子育ては細く長くが大事?私のワンオペ育児ダイアリー
わが家の主人は毎日、仕事で朝早く出て夜遅く帰って来ます。土日の休みも仕事になることが多く、ほぼ子育てはワンオペ状態の中、毎日の暮らしをなんとかやりくりして過ごしています。そんな私のエピソードをご紹介していきます。
私がワンオペ育児と感じるルーティンとは?
毎日の暮らしの中には、ワンオペではしんどいなと思う子育てあるあるがいくつかあります。ちょっとしたことでもいつも通りいかないこともあり毎日イライラするばかり。特に、私がしんどいと感じたワンオペエピソードは次の3つです。
お風呂はいつも戦場!
わが家には1歳と5歳の、4歳差姉妹がいます。普段仲が良いこともあるのですが、お風呂に入ればいつもけんかばかり。体を洗う順番やおもちゃの取り合いなどいつもけんかが絶えません。早く子どもたちを洗い終えて自分も洗いたいのですがなかなか進まずイライラしてしまいます。お風呂から出ても、走り回る2人を追いかけまわして拭かないといけないので、全て終わった後は毎回疲れ果ててしまうのです。
急かされるごはんの準備
台所でご飯の準備を始めると、必ず早くよこせと焦らしてくるのが下の子です。家族分食卓に準備をしてからご飯を食べたいのですが、待ってと言っても言うことを聞けるわけでもなく、床を転げまわったり、ひどく泣きわめいたり。暴れまわると危ないので、ついつい先にバナナをあげたり、ご飯を食べさせたりしてしまうことがほとんどです。また、ご飯中も下の子はまだまだ食べるのが下手なので、完全に付きっきり状態でわたしの食べる時間はありません。そのため、家族が食べ終わった頃に急いで、自分のご飯を口の中へかきこむ毎日です。
病院を受診するとき
わが家の姉妹は季節関係なしに中耳炎によくなるため、普段から通っている病院があります。病院を受診するたびにもう1人大人がいてくれたら助かるのにと思うことがこれまでも何回かありました。病院の診察までの待ち時間や薬を処方してもらうまでの待ち時間など、長いときは子どもをいっしょに待たせておくのも毎回負担に感じています。
1人目と2人目で感じ方が違う?ワンオペ育児の辛さ
2人姉妹を育てていると、1人目と2人目で全く性格や好みが違うためワンオペ育児がさらにしんどく感じることがあります。私が2人目を生んでから特にしんどいと感じたのはこの2つです。
食べ始めも終わりも家族バラバラ
毎日のご飯は、姉妹で食の好みが違うため、用意するおかずも変えなければいけません。調理時間や準備に時間がかかってしまい、待ちきれない下の子はいつも先に食べ始めてしまいます。また、食べるスピードも姉妹で違い、特に上の子は食べ終わるまでにかなり時間がかかってしまうため、食べ終わるのはいつも家族バラバラ。食べている最中も下の子に手がかかってしまうため、上の子まで手が回らずほったらかしになってしまいます。そんな我が家では、ご飯の準備を始めるといつも下の子が食べ物を欲しがるので、あえておやつの時間からご飯の支度を少しずつ始めておきます。ごはん時にすぐ出せるように準備しておけば、ご飯前に下の子が愚図る回数も減少。また、下の子が食べ終わった後は、上の子と少しの時間でもいっしょに食べられるようにして2人だけの時間をつくっています。
ちょっとした外出も苦痛
下の子がまだ1歳ということもあり、上の子の幼稚園のお迎えや、習い事の送り迎えなどちょっとした外出でも苦痛に感じることがあります。特に下の子がお昼寝中のときに出かけなければならないときや、体調の悪いときなどはなるべく出かけたくないのですがそうもいきません。そんなとき、預け先が近くにあったりちょっと代わりに見ておいてくれる人がいたらいいのにと感じることがあります。
ワンオペ育児で家族の絆が深まる?
上の子を出産したときから怒涛のように始まったワンオペ育児。休日は夫婦二人三脚でやってきました。しかし、子どもの年齢が変わるにつれ生活状況もかわり、対応できないことも増えてきたのです。特に家事について頭を悩ませることが多くなりました。1日の大半を寝て過ごしていた新生児期と比べると、動き回るようになってからの子どもは一時たりとも目が離せないことがほとんど。今まで通り家事を1人で完璧にこなすのは無理でした。また、上の子が1歳を過ぎた頃から始めた仕事でワンオペ育児の大変さをさらに実感するようになりました。その頃から、家事はわたし1人でできるかできないかで夫婦の分担を決め、できないことは潔く手放すことにしたのです。主に掃除やお風呂洗いなど時間のかかる家事は主人に任せ、手間のかからない洗濯や食器洗いなどをわたしの分担にしました。また、何か問題にぶつかるたびに、家族で話し合いその都度対策を話し合うようにしたことでこれまで以上に家族の絆が深まっていきました。また、下の子が生まれてから、さらに大変になったことも、上の子が協力してくれるようになり頼もしく感じることもあったのです。
ワンオペ育児で気付いた大切なこと
出産をしたときから、ワンオペ育児の大変さを嫌と言うほど痛感してきました。しかし、それは育児を1人でしていかなければいけないという強い考えがあったからです。そのせいで余計にワンオペ育児を辛いものにしていたような気がします。そこから、広島市内で子供を預かってくれるサービスに登録したり、病児保育を利用したり、いろいろな地域のサポートを受けるようにしました。また、子どもが大きくなるにつれ社会と関わることも多くなると、子どもにどんな大人になって欲しいかを考えるようになりました。我が家の子どもは2人とも女の子なので、いずれか出産して私と同じような状況になることもあると思います。そのときに、親としての私の経験をきちんと伝えること、また地域の人との関わりや、大変なときに助けを求める大切さをしっかり教えていかなければならないと感じました。
ワンオペ育児も悪くない?
ワンオペで行う子育ては決して楽なものではありません。体力的にも、精神的にも負担が大きく違います。しかし、できないことを受け入れるようになってからは、家族の助けや地域の人からの助けを素直に受け入れられるようになってきました。子どもにも、地域の人と積極的に関わることで、いろんな大人から育ててもらっている実感を持ってもらえたら嬉しいなと思っています。
担当ライター