広島市内初!パパママの代わりに病気の子供を園までお迎え!「くじら病児保育室」知ってる?

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保育園や幼稚園から突然かかってくる、「お熱が出たので、お迎えをお願いします」の連絡。早く迎えに行きたいけれど、仕事ですぐには動けないこともありますよね。そんな働くママやパパを応援してくれる“お迎えサービスつきの病児保育”が、広島市内にあるのはご存知ですか?
今回は、その送迎サービスを実施している「くじら病児保育室」を親子モデルが体験取材!利用可能な範囲は?親じゃない人がお迎えに行っても大丈夫?など、ママたちが知りたいサービスのあれこれを、親子モデルの様子を通してリアルにお届けします!

病児お迎えサービス対応!病児保育「くじら病児保育室」

共働きママパパをサポートする、広島市西区「くじら病児保育室」

「くじら病児保育室」があるのは、広島市西区南観音。ユニークな外観が目印の「どんぐり小児科」に併設されています。
なお「病児保育室」とは、保育園や幼稚園、学校などを病気で休まなければいけない子供や病後の子供を、共働きの保護者に代わって預かってくれる施設のこと。通常の病児保育の利用は、生後6ヶ月から小学生までが対象です。

保護者の代わりにスタッフがお迎えに!くじら病児保育室の「病児お迎えサービス」

くじら病児保育室では、通常の病児保育に加え、保育園などで発病した子供のお迎え代行を行う「病児お迎えサービス」も実施。このお迎えサービスの導入は、なんと広島市内で初だそう!

例えば子供が保育園で急に熱を出した場合、園から保護者に連絡の依頼がきますよね。でも働くママパパからすれば、仕事の都合で急にはお迎えに行けない場合も…。そんなときに役立つのが、この「病児お迎えサービス」。病気の子供を預かってくれるだけでなく、保護者に代わって、くじら病児保育室のスタッフが園まで子供をお迎えに行ってくれるんです♪

病児お迎えサービスの対象は生後6ヶ月から就学前までで、保育園や認定こども園、幼稚園に通っているお子さんだそう。サービスの利用は、広島市内であればどこでもOK!西区民でなくても、事前に病児お迎えサービスの利用登録をしておけば、いざというときにお迎えに行ってもらえます。

気になる利用料金や利用時間、給食・おやつの提供は?

くじら病児保育室の利用料や、気になるサービス内容についても見ておきましょう!

◇くじら病児保育室・病児お迎えサービスの概要

利用料

1日利用:2,000円

半日(5時間まで):1,500円

その他料金

・給食&おやつ 500円(※アレルギーは非対応)

・タクシー代 片道分のみ負担(実費)

・おむつ代(必要な場合)1枚30円

・医療費自己負担分、薬代自己負担分

利用時間

〇病児保育の通常利用

平日:8時~18時、土曜日:8時~17時

〇病児お迎えサービスの利用

平日:9時~11時、13時~16時まで(ただし木曜日は午前のみ)

くじら病児保育室のお迎えサービスを、親子モデルが体験取材!

さてここからは、くじら病児保育室の病児お迎えサービスの流れを、親子モデルがシミュレーション体験!実際の流れや雰囲気を見てみましょう♪

まず、くじら病児保育室で対応してくれるのは、どんぐり小児科の院長でもある山本先生と看護師さん、それに保育士さん。保育士さんの中には、病児保育に特化したベテランの「病児保育専門士」もいるそう!

そして今回取材に協力してくれたのが、2歳になったばかりのまおちゃんとママです♪

1.スタッフがタクシーで園へお迎え

※タクシーの画像はイメージです

まずママやパパからの連絡を受けたら、くじら病児保育室の保育士または看護師が2人で園までお迎えに。お迎えがママじゃない!と泣く子もいるかもしれませんが、スタッフもそこはプロ☆しっかり対応してくれます。
ちなみに、お迎えにあえてタクシーを利用するのは、送迎中の万が一の事故を防ぐためだそう。

2.どんぐり小児科で診察

タクシーで病院に到着したら、まずは診察室へ。

病児お迎えサービスを利用する場合は、こちらで最初に診察を受けます。
スタッフに優しく抱っこしてもらう、まおちゃん♪

3.くじら病児保育室へ移動

その後、スタッフに連れられて、病院の裏手にあるくじら病児保育室へと移動。室内にはゆったり過ごせる広いお部屋のほか、隔離室が2部屋ありました。

おもちゃは、知育系のものやおままごとセット、プラレールに絵本などなど、いろんな種類が揃っています♪

もちろん布団に横になってゆっくり過ごすこともできますが、小さい子の場合、熱があっても元気なケースが多いですよね。そのようなときは、スタッフと一緒に遊んで過ごすそう。

