子育て中に感じた、保育園ママと幼稚園ママとの付き合い方は違う?
わたしの仕事の都合で、わが家の長女は1歳半から保育園通い、4歳から幼稚園通いの2つを経験しています。当時、長女の子育てをしながら保育園ママと幼稚園ママにはそれぞれ付き合い方に違いがあると感じていたわたし。そんなわたし自身のエピソードを交えながら幼稚園ママと保育園ママの違いについて紹介していきます。
そもそも女友だちとママ友の違いとは?
出産前は、ママ友といえば女友だちとそんなに変わらないと思っていたわたしですが、いざママになってみるとそれは大きな誤解だったと気づかされました。そもそも女友だちとママ友にはどのような違いがあるのでしょうか。
女友だちの特徴
- 学生の頃にできた女友だちは、付き合いも長く腹を割って話せる関係
- 互いの性格を知っているので、無理な気遣いが不要
- 共通の趣味や仕事場で知り合った女友だちなど、自身との共通項が多い
ママ友の特徴
- 子どもがきっかけで知り合い、情報交換したり悩みを相談し合ったりする関係
- 子ども同士が仲良くなったので、子どものためのお付き合い
- 子ども同士の関係がなくなれば、親同士の関係もなくなる
女友だちと比べて、ママ友は子どもありきの関係だということが特徴です。もちろん、子どもをきっかけに女友だちのように仲良くなれるケースもあるようですが、互いに子どもがいる以上、主体的に動けないママが多いのではないかと思います。特に子どもが幼稚園や習い事に行くような大きい年齢になってくると、子どものスケジュールや人間関係に左右されるためなかなかママの目的だけで動けないこともあるかもしれません。
保育園と幼稚園で違う?ママ友になるきっかけ
産後初めてできたママ友は、まだ子どもが赤ちゃんだった頃に広島市にある子育てサークルや子育て支援施設で知り合いました。この頃は、そばで赤ちゃんを遊ばせながら育児の相談をしたり、ママ同士の情報交換をしたり。まだ子どもが小さいうちは、ママ同士の相性で友だち作りをしていたような感じがします。しかし、子どもが集団生活をするような年齢になると、状況は一変。今までのような友だち作りとは違うということを実感させられたのです。特に、保育園と幼稚園でママ友との付き合い方の違いをはっきりと感じました。
子どもに左右されるママの人間関係
わが家の長女は1歳半から2歳後半位まで保育園に通っていた時期がありました。通い始めた頃は、保育園の先生と過ごすことの多かった長女も、2歳になる頃にはなんとなく関わることの多い友だちのような関係を作っていました。また、保育園の先生から園での様子を聞いているうちに仲のよいお友だちがどの子なのか察しがつくように。互いの親同士、お迎え時に顔を合わすことがあれば、少し話すようになりました。一方、長女が4歳から通いだした幼稚園ではママ同士の関係が一変。登園時や降園時、幼稚園での行事がある日など、ママ同士での交流の機会がとても多かったのです。
保育園でのママ友関係
わたしが感じた保育園でのママ友付き合いの特徴はこんな感じでした。
- 出勤前の登園時や夕方の遅い降園時、保護者は皆バタバタとしており交流があまりない
- 保育園行事や役員会の回数も少なく、頻繁に顔を合わすこともない
- 降園時間が大体いつも同じ時間で、子ども同士仲が良い場合ママ同士も会話するときがある
- 保育園や職場、自宅への行きや帰りのルートがどれか同じ場合、ママ同士仲良くなることがある
幼稚園でのママ友関係
一方、幼稚園でのママ友付き合いはこんな感じでした。
- 子どもを見送った後、バス停で一緒になるママ同士で話すことが多い
- 幼稚園行事が多いので顔を合わせる機会が多く、いろんなママと会話することも多い
- 子どもが幼稚園に行っている間に、ママ同士で集まったり、サークル活動に参加したりする人も多い
- 今まで全く疎遠だったママも、子ども同士が仲良くなると急に距離が縮まるときがある
普段話す内容も違う?
子どもの年齢の違いによって話す内容は変わるものの、保育園と幼稚園では普段ママ同士で話す内容も少し違っていたように感じました。わたしが普段話していた内容はそれぞれこんな感じでした。
保育園ママとの普段の会話
- 役員会や保育園行事などに関する情報交換
- 保育園の中でのトラブルについての悩みなど、子どもに関する相談
- 降園時間が近い、子ども同士が仲の良いお友だちのママと一緒に帰る約束をする
幼稚園ママとの普段の会話
- 近所にできた気になるお店や行ってみたい場所など、他愛のない世間話
- 子どもの幼稚園トラブルや育児の悩み相談
- 園外で遊ぶ約束
わたしが感じた保育園と幼稚園との1番の違いは会話をする時間の長さでした。親同士が普段自分だけの時間をどれだけ取れるか取れないかで、話す時間だけではなく、話す内容の深さも違っていたように感じたのです。特に幼稚園では保育園に比べてママ同士の付き合い密度が濃く、ママ友ネットワークがしっかり構築されていたように感じました。また、役員を積極的に努めているママや兄弟を両方通わせているママは、幼稚園内部の情報に詳しい人が多い傾向が。何か相談すればすぐに的確なアドバイスをもらえたり、共通項のあるママを紹介してくれたりと、その対応の早さにも驚くことが多かったのです。
子どものトラブルにも活躍?幼稚園ママのネットワーク
子どもが登園している間に起きたトラブルは基本、先生から聞かないと分からないことも多いのではないかと思います。しかし、園によっては先生から保護者へ話せる内容が決まっていることもあり、なかなか園での詳しい状況が分からないことも。長女が保育園に通っていた当時は、保育園の先生に全て相談していました。長女と同じクラスの状況が分かるようなママ友がいなかったことや、子どもがまだ園での様子を話せる歳ではなかったこともあったからです。一方、幼稚園に通うようになってからは、先生の話だけでは分からない詳しい状況を、幼稚園の同じクラスのママから聞くこともありました。また、徒歩通園しているママが、お迎えに行ったときの長女の様子を見て、教えてくれることもあったのです。園での様子が分かれば安心もできるのですが、反対に悩みが深くなってしまうこともありました。結局、トラブルは先生に全て相談し対応してもらうため、幼稚園ママに相談できることは、一長一短のような気がします。
子どものためにあるママ友関係
保育園、幼稚園それぞれのママ友関係には違いがあるものの、どちらも子どものためにママ自身が付き合いを取捨選択しているように感じました。子育てに忙しいママ同士だからこそ、馴れ合いではなく子どものために積極的に動けるのかもしれませんね。
担当ライター