妊娠中は居酒屋NG?お酒好き妊婦がお酒なしで楽しむ方法
妊娠したとたん、お腹の赤ちゃんのためにと始まる禁酒生活。ただ、それまでお酒を日常的に飲む習慣のあった人にとっては、ストレスを感じることもあるでしょう。ただ、今ではそのストレスを楽しく解消できる方法もいろいろとありますよね。
今回は、お酒好きだった私が、どのようにしてお酒のない日々を過ごしていたのかご紹介しましょう。
妊娠によって訪れた"お酒断ち"生活
私にとって妊娠が分かったのは、突然の出来事。心の準備も何もできていなかった私は、徐々に体の変化、そして生活の変化を実感することとなります。
”お酒を飲まなくなった”というのも、そのひとつ。
お酒には強い方で、飲みの席も好きだった私にとって、突然の”お酒断ち”生活は大きな変化でした。
妊娠すると、出産までの約10ヶ月間、出産してからの卒乳までの約1年~、つまり少なくとも2年はお酒を飲めなくなります。それまで、お酒を飲まない日があっても特にストレスを感じることはなかったのに、「2年も飲めないのか…」と分かったとたん、襲ってくる喪失感。しかも、私の妊娠が分かったのが、5月のこと。これから、お酒のおいしい季節がやってくるという時期の妊娠判明でした。暑い夏の日に、キンキンに冷えたビールが飲めたら、どんなにおいしいか、お酒好きの人ならこの気持ち分かりますよね…!
ここからは、日に日に強くなっていく「お酒が飲みたい!」という欲求をどう解消したのか、私が効果を感じた方法をご紹介しましょう。
まずはノンアルコールビール
妊娠初期のころ、「お酒が飲みたい…」と悶々としている私に主人が買ってきてくれたのは、ノンアルコールビール。今では、さまざまなメーカーから販売されていて、味もますます本物のビールに近づいてきていますよね。ただ、ノンアルコールビールには、「アルコールが完全にゼロのもの」以外に、「アルコールが1%未満のもの」もあります。つまり、ノンアルコールといいながらも、ほんのわずかのアルコールを含んでいるものがあるということ。お酒が好きな妊婦さんが「ノンアルコールだから大丈夫♪」と飲んでいると、知らず知らずのうちに体内にアルコールが蓄積されていたということにもなりかねません。ノンアルコールビールを選ぶときは、味ももちろん大事ですが、「完全にアルコール度数がゼロ%かどうか」も重要なポイントです。
私がよく飲んでいたのは、ノンアルコールビールの中でも人気の高いサントリーの「オールフリー」。味は、ビールそのものというよりも”ビール風”ですが、フルーティーな香りがおいしいです。コラーゲン入りや、ライム風味のものもあって楽しめました。たまに、ジンジャーエールを入れて、シャンディーガフ風にすることも。ビールだと思って飲むと「やっぱり違う!」となりやすいですが、アレンジを加えた方が不思議とビール感を感じられました。
もっと、ビール感を味わいたいときは、アサヒの「ドライゼロ」。これはかなり、”ビール”に近い味わいでした。ぜひ、お気に入りの銘柄をいろいろと試してみてくださいね!
ビールイベントで雰囲気だけでも…
妊娠中期には、ノンアルコールビールのおかげで”お酒断ち”生活にも何とか慣れてきていた私。
ちょうど広島の市民球場跡地で、ドイツビールのイベント「オクトーバーフェスト」が開催されるというので、いてもたってもいられず行ってきました。会場は、ビール一色。妊娠していなかったら、さぞ飲み歩いていたことでしょう。一緒に参加した友人からは、「絶対飲みたくなるから、行かない方がいいよ」と忠告されたのですが、意外と楽しめました。
お酒そのものというよりも、飲み会の雰囲気が好きという人にとっては、そのような場に出向く機会がなくなるのも寂しいことですよね。例え、お酒を飲めなかったとしても、お酒のある場に参加することは、私にとってはとても楽しいことでした。とはいえ、遅い時間まで長時間歩くことは、かなり体にも負担がかかるためおすすめできません。”サッと行って、サッと帰る”がお酒断ち妊婦流の楽しみ方ですね。
居酒屋も適度に楽しむ!
妊婦になると居酒屋になかなか行けなくなった…という声もよく聞きます。確かに、お腹の大きな妊婦さんが居酒屋にいる光景は、なかなか見たことがないですよね。
ただ、私は、たまに行っていました。とはいえ、いわゆる大衆居酒屋のような大勢の人でごった返すような居酒屋ではありません。私が行っていたのは、
- 家から近い(何かあってもすぐに帰れるように)
- 個室がある
- できれば人が多すぎず、落ち着いた雰囲気のところ
といった居酒屋です。妊婦さんが居酒屋に行く際に気になるのは、お酒よりもタバコではないでしょうか?
タバコの煙があちこちに漂うお店の場合は、「自分も煙を吸っている…」と気が気ではありません。そのため、分煙できるように個室があるような居酒屋がベスト。お店選びさえしっかりとすれば、妊婦も居酒屋を十分楽しめるはずです。私は里帰り出産のために、妊娠7ヶ月ごろから地元へ帰省していましたが、たびたび近所の居酒屋に行っていました。そのお店の店主とは、昔から家族ぐるみの顔なじみで安心感もあります。店主に「妊婦であること」を伝えられるような雰囲気のお店だと、より安心感もありますね。
卒乳後の「カンパイ!」を楽しみに頑張ろう!
妊娠は、もちろん嬉しいこと。しかし、お酒が飲みたいという欲求は、また別の話です。しっかりと”お酒断ち”をすれば、卒乳後の久しぶりのお酒がとてもおいしく感じられるはず。今だけだと思って、自分なりの楽しみ方を研究してみてくださいね!
担当ライター