まおちゃんも保育士の先生に遊んでもらい、とってもご機嫌!これならママも安心ですね。優しいスタッフとゆっくり遊べるから、病児保育室が楽しくて「また来たい!」というお子さんも多いとか♪

4.11時~ごはん、15時~おやつタイム

ニコニコでおやつを食べるまおちゃん♪病児お迎えサービスを急に利用することになっても、給食やおやつはお願いできるとのこと。
ちなみに、12時からはお昼寝の時間だそうです。

5.お迎えの時間

平日の預かりは18時までですが、診察料や病児保育利用料などの清算は先に病院で済ませるため、時間に余裕を持ってお迎えに行きましょう。できれば30分前には来院を☆
なお費用の清算は、クレジットカードやPayPayでもOKなんですって!急に現金を用意するのも大変だし、これはかなり便利♪

すっかり仲良くなったスタッフとハイタッチをして、最後は笑顔でバイバイ♪
くじら病児保育室は、親も子供も安心して利用できる場所であることがよく分かりました!

同じ働くママとして。くじら病児保育室が、お迎えサービスを始めた理由とは?

ここで、どんぐり小児科の医師で、くじら病児保育室を運営する山本恵(やまもと けい)先生にもお話を伺ってみました!
明るくて、とても親しみやすい雰囲気の山本先生♪実はご自身も、子育てをしながら医師として長年働いてきたとのこと。

山本先生「初めて、熱の子供を迎えに行くのに有給を申し出たとき、上司から『ごゆっくり』と言われたんです。それまで頑張ってきたキャリアが崩れるような思いがしたのを、今も覚えています。私のような思いをする母親が少しでもいなくなればと、今のサービスを始めました」

「同じ働くママたちを少しでもサポートできれば」との思いから、病児保育室をスタート。2019年には、病児お迎えサービスも開始したといいます。

「次の世代の女性には、男性と肩を並べて働いてもらいたいんです」

子育てがネックとなり、職業選択に悩む女性の姿も多く見てきたという山本先生。ママが後ろめたさを感じず働ける環境を整え、女性の才能が埋もれず活かされる社会を…。くじら病児保育室の病児お迎えサービスには、先生のそんな願いも込められているようです。
こうした信念のもと、サポートしてくれる病児保育室が身近にあると、働くママとして、そしてもちろんパパたちも、とても心強いですね♪

便利なくじら病児保育室のお迎えサービス♪まずは利用登録を!

最初にもご紹介したとおり、くじら病児保育室の病児お迎えサービスを利用するには、利用登録が必要。電話でお問合せ後、必要書類の提出と事前診察などがあります。

お問合せはこちら:082-296-8088

利用登録後は、機会があればくじら病児保育室を何度か利用しておくのがおすすめとのこと。子供がスタッフや保育室にある程度慣れておけば、いざお迎えサービスが必要になったときも、より安心ですもんね♪

くじら病児保育室が広島の働くママを応援!

保護者に代わって病児を園までお迎えに行き、子供も楽しめる環境で預かってくれるくじら病児保育室。こうした、いざというときに頼れる場所があると、日頃も安心して仕事に打ち込めるはず。子供の急な発熱などで預け先に困った経験がある人も、今後そういう場面が予想される人も、くじら病児保育室のお迎えサービスのこと、知っておくと便利ですよ♪

利用登録のお問合せはお電話で☆
082-296-8088

<くじら病児保育室>

住所

〒733-0035 広島市西区南観音2丁目7-14オオシマびる1F

電話番号

082-296-8088

時間

平日:8時~18時

土曜日:8時~17時

休室日

日曜日・祝日・お盆・年末年始

公式サイト

http://www15.plala.or.jp/donguricl/

<どんぐり小児科>

住所

〒733-0035 広島市西区南観音2丁目7-21平野ビル1F

電話番号

082-297-5656

診療時間

平日:9時~12時、15時~18時(木・土は午後休診)

※月・火・水・金の13時30分~15時は予防接種・乳児検診のみ(要予約)

休診日

日曜日他

公式サイト

http://www15.plala.or.jp/donguricl/

担当ライター

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