ゆっくりしたいママも!走り回りたい子どもも大満足!広島県北で体験したお気楽子連れ初旅行記

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知らない土地に出向くことが大好きだった、私と主人。出産してからは、なかなか旅に出ることができずにいました。息子を連れて初めて旅行した先は、広島の県北エリア。安芸高田市にある神楽門前湯治村に宿泊し、土師ダムと備北丘陵公園でお外遊びを満喫してきました。想像していた子連れ旅よりずっとラクな気持ちで楽しむことができ、息子の笑顔もたくさん見ることができた“ハツタビ”。広島のママたちにぜひおすすめしたい、子連れ初旅行プランの体験談をご紹介します。

移動時間はお昼寝タイムに合わせて!

わが家が県北1泊2日の旅に出たのは、息子が1歳7ヶ月の頃。生後半年から夜泣きがひどかったため、当時はまだ実家・義実家への帰省以外で外泊したことがありませんでした。この頃は夜泣きも少し落ち着いていたものの、まだまだ遠方への旅行は不安だったのを覚えています。そんな私を見かねて、主人が“市内から車で1時間ほどの場所”への旅を企画してくれたのでした。

当日は移動とお昼寝の時間が重なるよう、ゆっくり出発。狙い通り、到着の間際までスヤスヤと寝てくれました。

県北子連れ初旅行1日目-神楽門前湯治村-

車中しっかりお昼寝をしたこともあり、神楽門前湯治村に着いてからの息子はご機嫌。入り口すぐのところにがあり、そこで泳いでいる鯉を見て喜んでいました。

ちなみに、村全体はこんな雰囲気です。名前の通り、まさに“村”。飲食店やお土産店、温泉施設などが立ち並んでいるのですが、レトロな雰囲気に不思議と居心地のよさを感じます。

出典元:神楽門前湯治村公式HP

宿泊したお部屋は、古民家のような趣のある和室です。おばあちゃんの家に来たようで、ほっこり。小さな子どもを連れていると、高さのあるベッドは不安なこともありますよね。そういう点でも、和室に布団を敷くタイプの部屋は子連れにピッタリでした。

神楽門前湯治村の宿泊プランには、部屋食スタイル食事処利用スタイルがあります。子連れなので部屋食も魅力的でしたが、それだと気がラクな部屋にこもりっきりになりそうだったので、このときはあえて食事処の利用を選んで予約していました。

出典元:神楽門前湯治村公式HP

夕食の場所は、村内にある「お食事処ふくすけ」さん。こちらはメニューのごく一部ですが、温泉宿の食事なのにリーズナブルで驚きました。
私は息子が大好きな豆腐がたくさん食べられそうだったので、「自家製豆腐づくし」を注文。

外食ということもあり、豆腐はもちろん、いつもは食べない野菜も嬉しそうに食べていました。ただ、子ども用のエプロンなどは持参した方がよさそうです。

出典元:神楽門前湯治村公式HP

「お婆ちゃんのちらし寿司御膳」や「山女魚雑炊」、「湯治蕎麦」もかなり気になる…♡ここでしか食べられないようなものばかりで、また来たくなってしまいますね。

出典元:神楽門前湯治村公式HP

さて、神楽門前湯治村というぐらいなので、食後は楽しみにしていた温泉へ。息子はオムツがはずれていないので入れないかな?と思いましたが、禁止はしていないようです。我々の意向でマナー的に湯船には入れませんでしたが、洗い場までは一緒に入りました。

出典元:神楽門前湯治村公式HP

一度温泉を出て主人に息子を任せてから、私はひとり露天風呂へ。いつも頭にある育児の葛藤やモヤモヤを忘れ、何も考えずゆっくり入浴タイムを楽しみました。

お風呂上がりの楽しみは、またもやこちらでしか見ることのできない「縄文アイス」。お土産屋で発見して、来たときから気になっていたんです♡
濃厚で、とっても美味でした!

神楽門前湯治村のもうひとつの魅力は、なんといっても神楽の鑑賞ができることです。村のはずれにある「神楽ドーム」や「かむくら座」で、月の半分ぐらいは神楽団が公演しています。

同日に見られるのは、昼の公演・夜の公演のどちらか一方のみです。神楽公演がない日もあるので、絶対見たい!という方は事前にスケジュールをチェックしてくださいね。

わが家が訪問した日の神楽は、夜の20時から公演スタート。いつもは20時までには就寝している息子ですが、旅行のときだけは特別に夜更かしOKにしました。
神楽が始まるまで、夜の村をブラブラ。提灯の明かりが、また昼間とは違った雰囲気を醸し出していますね。

