悩みのタネは積極的に子育てに参加してくれない夫だった…。何故だ?!これはまずいぞ!
皆さんの旦那さんは積極的に子育てに参加してくれていますか?!新婚時代とは違って、妊娠が発覚して、徐々に変化していく夫婦関係。母になる喜びや不安、妊婦特有の悩みなど、いろいろな気持ちが入り混じっている中、夫はというと未だに、なかなか実感がわいていない様子。でも、赤ちゃんが産まれたら自然と子育てに参加してくれるものだろうと思っていました。が、そうではなかった!!このままでよいのだろうか…。いや、まずい、私忙しすぎて辛すぎる…。そんな私の実体験と、その後のエピソードも含めてご紹介します。
妊娠発覚!夫は喜んでくれたが…。
入籍後、新居の片づけも終え、生活もだいぶ落ち着いてきた頃、そろそろ子どもが欲しいなぁ、なんて思っていましたが、焦っても仕方がないから気長に待ってみようかなと思っていた矢先、妊娠が判明!!仕事に出かけている夫に、急いでメールで報告したような記憶があります。帰ってくるなり、いつもとは違う様子の夫。んっ?!なんだかソワソワしている?!かといって特に、気の利いた言葉をかけてくれる訳でもない。
「メール見た?」と、尋ねると、見たとは言っている。う~ん、これは夫としては明らかにリアクションミスですね。でも、当時の私はまだ優しかったのです。きっと、照れているのだろうと。実際、そうだったとのちに知るのですが、重大な報告をしているのに、リアクションの薄さに本当にこの人パパになれるのか?!大丈夫?!と、夫の頼りなさを感じました。
いざ、赤ちゃんと3人の生活が始まると…。
長男が誕生し、産婦人科から退院した私は、実母を頼って3週間ほど実家へ。夫はというと、仕事が早く終わればやってきて、赤ちゃんの顔を見て帰る、週末にはやってくる、といった感じでした。そして3週間がすぎ、いざ自宅へ帰ると…。一人暮らしの男性しか住んでいないのでは?と、目を疑うほどの汚さ。あれ?赤ちゃん連れて帰る日はあらかじめ言っていたよね?!どれだけのんびりしていたのか!!と、かなりイラっとしたのを覚えています。焦った夫は急いで片づけをはじめましたが、私はというと、唯一きれいな座布団を引っ張り出し、その上に長男を寝かせてまず窓を開けて換気しました。
前途多難な予感しかしない帰宅初日でした。翌朝夫はいつものように仕事へ出かけていきましたが、産まれたばかりのわが子がいるためか、頑張ればこんなに早く帰ってこられるのね、という時間に帰宅。まずは、長男の顔をのぞき込んで、ただいま、と小さくあいさつ。私にはない(笑)
でも…。そこから、夕食の準備ができるまで一応長男のそばにはいてくれました。長男を愛おしそうに眺めてみたり、抱いてぎこちなくあやしてみたりしている夫。まあ、仕事で疲れて帰ってきているし、可愛いと思ってくれているわけだから、これでいいかと思っていました。しかし!!友だちママから聞いていた「夫が子育てに積極的に参加してくれて助かった」、「掃除や料理などの家事を手伝ってくれて助かった」…うちの場合はそんなことはまったくないのです。徐々に私の中で夫への不満がつのり、やがてそれが最大の悩みの種となっていきました。
育児に参加してこようとしない夫!私が考えた作戦の数々
慣れない育児、溜まっていく家事。予防接種や検診、親戚や友人がくるから掃除しなきゃ、などなど。その他もろもろ、やらなければならないことが山積みでした。しかし、これは私の仕事なのだ!夫は外で仕事を頑張っているのだから、私も頑張ろうと思っていました。が、それも限界が…。夫が帰宅してから私の口から出る愚痴に、軽く付き合ってくれはするものの「うんうん」とうなずく程度。そんな夫に段々と腹がたってきました。
しかし、夫の性格をよく理解している私としては、単に怒りをぶつけてみても、きっと不機嫌になるか、落ち込むだけだ、と声をあげることに待ったをかけました。
本当は、空気を読んで子育てや家事を手伝って欲しいのです!!子育てにも遠慮なく参加してほしい!そんなことを切に願う私が思いついた作戦はこんなものでした。
その1 ちょっと、今から○○をするから抱っこしていて欲しいのだけどいい?と分かりやすく具体的に提案してみる。
その2 提案1が受け入れられると、すごく助かったと感謝の言葉を必ず口にする(思っていなくても)
その3 長男は私と2人きりで家にいるより、夫がいる方が機嫌がよいと嘘をつく
その4 あなたは私よりも○○が上手だから、○○をお願いしたい。と、夫のできそうなことをやってもらう。
その5 掃除がしたいから、子どもと散歩か公園にでも行ってきて欲しいと、無理やり親子2人きりにする。
いずれも、さりげなく。怒りながら言うのはNGです。急がないで!少しずつ家族になってゆく
長男の子育てをしていくうちに、うちの夫はなぜ子育てに参加してこないのかが分かったような気がします。答えは、自分一人で抱えこまないで、もっと夫に頼っても良かったのではないかということです。私自身が、仕事の忙しい夫に気を遣わずに、困っていることや意見を正直に伝えていれば、もう少し気持ちに余裕が持てたのかなと、振り返ってみてものすごく思います。そして、もう一つは、焦らないことです。毎日毎日、子育てを繰り返していくうちに、少しずつ家族になっていくのかなと思います。急に完璧なパパやママにはなれません。お互いがお互いのことを考えつつ、でも困ったら助けを求めることも大切です。そうでないと、パートナーの考えや悩みに気が付いてあげられないのかもしれません。
今はもう一人家族も増え、夫は自然と手を貸してくれるようになりました。ちなみに写真は、広島にある動物園での一枚です。お父さんに抱きかかえてもらって、ゴリラの腕に腰をかけているわが子は、夫に肩車をしてもらい、終始甘えっぱなしでした。
何をしていいのかわからない夫
ぎこちなく始まった夫との初めての子育て。控えめな夫への態度にストレスを感じてしまい、一人で悩みながら過ごしていた時期もありました。正直、今でもイラっとすることはあります。時々イヤミも言います。でも、今はいろいろと夫を頼れるようになりました。頼んでもいないのに、自ら洗濯物をたたんでくれたり、お天気の良い休日には、7歳になった長男を連れて釣りに出かけてくれたりもします。本当に助かっていて、あの頃とは、別人のようです。夫いわく、当時は何をしていいのかよくわからなかったそうです。自分が手伝うことで、余計なことをしてしまうのかな、奥さんがやる方が効率的だし。自分は出る幕ではないかなと思っていたそうです。だた、ちょっとでいいから「手伝おうか」「これやっとくよ」の一言がほしかったな、と今更ですが思ってしまいます。
担当ライター