と思いながらも、指摘したら子どもをお風呂に入れることをしなくなるのではと不安になり、結局現状を受け入れています。
考えれば、家事も半分スタイルだった
洗濯機を回して干し、食器を洗ってくれる家事に協力的な夫。ふと気づけば、それも半分の家事でした。洗濯機を回して干すけど、取り込んだ洗濯物をたたむことはなく、そのまま和室に放置。食器は洗うけど食器棚にしまわず、水切りに重ね続けるか乾いた食器をダイニングテーブルに移動させるだけ。洗濯物をたたむのも、食器を片づけるのも私がしていました。
それでも、夫に感謝することはたくさん
ここまで愚痴を言うと、なんだか私の気持ちもすっきりしてきました。夫に対していろいろと不満に思うことや愚痴を言いたくなることはありますが、それでも感謝することはたくさんあります。「私が体調を崩しているときは、子どもたちにごはんを作って食べさせてくれる」「夜帰宅が遅いので起きていることがほぼない私に、不満を言わない」「息子のトイトレは、ほとんど夫がした」「私の衝動買いを許してくれている」などなど。
どれも、ひとりだと感謝することだと気づかなかったかもしれません。周りのママ友と夫の愚痴を言い合ううちに、いろいろと自分の夫のいい面にも気づかされました。
夫への不満と感謝、どちらもあって当たり前
夫への不満や愚痴は、ママ友と吐き出すのが正解。半分育児も仕方ないと割りきり、これからも不満に思うこともありつつ、感謝することもたくさんある夫との子育て生活を楽しみたいと思います。
担当ライター