子育てしていると一度は考える?今後の資産設計
子育てをしているときにふと将来のお金のことを考えたことがある、というママさんは少なくないはず。私は将来の目標貯金額のために今やるべきことを具体的に考えることにしました。その経緯、実際の資金計画を紹介します。
このままで大丈夫?ふと気になった今後のこと
第一子を出産したあと、「今のやりくり方法で将来は大丈夫なのかな?」と不安になりました。子どもを持つまでは広島で共働き期間が4年ほどあったため毎月ぜいたくをたくさんしていた私たち。二人ともお酒好きとあって特に外食費や交際費は高額でした。もちろん妊娠してから私が飲めなくなったのでそれほどかからなくなったものの、普段から外食をするという生活習慣はなかなかやめられず…。産後しばらくして私が仕事を辞めたこともあって赤字になりはじめていたのです。「このままではまずい!」とさすがに焦った私。「老後お金に困らないためにも今から計画的に生活をしよう」と心に誓ったのでした。
まずはライフプランを作成
社会人2年目にファイナンシャルプランナーの資格をとっていたので、お金の感覚や資金計画の練り方には困りませんでした。
まずはライフプランの作成。家族の年齢を年表形式にし、それぞれの年にいくらほどお金がかかるのかを分かる範囲で洗い出しました。
例えば自動車の買い替えに〇年後〇〇万円使う、家族旅行に〇年後〇〇万円使う、などです。マイホームはすでに出産前から購入していたのでローンの返済年も記入。幼稚園入園や小学校入学など、意外と見通しがつくライフイベントはたくさんあります。ぜひ一度書きおこしてみてください。家族の展望が明らかになりますよ。
目標貯金額のために今やるべきこととは
ライフプランを作成するとやるべきこと、将来的にやりたいことが明白になってきます。我が家のやりたいことは以下の通りです。
・10年後に家族で海外旅行(目安100万円)
・子どもが小学生くらいになったら毎年家族で国内旅行(目安10万円)
・お誕生日や記念日にはお金にケチらない
そして日々の生活の中でゆずれないこと
・週に一度のランチ外食
・夫のビール、ウイスキーなどの酒代金(目安は月に1万円)
夫の酒代はなるべくかけたくないところではありますが、彼の唯一の趣味とあって致し方ないと判断。
子どもの進学先も大体の目安をつけています。
・小学校入学までは幼稚園に通う
・小学校から高校までは国公立
・大学は私立もアリ
・県外の大学に進学する場合は下宿費用を捻出
そして老後の目標も。
・1年に2回くらいは夫婦で国内旅行へ
・孫のためにいろいろなプレゼントを購入する
・子どもに500万円贈与する
・介護費用は自分たちで用意して子どもの援助は受けない
老後はまだまだ先のように思えてしまうかもしれませんが、若いうちから資金計画を立てるに越したことはありません。子育て資金もかなり必要。
以上のことをふまえてこれからどう生活費をやりくりしていくか考えました。
・貯金は夫の給与口座より自動引き落としし、先取り貯蓄を心がける
・私の給与には手をつけない
・ボーナスは5万円程度だけ使ってOK、あとは貯金
貯金する分は先に貯金用の別口座に移してしまうので、口座に残った分は気にせず使ってOK!余った分を貯金する後取り貯蓄という方法もありますが、私の性格上合わないのでやめました。
新しく始めたこととしては家計簿の記録です。最初は「つけるのがめんどうくさいから三日坊主になりそう…」と思っていましたが、1日に使った分の合計額を記入するだけというざっくり家計簿のおかげで続けることができました。レシートを見返すと無駄づかいの傾向を把握することもできます。
1円単位できっちりと家計簿をつけるとなるとハードルが高くなりがちですが、ざっくり家計簿でのゆるゆる資金管理はおすすめですよ!
決して無理はしない
そうはいっても上手くいかないことももちろんあります。
・ボーナスを思ったよりも使ってしまう
・急な出費が重なることがある(冠婚葬祭や税金。特に固定資産税は大きい!)
・ちょっと贅沢なランチをすると食費が一気に上がってしまう
一番困ったのは急な出費です。結婚式やお祝いのプレゼントなど、毎月のように大きなお金が動くことも。県外で行われる結婚式に参列となるとかなりかかりますよね。
そこで新たに資金計画を見直すことにしました。そして考え方もゆるいものに。
・外食費は食費ではなくレジャー費として換算。そのかわり休日は遠出をせず近場で過ごす
・使っていいボーナスの額はあくまで目安。使い過ぎても気にしない
・急な出費は特別費として一年分を確保しておく
ポイントは決して無理をしないということ。お金に執着しだすと夫婦関係がぎくしゃくすることってありませんか?「今月はピンチだから、お小づかい減らす!」とか、「なんで飲み会がそんなにあるの?私だって我慢しているのに」とか…(経験談)。
誰でも家族にお金がないなんて話をされるのは嫌ですよね。夫だって毎日遊んでいるわけではありません。家族のために頑張って働いてくれているのです。
そこで食費をなるべく減らす一方で、夫の小づかいは毎月余るほどあげるようにしています。これは私なりの夫への気づかい。そして夫をたてているというあらわれでもあります(彼はどう思っているか知りませんが…)。
なるべく楽しくお金を貯める!無理はしない!そんなスタンスでこれからも随時資金計画を見直していこうと思います。
資金計画は家族のためのもの
お金の管理は家族が幸せに暮らすためのもの。きちんと貯金をしながら、ときには楽しく使いながらお金と向き合っていけるといいですね。子育ても資金管理も頑張りましょう!
担当ライター