妊娠中には想像できなかった…出産直後から両手が腱鞘炎に!

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初めての妊娠に出産…陣痛の痛みってどれ程なの?と気になりますよね。私の場合、初出産で陣痛の痛みに耐えすぎて両手が腱鞘炎になってしまったのです!

腱鞘炎になってからの産後の大変さから、治るまでのエピソードをご紹介します。

微弱陣痛から陣痛促進剤を投入!

初の妊娠・出産で「陣痛」の痛みを感じ始めたときは、「生理痛」かな?程度の我慢できる痛みからスタートしました。痛みが規則的になってきたときに入院しましたが、助産師さんから「まだ微弱陣痛だから陣痛室で休んでてね」と言われその日は一晩寝て休むことになったんです。

次の日の朝になっても陣痛が進んだ気配がないまま、担当医に診察してもらうと「これは時間がかかりそうだね…赤ちゃんがもう大きいから陣痛促進剤でお産を進めていいかな?」と聞かれました。

以前、友人から「陣痛促進剤をしてから急激に陣痛の痛みが強くなってビックリした!」という話を聞いていたので、実は内心は怖くて仕方がありませんでした…。しかし、予定日をもう4日も過ぎていたこと、赤ちゃんが大きいということは理解していたのでここは頑張るしかないと決意し、同意書にサインしたのを覚えています。

陣痛が痛すぎて泣きながら耐える

陣痛促進剤を投入した後は、本当に凄い勢いで痛みが増していき、あまりの痛さに涙が出てきました。痛みにはどちらかと言うと強い方で、大人になってから痛みで泣いたのはこれが初めてでした。既に陣痛室で横になっていたので、この痛みに耐えるにはどうすればいいの?とパニック状態!

そんなとき、救いのような存在が助産師さんです。助産師さんが定期的に声をかけてくれて「いきみ逃し」の話しをしてくれ、助産師さんが付いてくれている出産前の母親学級などでいろいろ学んでいましたが、いざ陣痛を向かえると痛みが凄すぎて何も考えられなくなっていたと思います。主人や母が陣痛室に到着してからは、主人や母に手を握ってもらったり、さすってもらったりもしましたがどうにも痛いばかり…。

結局私が選んだのは、陣痛室のベッドの「握り棒」をひたすら握ることでした。今まで経験したことがない陣痛の痛みは想像をはるかに超えていて、握り棒をひたすら握って痛みに耐えた、という一言に尽きます。

出産後我が子を抱こうとすると両手に痛みを感じる

陣痛の痛みはとても辛かったですが、子宮口が全開になってからはスムーズにお産が進みました。我が子が出てくるときにはさほど痛みは感じず、むしろスッキリ感が強かったくらいです(笑)トータルで考えても痛みのピークは陣痛だったように思います。

私が出産した産院は産後から母子同室なのですが、我が子はへその緒が首にぐるぐる巻きついていたことから呼吸が浅く、翌日までは保育器の中で過ごすことになりました。

そして、産後1日目に念願の我が子を抱っこするタイミングで、あろうことか両手首に痛みを感じたのです…。この日から母子同室でほぼ自分で赤ちゃんのお世話をするのですが、抱っこしても手首が痛い…オムツ替えも、授乳も、全てにおいてずっと手首が痛い!ここまで痛くなってやっと両手が腱鞘炎になっていることに気がつきました。もちろん産院の先生にも相談しましたが、形成外科などに行ったとしても毎日赤ちゃんのお世話をするので完治はなかなか難しいかも、と言われてしまいました。

 

両手が腱鞘炎…!?産後実家で4ヶ月過ごすことに

当然ですが、両手が腱鞘炎だからといって産後の入院期間が長くなることはありません。退院の日を迎え、痛みに耐えながらも我が子のお世話に奮闘する毎日がスタートしました。産後は広島市内にある実家に1ヶ月程お世話になる予定でしたが…時間の経過とともに両手の腱鞘炎はさらに痛みを増していたんです。

この頃、地味に辛かったのが自分の髪をドライヤーで乾かすことでした。これまでは何も考えずにやっていたドライヤーですが、フルで両手首を使う作業だと痛感…タオルドライしても同じように痛かったので髪を短くカットした程です。

カットしてからは自然乾燥で対応できたので、まずは腱鞘炎の壁をひとつクリア。そんな感じで、痛い!となる度に対策を考えてなんとか毎日を頑張っていました。抱っこするときもいかに手首を使わないようにするか、日常の動きもどうにか手首の痛みを減らす方法はないかと、日々研究に明け暮れました。どうにか痛みを減らす方法を見つけて育児をしていたのです。

そんなとき、子育てに支障をきたすほどの腱鞘炎を心配してくれた母が、「抱っこするのも痛そうだし良くなるまで育児手伝うから居てもいいよ」と声をかけてくれました。本当に手首の痛みが辛かったこともあってその言葉に甘えてお世話になることに。少しでも早く腱鞘炎が治るようにと、主人もサポーターを買ってきてくれました。

しかし…季節は夏…。手首がむれて肌がかぶれてしまい、サポーターや湿布は私にはNGでした。最後は、塗るタイプの湿布を塗布してなんとか痛みを紛らわせていました。もう自然治癒しかないと半ば諦めた生活でしたが、出産後1年を経過した頃に、何の前触れもなく、なぜか痛みをほぼ感じなくなりました。突然のことにビックリしましたが、その後も痛みが再発することなく完治を迎えました。本当に悩んで苦労した腱鞘炎でしたが、我が子の可愛さで乗り切れたのかもしれません。

人それぞれに妊娠・出産はドラマがある!

今まで聞いたことのない「両手腱鞘炎」というハプニングに驚かされました。当時は大変でしたが、今となっては妊娠・出産のいい思い出です。皆さんも、陣痛の痛みを逃がすときは、握り棒は強く握り過ぎないようにしてくださいね(笑)

担当ライター

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