【妊娠・出産体験談】1人目、2人目、3人目…出産を重ねるごとに変化したお産の痛みや心境

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広島で3人の子どもを育てている私。1人、2人、3人…と妊娠・出産を重ねていく度に、出産時痛みを感じる場所や痛みの感じ方、出産時の心境に変化がありました。今回は、そんな私の出産体験を紹介していきます。

「私なら大丈夫!」余裕たっぷりで迎えた、初めての出産

1人目の妊娠時、私はまだ20代。なんとなく陣痛が痛いということは分かっていましたが、まだ周りに出産を体験した友だちはいなかったので、リアルな出産体験を聞いたことがありませんでした。「産むの怖いなぁ」とぼんやりと思いながら、「まぁなんとかなる」と楽観的な気持ちもありました。
妊娠後期になって参加したマタニティ教室で「出産した人の中には、『痛みを全く感じなかった!』なんて人もいましたよ」という話を聞いた私。そのときなぜだか「私も痛みを感じることなく出産できるかも!」という根拠のない自信がムクムクと湧き上がってきたんです(笑)。
もちろんそれは大きな勘違いでしたが…。

変に自信を付けた私は、ワクワクしながら臨月を過ごしました。そしてついに、出産の日を迎えたのです。
その日は夜一人で家にいた私。22時ごろダイニングに座っているときに破水しました。「いよいよきたぞー♪」とテンション高めに産院に電話すると「すぐ来てください」との返事。意気込みながら一人でタクシーに乗り、産院へ向かいました。
産院についてからも、私は余裕。このときはまだ陣痛が来ておらず、まったく痛くなかったんです。陣痛室で楽しみにしていたお笑い番組を見ながら過ごしていました。

…が、しかし!24時ごろ「ん?なんか痛い?生理痛みたい?」…ついに陣痛がやってきたんです。そこから時間が経つごとにどんどんお腹の痛みが増してきて、生理痛+お腹を下したとき×500くらいの痛みになっていきました。このころ主人や両親も産院に来てくれたのですが、もう会話する余裕もないくらいに。
「なにこれ、めちゃくちゃ痛いじゃん!」「こんなんがあとどのくらい続くの!?」と思いながら陣痛に耐えていましたが、次第に
「…もう出産やめていいです。なかったことにしてくれ!」なんて母親らしからぬことを思うようにもなりました。そのくらい陣痛の痛みは恐怖でした。

それでもなんとか陣痛に耐え、早朝4時ごろ無事出産。生まれてすぐの率直な感想は、感動よりも「あ~、やっと痛いの終わった…」(笑)。生まれたら言おうと考えていた「よくがんばったね、ありがとう!」を、もはや棒読み状態で生まれたての娘に伝えました。
完全に出産をなめていた私。初めての出産を経験してからは「世の中のお母さんってすごすぎる!!」と世界中のお母さんたちをほめて回りたいくらいの衝動にかられました。

「あぁ、またあの痛みがやってくる…」2人目の出産に及び腰に

1人目の出産で陣痛の痛みを知った私。2人目は「無痛で産もう!」と考えていました。無痛分娩ができる産院に通い、「次は痛みのない出産ができる!」とワクワクしていましたが…。なんと妊娠後期のときにその産院が閉院!もはや普通分娩しか選択できない状態でした。
「あぁ、またあの痛みがやってくる…」と完全におびえていた私。必死にお産のイメトレをしたり、安産体操をしたりしました。

そして迎えた出産の日。最初は普通の腹痛程度の痛みで「お腹下したかも」と、トイレにこもっていました。しかし、気付けば痛みが5分間隔に。そのころにはかなりの痛みになってきて、やっと陣痛だと気付きました。

そのまま産院に行き分娩室に直行。
1人目はお腹メインの痛みでしたが、このときは、最初はお腹だけ、その後だんだん腰の痛みにシフトチェンジ、という感じでした。腰が砕けそうな痛みに耐えながら「あ~、やっぱり痛い!痛すぎる!懲りずにまた妊娠してしもうた~」なんて思っていました(笑)。
でも、「これを乗り越えたらまたかわいい赤ちゃんに出会える!」という思いで陣痛に耐え、無事出産。
2人目のときも「あ~、やっと痛いの終わった!」が率直な感想でしたが、「また赤ちゃんがわが家にやってきてくれた♡」という感動もありました。

出産直後に「もう1回産んでもいいかも!」3人目にしてお産の楽しさを実感

その後3人目を妊娠。「2回目でもやっぱり陣痛は痛かった…」と、陣痛におびえまくる私。
臨月が近づいてくると毎日のように「出産 陣痛 3人目」「出産 痛み きょうだい 違い」などと検索して、「3人目の妊娠中が楽だった」という体験談を必死に探しました。ママ友の中にも「3人目はやっぱ楽よ~」という人と、「3人目がいちばん大変だったんよ…」という人がいて、「自分はどっちパターン?」とドキドキ。
とにかく出産の日が来るのが恐ろしすぎて「早く産みたい、でもやっぱ産みたくない…」なんて訳の分からないことになっていました(笑)。

そして、いざ出産へ。
3人目の出産は破水から始まりました。深夜だったこともあり、主人に上の子たちを託して一人で産院へ。
「お腹が張るだけで痛くないし、産まれるのはまだ先だろう」と勝手に思っていましたが、すぐに陣痛がついてきました。3人目のときはお腹の痛みが全くなく、腰の痛みのみ。中からグワーッと押されるような痛みで、セルフで腰をグイグイ押さえながら陣痛を乗り越えました。
今までの出産は主に「痛い、ツライ」ばかりで、その他の感覚はあまりありませんでしたが、3人目にして初めて赤ちゃんが下りてくる感じを実感。陣痛はやっぱり痛いけど、どこか冷静で客観的に自分の状況を見ていたように思います。

そして破水から1時間ちょっとで赤ちゃんが誕生。「あぁかわいい♡あなたがお腹にいたのね」という感動とともに「あ~楽しかった♡」という感情も沸き上がってきたんです。
出産後すぐに「4人目 妊娠」と検索するほど「また出産を経験したい!」という気持ちでいっぱいだった私。幸福感に満たされていたように思います。

それぞれの出産ごとに痛みの感じ方や心境は変化する

今回は、私の出産体験を紹介しました。1人目、2人目、3人目と出産を重ねるごとに、妊娠時の心構えから陣痛の痛み、出産後の心境まで全てに変化がありました。でも、どの出産も私にとっては宝物♡もし4人目を妊娠したら、次はどんな出産になるのか楽しみです♪

担当ライター

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