2人目子育ての初めの難関!出産後の息子の嫉妬は想像以上

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下に兄弟が生まれると、上の子の生活環境はガラリと変わります。ストレスを感じてしまう子どもも多く、上の子にとってまさに大事件!うちの息子も妹ができるというのは大変複雑な出来事だったようです。出産後の息子の様子を中心に、うちの子育て体験談をご紹介します。

出産前からも予兆あり!ドキドキの出産後

息子が3歳になってすぐ、2人目の妊娠が判明しました。ママ大好きなうちの息子。愛情を独占状態で過ごしてきたからか、妊娠中から明らかにナーバスになっていました。

自宅と実家はどちらも広島市内。車で30分ほどの近距離ですが、産前産後は仕事が遅い旦那よりも実家の方が頼りになるということで、実家に近い産婦人科で出産することになりました。出産1ヶ月前から私と息子は実家に里帰り。入院中は生まれてはじめての息子だけで実家にお泊りとなります。出産に関連した絵本を読んだり、入院中の話をしたりして妹の誕生を待ちました。

まず初めの難関は入院中。いざ出産し入院初日の夜。お風呂はばあばと入り、無事就寝したようです。大丈夫だったと思いきや、夜中に目覚めた息子。「お風呂は母ちゃんと入りたかった」、「寝るのも母ちゃんとがいい」、「さみしい」と涙がポロポロ。ギャン泣きではなく静かに泣く様子に、ばあばも胸が痛んだようでした。息子のそんな様子を聞き、私も病院で号泣。夜中に泣いたのは初日だけだったものの、病院で初めて授乳姿を見て号泣、別れ際にも号泣。たった4日間、されど4日間。息子にとっては涙涙の試練の期間だったようです。

実家の中で引きこもり?産後すぐのピリピリ状態

入院生活もなんとか終了し、赤ちゃんと共に実家に帰りました。赤ちゃんを愛でるみんなが気に入らないのか、息子は帰った直後からなんとなく不機嫌。いつの間にか部屋を閉め切り、食事以外の時間は赤ちゃんと3人で籠城状態になっていました。いつもは大好きなじいじとばあばですが、このときばかりは拒否!じいじやばあばが公園や買い物に誘っても、「母ちゃんと一緒じゃないと行かない!」の一点張りです。1日の大半はテレビかブロック。もともと大好きなブロックですが、このときの没頭している様子は、モヤモヤしている気持ちを忘れるためなのではと思ってしまうほど。普段ならなんでもないようなことが引き金になり、グズグズしたり泣いたりする場面も多々ありました。このときの対策は、息子優先で甘えたい気持ちを受け入れること。「ギューしてほしい」、「泣きたい気持ちなの」と、自分の気持ちを言葉にしてくれるので、できるだけ対応してあげるようにしていました。しかし、まだ体力がなく、おっぱいを飲みながら寝て、起きたら泣く、を繰り返す娘に悪戦苦闘中の私。気持ちの余裕はゼロです。できる限り優先とは思いつつ、息子のモヤモヤは理解できるのですが、イライラしてしまう場面もたくさんありました。

息の詰まりそうな籠城生活の頼みの綱は旦那さん。毎日一緒にいないからか、父ちゃんにはツンツンすることはありません。週末や仕事の合間に立ち寄り、外に連れ出したり遊んだりして気分転換させてくれていました。じいじばあば拒否は、緩やかに態度が軟化してはいましたが、自宅に戻る頃でもどこかツンツンした様子は抜けませんでした。

里帰り終了、自宅に帰ってからの様子

産後1ヶ月。新生児期間終了と同時に自宅に戻りました。慣れた環境や懐かしいおもちゃなども手伝い、息子の様子もだんだん落ち着きを取り戻してくれたようです。そんな息子の様子に一安心。保育園にもまた通い始め、少しずつ今までの生活リズムに戻ることができました。

それでももちろん、グズグズしてしまう場面はいつもよりも多め。一番心に残った息子の爆発は、お兄ちゃんという言葉に対するもの。私が娘に話しかける際、「お兄ちゃんだよー」なんて言っていたのですが、急に大号泣!「なんでお兄ちゃんっていうの?前みたいに名前で呼んで欲しいー!!!」涙ボロボロです。いろんな人に言われる「お兄ちゃんになったんだねー。」なんて何気ない言葉が嫌だった様子。今までの不満が一気に爆発したようでした。お兄ちゃんという言葉もプレッシャーやストレスになっていたんだと分かり、それからはこれまで通り名前で呼ぶようにしています。

そして娘が5ヶ月になった現在は?

そして5ヶ月を迎えた娘との現在です。娘はお兄ちゃんの精神状態なんて意に介さずマイペース。噂で耳にしていた2人目は勝手に寝てくれる説はまだ体験できておらず、抱っこ大好きの甘えん坊さんのようです。

そして今では、家に赤ちゃんがいる状態に慣れてくれた息子。心配していたじいじとばあば拒否ですが、自宅に戻ったことで落ち着きを取り戻しました。以前のツンツンした様子とは打って変わって、じいじばあばに甘えています。

邪魔に思うこともあるようですが、基本的には妹大好き!いつもテンション高くコミュニケーションを図っています。娘が泣いていると「泣いてるよ!かわいそうだから早く抱っこしてあげて!」と言ってくれるようになりました。2人が並んで寝ている姿やかわいがっている様子を見ると、何とも言えない幸せな気持ちになります。まだまだ2人の子育てに悩むことも多いですが、2人で仲良く成長していってくれることを願うばかりです。

とにかく上の子優先!2人目育児を乗り切ろう

2人目以降の出産は、上の子にとっての大きな試練です。私のまだまだ短い子育て期間の難関点でもありました。現在進行形で大変ですが、私にとってありがたかったのは、息子が自分の気持ちを言葉で表現できる年齢だったこと。まだまだ嫉妬や不満もたくさんだとは思いますが、2人目出産はお兄ちゃんになった息子や新しい家族との出会いなど、嬉しいことがたくさんありました。この嬉しさを糧に、毎日ひたすらに続く広島での子育てを乗り越えようと思います。

担当ライター

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