妊娠を機に考えたこれからの働き方とは
妊娠すると自分を取り巻く環境がいろいろ変化するように思います。夜間の授乳や保育園の送り迎え…。働きながら子どもを育てるのも大変なこと。今後ずっと子どもの成長を身近で見続けたいと思った私が最終的に選んだ働き方を紹介します。
1人目の妊娠時は働く気満々!
子どもが元々好きではなかった私。妊娠はうれしかったですが、それほど子どもに対して愛しいという思いは芽生えず、妊婦生活もなんとなく過ごしていたように思います(今思えばなかなかすごいママだ…)。そのため産後もフルタイム勤務を続け、子どもは保育園に入れようと決めていました。
そして産後。だんだん授乳やオムツ替えなどをしている内に、「かわいい…!」と心の底から思うように。今までのどこか客観的な子どもへの見方が180度変わりました。
どの角度から子どもを見てもかわいすぎて、いつの間にかスマートフォンの写真フォルダは子どもの写真で埋め尽くされるように。他人から見れば「どれも同じじゃん」と思われるようなものも親にとっては違うもの。飽きずに1日に何枚も撮っていました。
子どもへの思いが変わったものの、職場には「育休後は仕事に復帰します」と伝えていたので、その言葉通り職場に復帰。保育園のお迎えや家事に追われる日々となりました。
実際にフルタイム勤務をしてみて
広島市内でのフルタイム勤務。肉体的に相当しんどかったです。
・朝の授乳
・バタバタしながら自分の支度、出勤
・日中の仕事
・就業後はすぐに保育園のお迎え
・帰宅後はすぐに晩ごはん作り
・子どもをお風呂に入れる
・寝かしつけ
・夜間の授乳
平日に夫がしてくれることと言えば朝の保育園送迎だけ。それ以外は全て自分でこなしていました。晩ごはんはスーパーの総菜で済ませればよかったのかもしれませんが、「手作りご飯が絶対にいい!」というこだわりが強かったので毎日料理。へとへとになりながら日々を過ごしていました。
ワークライフバランスって?
働く時間、そしてプライベートな時間。このバランスってとてもむずかしいような気がします。家計の足しにもなるし、自分の生活にメリハリが出ると思って職場復帰をしましたが、実際に働いてみて体力的に無理なことが分かりました。もちろん世の中には子どもを保育園に入れながらもフルタイム勤務しているママさんはたくさんいます。ただ私の場合は無理でした。理由はたくさんあります。
・子どもといっしょにいたい
・子どもの成長を身近で見ていたい
・部屋はいつもきれいな状態でないと嫌だった
・ご飯は手作りしたい
一番大きかったことはやはり「子どもといっしょにいたい!」ということ。保育園に行っているあいだ、子どもがどんなことをしているのか知らないということは私にとって辛いことでした。いくら保育園との連絡ノートがあると言っても、先生からの「こんなことをして遊んでいましたよ」の言葉が逆に寂しく感じたものです。
新たに選んだ仕事とは
子どもの成長を身近で見るなら専業主婦という道を選ぶことになります。ただ自分のお小遣いくらいは自分で稼ぎたい。そこで私は「在宅ワーク」という形をとることにしました。在宅ワークはメリットがたくさん。
・子どもの成長を身近で見ることができる
・通勤する時間を節約できる
・自分のスケジュールに合わせて毎日過ごすことができる
・子どもの都合を優先できる
子どもの体調は敏感なので、小さいうちは意外と病気が多いもの。フルタイム勤務のときはその度に仕事を休まなければならず、それが私のストレスになることもありました。在宅ワークは自分のペースで、自分の都合を優先しながら仕事ができるので本当に助かっています。
2人目を妊娠して思うこと
今は幼稚園にも通っていない2歳の息子ですが、今後はいろいろな生活の変化が待ち受けていますよね。幼稚園入園・小学校入学・中学校入学…。それに合わせてママの生活も変わります。例えば、
・幼稚園の送り迎え
・習い事の送り迎え
・部活動の送り迎え
・塾の送り迎え
など。送迎に関しては毎回必要でないものもあるかもしれませんが、どうしても必要になるシーンがあると思っています。そして学校から子どもが帰ってくるときに「お帰り」と言ってあげたいという思いもあります。
現在2人目を妊娠中の私。つわりもあったので、在宅ワークにしてよかったとひしひしと感じています。今後もこの働き方で子どもの成長を見届けて行くつもりです。家庭の事情や自分の都合だけでは決められないママの仕事事情。私は自分のやりたいように選ぶことができるので恵まれている方かもしれません。
今は子どもといっしょにいられて、少しでも仕事ができて幸せです。今後もワークバランスを大切にして生きて行きたいと思います。
ママって大変!でも楽しい!
妊娠してからいろいろな物の見方、考え方が変わりました。ママって育児に家事に大変だけれど、楽しいこともたくさんあります。夫・子ども・自分自身にとってベストな働き方、そして生き方が見つかるといいですね。
担当ライター