さて、神楽を堪能して珍しく息子もぐっすりと眠った翌日。再び「お食事処ふくすけ」さんで朝食をいただきました。
ミニ七輪でお魚を炙りながらの和食メニューに、朝から満腹。

その後、村の一角にパン屋さんを発見してしまい、お腹がいっぱいにもかかわらず思わず購入してしまいました。コーヒーとともに、朝食2回目。つい食べ過ぎてしまうのも、旅行の醍醐味ですよね。
ここでもうひとつ、注目ポイント。後ろに写っている看板が見えますでしょうか。実は神楽門前湯治村では、たくさんのガチャガチャも楽しめます。「七福神御用達のガチャガチャ屋」って、なんだか御利益ありそうです。

県北子連れ初旅行2日目-土師ダム-

お腹が張り裂けそうになったところで、近くの土師ダムへ。時期にもよりますが、ママ友から「割と早い時間に駐車場がいっぱいになることがある」と聞いていたので、早めに行動開始しました。
駐車場から見えるのは、こんな景色です。春には桜が満開になります。若者たちがBMXの練習をしていました。

駐車場から降りたところにある広場はかなり面積があるので、ランニングバイクをしたりフリスビーをしたり、みんな思い思いに過ごしていました。

大型遊具もあります。幼稚園ぐらいの子どもたちも、小学生ぐらいのお兄ちゃんお姉ちゃんも楽しめそうです。
息子は長いローラー滑り台を少し怖がっていましたが、一緒に滑るととても楽しそうにしていましたよ。

土師ダムにはいくつか出店が並んでおり、イスとテーブルも設置してありました。しかしこの日は大人向けの食べ物が多く、残念ながら息子が食べられそうなものはほとんどありません…。
神楽門前湯治村でもう少し多めにパンを買って、持ってきておけばよかったと少し後悔。仕方なく、残りのパンとジュースで簡単に休憩タイムにしました。小さなお子さん向けの食事は、持参した方が安心かもしれません。

土師ダムでは、自転車で気持ちよさそうに走っている人をたくさん見かけました。あれはレンタサイクルだ!と思い、我々も挑戦してみることに。しかし、レンタルできる場所がなかなか見つかりません。
勇気を出して、自転車に乗っている人に聞いてみました。「ちょっと遠いですよ」と言いながら教えてくれた受付場所は、なんと写真の奥のほうに写っている橋のあたり!
さすがに息子をそこまで歩かせる自信がなかったので、一度車で出てレンタサイクル付近の駐車場に停めなおすことにしました。

しかし一度駐車場を出たら最後。レンタサイクル付近の駐車場には入り待ちの車がズラリと並んでおり、入れるのはいつ!?の状態になっているではありませんか!
仕方なく土師ダムのレンタサイクルを諦め、急遽、庄原市にある備北丘陵公園まで足をのばしてみることにしました。

県北子連れ初旅行2日目-備北丘陵公園-

備北丘陵公園では、無事にレンタサイクルを発見。子ども乗せ自転車ヘルメットの貸出しもありました。

初めて自転車に乗った息子ですが、かなりご満悦でした。ただ、このレンタサイクルは電動ではありません。園内はところどころ坂道もあるので、電動自転車に慣れている方はちょっとしんどいかも!?

とはいえ園内は広いので、レンタサイクルは徒歩での移動よりかなりラクでした。自転車で大型遊具がある場所へ。途中の売店でシャボン玉を買い、遊具がある広場で楽しみました。備北丘陵公園にも、土師ダムと同じようにローラー滑り台がありましたよ。

備北丘陵公園には食堂のようなところもあったので、早めにこちらに移動してお昼はここで食べてもよかったかもしれませんね。

公園遊びを満喫しつくしたところで、そろそろ帰路へ。もう少しで駐車場!というところで、息子が室内遊びのスポットを発見しました。そこからまた30分、まだまだ帰りたくない息子と思い切り遊んだのでした。

子どもが泣いても広い心でいられる場所ばかり

ようやく息子も納得してくれて、車で自宅へ。大人はヘトヘトでしたが、私が1日中笑っていられたのは久しぶりだった気がします。のびのびできる場所ばかりだったので、息子が少しぐらいグズっても、いつもほど周りの目も気になりませんでした。普段イライラしてばかりの自分を反省…息子も大好きなパパタイムを満喫し、終始大興奮でした。家族の絆がより一層深まった2日間だったように思います。今年の秋も、3歳になる息子を連れてまた行きたいスポット♡このときとはまだ違った表情が見られそうです。

神楽門前湯治村

住所

〒731-0612 広島県安芸高田市美土里町本郷4627

TEL

(0826)54-0888

アクセス

中国道 高田ICから車で約7分、広島バスセンターから高速バスで約60分

 

担当ライター

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